第11回UNI-Apro女性委員会が、2009年12月7日、クアラルンプールで開催された。本年7月にジャカルタで予定されていたが、ジャカルタのホテル爆破事件により延期されていたものだ。 マレーシアUNI加盟協のシャフィーBPママル議長は、ホスト国として参加者を歓迎し、「労働組合の女性は、時に強硬なところも見せなければならない。やさしすぎると支持者は増えるが、リーダーとして認められないこともあるからだ」と女性を励ました。 アンジャリ・ベデカーUNI-Apro女性委員会議長も、ジャカルタの不幸な事件はあったが、再会できたことを喜び、特に遠路はるばるUNI本部から駆けつけたベロニカ局長を歓迎した。 新たな委員として、日本JSDの石黒委員、ネパールのディーパ委員が正委員として、台湾CTWUのルー委員とティン委員が予備委員として確認された。ま た、UNI-Apro事務局でも変更があり、小川陽子が女性委員会部長、アリス・チャンが商業部会部長、マグダレーン・コンが青年部長に就任した。退任し た委員とアリスの、これまで女性委員会の活動に対する多大な貢献に感謝の言葉が送られた。 ベロニカは、新しいUNIのホームページと、今年行われた活動や主なキャンペーンを紹介した。 例えば、国際女性デー、国際ディーセントワークの日、ジェンダー暴力に反対する16日間の行動などである。「悪の連鎖を断ち切れ!」という新しいビデオ も公開された。「人生の決断」は、ITUCや他のパートナー組織との協力による、新しいプロジェクトである。アジア太平洋地域では、インドとインドネシア がターゲットとして選ばれ、アンジャリ議長とシティ委員が各国における一連の活動について報告した。 各委員は、UNI-Apro女性委員会行動計画に沿って、それぞれの活動を報告した。新しい報告様式が提案され、それによって組合内でもまた委員の間でも毎年の進捗状況が比較できるようになるだろう。 小川部長は、 先だって行われた世界執行委員会で、女性代表に関する決議が採択され、来年の長崎世界大会で承認を求め提出されると報告した。決議では、各部会委員会、地 域執行委員会における女性代表のみならず、各大会への代議員派遣についても、40%という明確な目標が与えられている。今こそ、各委員会や組合の中で、こ の目標達成に向けて大きな声をあげなければならない! 宇田委員は日本加盟組織を代表し、長崎大会の準備状況について報告し、できるだけ多くの女性を特にアジア太平洋地域から迎えたいと期待を述べた。小川部長もUNI世界女性大会のプログラム案について最新状況を説明した。 委員会参加者は、ディーセントワークとジェンダー平等を勝ち取り、長崎で良い成果を共有できるよう、引き続き発言力を高めるために努力していくことを誓った。 その他の写真は、下記で閲覧可能。 |