ジェニングス@ダボス、メディアも注目

フィリップ・ジェニングスUNI書記長は、今年も世界経済フォーラム年次会議(ダボス会議2014)に出席し、労働者の声を代弁した。

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ジェニングス書記長の発言は、ニューヨークタイムズ、BBC、CNBC、ガーディアン他、多くのメディアに取り上げられた。

「賃金格差を埋める唯一の方法は、労働者が再び声を上げることだ。1950~60年代、私の父は同僚らとストをし、賃上げ、労働条件改善を勝ち取った。過去の闘争にならい、もう一度団体交渉を見直す必要がある。」

「ビジネスは利益に駆られるばかりではいけない。従業員の健康や福祉の方が大切だ。」

「多くの労働者は、経済回復の恩恵を受けていない。」

労働組合代表が初めて出席したのは1995年。「ドイツや英国の組合代表らと、隅で身を寄せ合っていた。資本家の喧騒の中、組合代表はかなり浮いていた」と当時を振り返る。以来、毎年10人以上の組合代表が出席し、労働組合の存在を示し続けてきた。今では「ダボスの出会い」の達人になった。

「最近は毎回、ダボスでウォルマートの役員を追いかけているが、いつも逃げられてしまう。」

「ダボスでは我々もメンバーだ。せめて年1度くらい、我々の意見を聴くべきだ」と、ウォルマートに対し訴えた。

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ジェニングス書記長の発言が掲載されているメディア

The New York Times

ニューヨークタイムズ(日本語全訳)

BBC

CNBC

the guardian

 


JP労組後援 PEUP/KKKP共同セミナー フィルポスト合理化計画の評価

JP労組後援「PEUP/KKKP共同セミナー フィルポスト合理化計画の評価‐実施以降一年セミナー」が、JP労組によるUNI Apro郵便・ロジスティクス部会支援の一環として、1月24〜25日にマニラの郊外アンチポロで開催された。両組合から25人が集まり、合理化計画実施以降の状況を討論し、今後の戦略を練り、組合の課題を明確にした。

 

開会にあたり、伊藤UNI Apro郵便・ロジスティクス部会担当部長は、この間のフィルポスト合理化計画に対して、「現在、世界の郵便事業は岐路を迎えている。つまり事業の一時的な落ち込みに対応して人減らしを敢行するか、人を減らさずにじっと耐えながら、新しいサービスを提供するかである。フィリピンはその中間の方法、未来に賭けるため人減らしを行った」と特徴付けた。フィルポストは、1万2000人いた職員を7900人まで減らし、小包を中心とした事業体に生まれ変わろうとしている。ダドPEUP委員長は、今回のテーマである合理化計画に触れ、「両組合とも組織を減らし、今後労使協議会で労働者の立場を代表するには2つある組合が組織を統合するしかない。日本の経験に学ぶべきである」と述べた。さらに「現在組合費のチェックオフが中止された状況にある。私たちはもう一度組織を見つめ、立て直す必要がある」と窮状を訴えた。

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セミナーでは、JP労組から参加した和田会津若松分会書記長が「日本郵政グループの現状」と「JP労組の現状」という2つのプレゼンを行った。これに対して、「3事業とも民営化以降物量など実績が落ちているが、その原因は何か」「新しい時代にふさわしい新しいサービス、新しい商品を提供しなければならないことは分かるが、具体的には何か」「日本郵政では、正規職員と非正規職員が半々だと言うが、非正規職員とはどのような人々か」「組合費はどのくらいか」などの質問が出て、お互いの状況を比較しながら解明した。

 

その後、グループに分かれ、合理化計画実施後一年の問題点を話し合い、その結果を発表した。PEUPは「合理化計画の結果、現在フィルポストには労使関係が存在しない。と言うのも、今やほとんどの職員が契約社員になり、協約の適用範囲に含まれないからである。当局は、人がいないところを契約社員の力で乗り切ろうとしている。問題は契約社員には雇用保証がないことだ。当局は、施策は収入アップにつながったと言うが、実際には収入アップは人減らしによるものであり、真の意味での収入アップではない」と発表した。KKKPは「多くの職員サービスがなくなった、例えば以前はあった病院も今ではない。これを取り戻すべきだ。またポジションと能力の間に不均衡があり、能力のない職員が新しいポジションを与えられている例がある。給与標準化法通り実施してもらいたい。さらにユニフォーム手当、オートバイ手当など、問題は多い」と発表した。これらを受けて、フィルポストの経営側は「予算が立てられないことが問題」と述べた。

 

2日目、両組合によるまとめに際し、これまで統一に消極的だったKKKPのラクソン委員長代行が「昨晩、委員長と話し合ったが、我々としても統合を申し入れたい」と述べた。もし統合が実現されれば、フィルポストの労働運動史にとって画期的である。我々としても、ぜひ今回の統合の試みが成功することを期待したい。

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JP労組後援 UNI Apro郵便・ロジスティクス部会/タイ郵便労組(SEWU-THP)支援セミナー

 APPU共同セミナーに続き、2013年12月9~12日、タイ郵便労組支援セミナーが開催された。タイ郵便労組委員長以下、地方からも幹部役員が集まり、UNI Apro郵便・ロジスティクス部会/APPC共同セミナー参加者との討論を行った。今回も20名以上の参加者が集まり、お互いの郵政事業を紹介しあい、交流を深めた。

 タイポストは、国営企業であり、2004年郵電分離後に赤字企業として出発した。しかし、その後着実に黒字体質に転換し、2012年も黒字を上げている。その秘密をラクシメールセンターで見た。まず多角化である。プラットフォームに、オートバイが並んでいる。タイポストのロジスティクスポストで地方に運ばれるオートバイ群である。毎日250台のオートバイを取り扱っているとのことである。このようなセンターはバンコクだけで4箇所ある。もうひとつは良好な労使関係である。タイポストもオープンショップであるが、組合組織率は60%となっている。今後の更なる飛躍を期待したい。

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JP労組後援 UNI Apro郵便・ロジスティクス部会/APPC共同セミナーを開催

 2013年12月9~10日、UNI Apro郵便・ロジスティクス部会活動の一つの中心であるAPPUとの共同セミナーが開催された。

 本セミナーは、アジア太平洋地域の郵便部門の経営者の組織であるAPPU(アジア太平洋郵便連合)とUNI Apro郵便・ロジスティクス部会が共同で、アジア太平洋郵便大学(APPC)において毎年開催されている。

 参加者は主として各国郵便労組の若手組合員であり、国際郵便制度、UPU、APPU等の国際郵便の基本的機構、郵便を取り巻く諸問題、人事問題やオペレーションの改善などについて講義を聞き、自国の実態を持ち寄って討論した。日本からは、JP労組の五十嵐ゆかり組合員が参加した。

 セミナーは、2013年で14回目を迎えるが、これまで各国労組から多くの優秀な労組指導者たちが参加し、その中の多くの修了生が、各国の郵便労組で指導的な地位についており、指導者の育成にとっては極めて有効なセミナーである。

 また、今回の参加者が22名を数え、その半分が女性であったという事実も、UNIが進める40 for 40キャンペーンに前向きの影響を与えることになろう。彼女たちが各国でさらに活躍し、リーダーとなっていくことで、UNIの掲げる「各意思決定機構における女性代表を40%に引き上げる」という理想も達成されることになろう。

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UNI-LCJタイ・セミナー

2013年12月6~7日、反政府デモが収拾しない中、UNI-LCJ部会合同セミナーとしては2008年2月以来約6年ぶりにタイ加盟協支援セミナーをバンコクで開催した。タイ側からは、ニライモンUNIタイ加盟協(UNI-TLC)議長、ソンブーンUNI組合強化・組織化センター所長はじめ、加盟組合及び未加盟労組から20人が参加した。日本からは、情報労連の高梨NTT労組中執を団長に下記8人の講師が出席した。

 

情報労連          NTT労組中央執行委員                                         高梨真貴子

全信連              三菱UFJ信託銀行従業員組合書記長                   飛田健二郎

全信連              三菱UFJ信託銀行従業員組合副書記長                西村美咲

全信連              三井住友信託銀行従業員組合副書記長               坂田絵梨子

UAゼンセン      流通部門産業政策部長                                          川橋学

自動車総連       労働条件局部長                                                    横田芳治

自動車総連       業種政策局部長                                                    矢澤猛俊

JP労組              中央執行委員                                                       北﨑衛

開会式に先立ち、ソンブーン所長から反政府デモについて説明があり、国営企業労組メンバーの一部はデモに参加しているが、暴力に訴えるものではないと述べると共に、政治が安定しないと経済も安定しないと懸念した。ニライモン議長の歓迎挨拶に続き、高梨団長は開会挨拶の中で、本年8月のUNI Apro6部会大会を成功に導いたUNI-TLCに敬意を表した。更にUNI-LCJの13年を振り返り、UNI統合後の日本加盟組合の統合・融和が討論の積み重ねで成し遂げられたことと、長崎UNI世界大会までに明確な目標を設定し全員で実現したことにより連帯が強化された点を強調した。

また、ソンブーン所長からタイ労働事情及び労働運動の概要が報告され、ニライモン議長からはUNI-TLCの課題について数点概説された。

 

「労働組合の役割と責任」のテーマでは、日本から飛田講師が目的と機能、単組の具体的活動事例を紹介した。

「団体協約交渉」のテーマでは、矢澤講師から団体交渉と労使協議の違いや“対立”と“協力”を併存する労使関係が概説され、北﨑講師からはJP労組の様々なコミュニケーションチャンネルを通じた労使対話が例示された。タイからはワスパット郵便労組書記長が「団交は経営側との戦争」と表現し、録音しない、交渉経緯を公表しない、経営側の立場でも考える、互いを理解する努力をする、因果関係・利益と不利益を具体的に提示するといった交渉の手法と、最近の交渉の成果を報告した。

「賃金交渉」については、横田講師が日本の賃金の特徴とその遍歴、賃金交渉を説明し、ワイティットBFUN(銀行金融労組ネットワーク)議長は、組合側は感情的にならず労使双方に有益となる要求をしようと努力するも、タイの労働法が労働者を保護するというより使用者に有利である点を指摘した。

「組織化・新規組合員獲得」のテーマでは、高梨団長が日本全体の組織率の変遷を非正規労働者の増加を主要因として報告した他、川橋講師はいくつかの事例を挙げて具体的手法を説明した。ワイティットBFUN議長は、7単組で今年4月に発足したBFUNの現状を説明し、25000人のメンバーのうち80%が加盟費未払いであると述べた。

最後に日本人講師から、青年メンバーの活性化(チームワーク醸成、次世代役員育成);生産性向上で会社に協力していることを示す;同じ産業内でライバルでも労組どうしは定期的に情報交換し連携する;連合も違いを乗り越え様々な組織が統一を成し遂げた;勉強会・セミナー・家族参加イベントの開催;他業種とのネットワーク;女性の活躍促進など様々なアドバイスがあった。ニライモン議長は、日本とタイのUNI加盟組合の交流の歴史は長く、今後も継続していきたいと希望すると共に、「労働者の力で世界を変えたい」との決意をもってセミナーを閉会した。

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UNI-LCJラオス・セミナー

昨年UNI-LCJとして初めて首都ビエンチャンにおいてLFTU(ラオス労働組合連盟)支援セミナーを開催した。今年は2013年12月3~4日、第2回目として、LFTU地方組織の役員向けにルアンパバーンでセミナーを開催した。ラオス側からは、LFTU本部よりオンカム労働保護局長、ブーンタン同部長、ビライ国際局副部長はじめ、地方6県より郵便、テレコム、銀行、水道局、学校、商工会等の労働者及びLFTU地方組織役員等、計28人が参加した。日本からは、情報労連の高梨NTT労組中執を団長に、10人の講師が出席した。

開会式で高梨団長は、ラオスがグローバル経済に統合されようとしている中、グローバル化には光と影がある点を指摘し、労働組合も政府や特に民間企業の素早い動きに対応し、労働者の視点から建設的な意見をタイムリーに提言・要求していく必要があると警鐘した。この点で、UNIと日本加盟組合は、サービス産業労働組合のグローバルなネットワークとパートナーシップ労使関係の経験を活かし、ラオス労働運動に有益な情報を提供できるだろうと述べた。

オンカム局長は最初にLFTUの概要、労働組合の役割と責任について説明し、社会経済の発展に伴い、関係法に曖昧な点や現状に合わない点も出てきており、改善の必要があると指摘した。ラオス統計局(2012年)データによると、成長率は8.2%を記録し、農民が人口の8割を占めるものの、サービス業はGDPの約37%と農業(約26%)、工業(約31%)より高い。また、LFTUの課題としては主に以下の点が挙げられた。

・LFTUは法改正委員会のメンバーになっており、労働に関する各種法律が現状に即しているかを組合員に調査しつつ検証し、労働者の立場から提言を行っていく。

・現在、民営化が進み、国営企業と民間企業の比率は30%・70%だが、民間企業、特に外資企業や中小企業の組織率及び協約締結率が低い。

・社会保険の低加入率。社保で受けられる医療レベルが良くないため、労働者(給与の4.5%負担)も加入するメリットを感じず、企業側(5%負担)も無駄と感じていることが原因。

高梨団長のUNI及びUNI-LCJ紹介に続き、「労働組合の役割と責任」というテーマで日本から、立川馨三講師(損保労連あいおいニッセイ同和損害保険労組・執行委員長)が産別労組とナショナルセンターそれぞれの役割について、飛田健二講師(全信連三菱UFJ信託銀行従業員組合・書記長)は目的と機能、単組の具体的活動事例を紹介した。「団体協約交渉」のテーマでは、矢澤猛俊講師(自動車総連・業種政策局部長)から団体交渉と労使協議の違いや“対立”と“協力”を併存する労使関係が概説され、北﨑衛講師(JP労組・中央執行委員)からはJP労組の様々なコミュニケーションチャンネルを通じた労使対話が例示された。「賃金交渉」については、横田芳治講師(自動車総連・労働条件局部長)が日本の賃金の特徴とその遍歴、賃金交渉を説明し、田中祐介講師(損保労連エイアイユー労組・執行委員長)は外資保険会社の世界共通の職務基準・職務等級・評価システムを紹介した。「組織化・新規組合員獲得」のテーマでは、高梨団長が日本全体の組織率の変遷を非正規労働者の増加を主要因として報告した他、川橋学講師(UAゼンセン・流通部門産業政策部長)はいくつかの事例を挙げて具体的手法を説明した。

オンカム局長は最後に、「労働は商品ではない」と強調し、状況は異なるがラオスも日本も労働者の条件・福祉向上という同じ目標に向かって、情報交換しながら努力していこうとまとめた。3年目の来年は、ラオス側代表を招いて日本でのセミナー開催を検討する。

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UNI Apro/ICTJ青年ワークショップ

 2013年11月27日~12月1日、マレーシア・クアラルンプールで青年労働組合活動家を対象にしたワークショップが開催され、10カ国41名が参加した(日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ネパール、スリランカ、ナイジェリア、ケニア)。また、講師としてUNI-Aproウン地域書記長、アリス・チャン商業担当部長、小川機会均等部長、玉井組織化担当部長を迎え、国際労働運動の基礎知識を学習するとともに、委員会活動やグループワークを通じて、チームワーク精神を学び、国境を越えたヒューマンネットワークを構築した。

 開会式では、UNIマレーシア加盟協・モハメド・シャフィー議長および情報労連・後藤副委員長(KDDI労組委員長)が連帯挨拶。後藤副委員長は、「今の社会・労働問題に対して誰も解決策を見つけられずにいるが、青年には、『自分たちの未来は自ら作る』との気持ちを持って、様々な活動に取り組んで欲しい」と激励した。

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参加者は、①リポート委員会(毎日の活動報告を作成)、②ソーシャル・ファン委員会(プログラムの合間に行うゲームの企画・運営)、③マーケティング委員会(UNIフィリピン加盟協青年委員会のパヤタス給食プロジェクトの資金集めの取り組み)――のいずれかに所属し、グループワークと並行して活動した。

また、各国の代表者が、青年を取り巻く課題を報告した。日本からは情報労連・NTT労組コミュニケーションズ本部・齋藤執行委員が、組織率の低下や若者の組合離れの現状と、組織化に向けた地道な説得やSNSを使った情報提供を行い、青年が興味を持つイベントの開催等に取り組んでいると報告した。また、シンガポールやマレーシアでも、若者の組合離れが見られるが、知恵を出し合いながら組織化に取り組んでいると報告があった。

三日目には、グループごとに中央郵便局やモスク(イスラム教寺院)、チャイナタウン等を回り、①クアラルンプール市民へ労働組合の印象についてインタビュー、②市内のグローバル化調査――を行った。終了後のグループ発表では、組合の認知度の低さや、増加する出稼ぎ労働者が十分に組織化されていない現状が報告された。

5日間の活動を通じて、参加者は、国際労働運動やUNIの活動はもちろん、各国参加者との共同作業を通じ、リーダーシップやチームワークの重要性を学習した。参加者は、今回築いたネットワークを継続し、国際労働運動の発展に貢献していくことを確認し、終了した。

写真はFlickr参照。


第3回UNI Apro/JP労組共同英語セミナー

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2013年11月23~24日、かんぽの宿青梅において第3回UNI Apro/JP労組共同英語セミナーが開催された。このセミナーでは、スリランカ、マレーシア、台湾から招待した講師が、各国の郵政事業や労働組合の取組みについてプレゼンテーションをし、それを受けて参加者がグループディスカッション、プレゼンテーションをした。また、基本的には全日程を英語で進行していくことで、JP労組組合員の英語力向上と、国際労働運動への参画意識の向上を図った。全国より様々な英語レベルの参加者36人が集まり、参加者同士がサポートしながらセミナーを運営した。

講演

UNIスリランカ加盟協のサマン・アルーナシャンテ氏は、 JP労組東京地方本部の活動である郵便労働者の子供に対するスリランカ奨学金プログラムの活動や、スマトラ津波災害支援の活動などについて紹介した。次に、マレーシア郵便内勤労組のアフマード・ファイルーツ・ビン・シャレデン副委員長は、マレーシアの労働組合運動や郵便サービスについて講演した。台湾のアリス・ツァイ氏は、中華郵政工会の活動と、中華郵政の事業展開などについて講演した。その他、UNI global union’s worldとして伊藤UNI-LCJ事務局長、森川スタッフがApro地域における活動について紹介し、JP労組栗原職員(元UNI郵便・ロジスティクス部会プロジェクト・オフィサー)がUNI本部役割として本部があるニヨンの紹介や自由貿易協定における郵便サービスのへの影響についてプレゼンテーションをした。

グループワーク・プレゼンテーション

参加者を5つのグループに分け、「JP労組における情報発信と共有化」について討議した。参加者は英語でのコミュニケーションに苦労しながら討議を進め、最終日には、リソースパーソンの助けを借りて報告書をまとめ、英語で自分達の発表をした。

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その他

夕食時にはグループごとに即興の演芸を英語でおこなった。漫才やゲーム、劇などを短い時間で準備し表現することで、より実践的な英語の学習となるとともに、セミナー参加者全体の一体感を醸成することとなった。

その他の写真はFlickr参照


UNI世界執行委員会

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2013年11月12~13日、アイルランド・ダブリンで開催されたUNI世界執行委員会は、来年開催される第4回UNI世界大会(ケープタウン)の準備として、大会の3つの議題の確認、大会のプログラムと決議、加盟費の調整等を取り上げた。さらに印刷労連の加盟が受理され、UNIブレイキングスルー賞がUNI-LCJ金融部会に贈られる等、この間のUNI-LCJの躍進を祝した。また、今回アイルランドでの開催に合わせ、11月11日「金融恐慌から5年」セミナーが開催され、問題の背景を勉強した。開会式ではジョー・デブリュンUNI会長が「この間UNIの存在価値を高めたのは、バングラデシュのビル倒壊に伴う安全衛生協定だった」と挨拶した。

 

2014年ケープタウン世界大会

ケープタウンUNI世界大会について、ジェニングス書記長は次のように述べた。「アパルトヘイトからの解放20周年を迎える2014年、南アフリカ社会はどの程度前進しただろうか。GDPは3倍に増え、インフラ整備も進んでいる。ANC政権が作り出した素晴らしい成果である。しかし格差は大きい。現場で働く労働者とCEOの給料の差は450倍である。失業率も(公の数字は23%となっているが)35%であり、そのほとんどは若者である。まだまだ問題は多い。ここに光を当てる大会として、大会テーマは『インクルーディング・ユー!』である」

世界大会での議題は、「組合の成長を勝ち取ろう:ブレイキングスルー戦略計画(2014~2018)」、「我々の経済を取り戻そう」、「ともに新しい労働の世界で闘おう」であり、ゲストスピーカーとして、ズマ南アフリカ大統領、ルラ元ブラジル大統領、オーエン・ジョーンズ氏(政治評論家)、シャロン・バローITUC書記長、ガイ・ライダーILO事務総長等が予定されている。

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ブレイキングスルー賞

フィリピンのバンコデオロ労組と、UNI-LCJ金融部会が受賞した。田原UNI-LCJ金融部会議長は、日本の金融労組中心に、金融部門の未加盟労組のUNI加盟を勝ち取るべく前進している様子を報告した。

 

バングラデシュにおける安全協定

今年5月13日にH&Mが初の協定調印企業となって以降、現在まで112社が調印している。バングラデシュの繊維工場の約半数が協定の対象となっている。

 

最後に、印刷労連の加盟が受理され、閉会した。

 

写真はFlickr参照。


第2回UNI Apro東アジア労組フォーラム開催

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昨年初めて東京で開催されたUNI Apro東アジア労組フォーラムの第2回会議が、2013年10月30~31日、韓国・ソウルで開催された。テーマは「低出生率、高齢化社会における雇用政策」であり、日本、韓国、台湾、香港において、この問題がいかに取り扱われ、解決策は何であるかということを、労働組合の立場から議論した。

開会式では、まずリー・ハングUNI韓国加盟協(UNI-KLC)議長が「今回のテーマは時宜に即しており、東アジア各国が同じ問題に直面している」と述べた。

逢見直人UNI Apro会長は、今後の人口動向について「65歳以上の人々が総人口の7%以上を占める国を高齢化国、これが14%以上を超えると高齢国と言う。日本は、最近の統計で65歳以上の高齢者が初めて総人口の25%を越えた。2024年に高齢者数は30%を突破し、2035年には3人に1人が高齢者になる。これに対し、韓国は2010年が11%、2020年が15%、台湾は今年が11%、2018年に14%を超えると言う。香港は、今年が13%、あと数年で、東アジア各国は全て高齢国となる」と報告した。その上で、発想の転換を呼びかけ、長寿自体は祝うべきことであるが、国としては「人口の高齢化に対する戦略が不可欠」と述べた。

相原康伸UNI-LCJ議長は、少子化の実態を示し、若年層の非正規労働者増大がこの事態の背景にあるのではないかと問題提起した。

続いてウンUNI Apro地域書記長は「私自身が高齢化を前に何も準備していないことに気がついたように、アジア太平洋の労働組合も殆どこの問題に対する備えができていない」と警鐘を鳴らした。アン・ズヨプ韓国労働研究院研究員が、メインテーマの低出生率、高齢化社会における雇用政策について講演した。

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本フォーラムにおける日本からの報告

テーマ1「低出生率、高齢化社会における組合戦略」では、藤吉大輔UAゼンセン副会長が「日本の低出生率、高齢化社会の現状」を分析し、続いて東英幸自動車総連労働法制局部長が「政府の方針・討論状況の概要」を説明した。そして産別の実例として、北野眞一情報労連中執が「少子・高齢化に対応する雇用政策」について報告を行った。

テーマ2では、「退職年齢引き上げによる成長・社会福祉政策」を取り上げた。まず日下芳朗全信連中執が「日本における年金制度と政府の対応策」について説明し、続いて井上繭子日放労中執が「仕事と介護の問題」として、仕事と介護の両立のための取組みについて発表した。さらに藤畠正明労済労連中執が「公助・自助・共助」として、特に協同組合運動に

おける共助の取組みについて説明を行った。そして倉橋政史全印刷中執が、退職年齢引き上げに対する取組みの実例を報告した。

テーマ3では、「ワーク・ファミリー・バランスのための子育て政策」として、福島秀紀JP労組中執が「日本におけるワーク・ファミリー・バランスの現状と政府の対応策」を説明した。続いて個別企業では具体的にどのような取組みを行い、組合がいかに関わっているのかという点から、川田裕之損保労連中執と宮井淳同中執、神崎剛全労金書記長が発表を行った。

テーマ4では、UNI-LCJ2013年度の主要な活動と課題について、相原UNI-LCJ議長が説明した。なお、各テーマにおいて、韓国、台湾、香港の各労組から対応するプレゼンが行われ、各国の現状と課題が共有された。

また30日には、UNI-KLC主催のレセプションが開催され、各国参加者によるダンスや歌を通じて交流が図られた。

東アジア各国の共通点として特に強調されたのは、非正規労働者の増加が少子化の背景にある点、さらにワークライフバランスの確立がこの問題を解決する鍵になるという点である。相原UNI-LCJ議長が、「高齢化について、UNI-LCJとして議論するのは今回が初めての機会である」と述べたように、UNI-LCJにとっても本フォーラムの価値は高まっている。UNI-LCJのイニシアチブで開始した本フォーラムは、今回が2回目の開催となり、いよいよ軌道に乗ってきた。来年は9月に台湾で開催予定である。UNI-LCJからの今年の参加者数は49人であった。今後もこの勢いを持続しつつ、より一層内容の充実を図っていきたい。

写真はFlickr参照。


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