UNI Apro ICTS部会、AI・デジタル化時代における労働者の声を高めるため協力を強化

2026年10月13~14日にかけて、第8回UNI Aproテックワーカー組織化ネットワーク会議および第28回UNI Apro ICTS部会委員会が、マレーシアのクアラルンプールで開催された。

参加者は、AIやデジタル化が雇用や労働条件に与える影響、新たな労働者層の組織化、そしてこうした動向に対応する上での労働組合の役割について意見を交換した。

会議は、経験を集中的に共有し、AIやデジタルトランスフォーメーションが、さまざまな国や職場の状況下で労働者にどのような影響を与えるかについて共通の理解を深める場となった。UNI Apro ICTS部会加盟組織は、AIが雇用やスキル要件を変え続けている中、労働者の権利を保護し、「公正な移行」を確保するためには、労働組合の積極的な関与が不可欠であると強調した。

加盟組織は、テクノロジー、ゲーム、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)各セクターにおける組織化の経験を共有した。参加者らは、リモートワークの拡大や雇用形態の変化への対応、若年労働者やプラットフォーム労働者を巻き込む取組みなど、組合の拡大に向けた実践的な戦略について議論した。

インドネシアからの参加者は、通信業界における合併に対する労働組合の対応について報告した。議論では、団体交渉や組織強化を通じて、企業再編が雇用や労働条件に与える影響に労働組合がどのように対処しているかに焦点が当てられた。

フィリピンからの参加者は、急成長するBPO分野において、労働基準の改善と労働組合組織化の強化に向けた継続的な取組みを共有した。これには、若年労働者の参加を促し、業界全体でより良い労働条件を推進することを目的とした取組みが含まれていた。

UNI加盟組織は、デジタル化とAIの進展に伴い、労働者の声が職場や社会において引き続き効果的に反映されるよう、アジア太平洋地域全体の労働組合間の協力をさらに強化することを約束した。