
数ヶ月前、オランダ政府は60億ユーロを超える社会保障の削減を発表した。しかし、職場集会やビラ配りから、一斉抗議行動、そして9月9日のゼネストに至るまで、エスカレートする一連の行動の結果、オランダの労働運動は政府に方針転換を迫った。2026年9月下旬に、政府は街頭や職場からの圧力を受けて、その計画を撤回した。
どんな労働者でも職を失う可能性がある。だからこそ労働運動は、社会保障という連帯の集団的枠組みを築いてきたのだ。提案されていた緊縮措置は、このセーフティネットを損なうものだった。政府は、失業手当の受給期間の上限を24ヶ月から12ヶ月へと半減させ、受給資格要件を厳格化することを計画していた。また就労不能者への給付を10億以上削減し、公的年金については18億ユーロの構造的削減を行う予定だった。
2026年9月29日に政府は、労働組合がさらなる行動やストライキへとエスカレートさせる前に提示した最後通告を受け入れ、社会保障への削減計画を完全に撤回することを決定した。
ハンス・スペクマンFNV会長は、「これは、すべての労働者、そして行動を起こしたすべての人々にとって重要な勝利だ。病気になったり失業したりした際には、この社会的セーフティネットが必要になるかもしれないからだ。我々は、病気や解雇に備えた従業員保険を安易に削減することはできないと明確に示してきた。この削減案を撤回させるため、組合員と共にできる限りのことを行った。これは労働組合にとって圧巻の勝利だ」と述べた。
削減が回避された今、労働組合は社会保障の将来について内閣と協議を行う予定だ。組合は、とりわけ長期疾患の予防や、人々の就労維持、そして持続可能な就労の実現に焦点を当てたいと考えている。
オリバー・レティクUNI欧州地域書記長は、「欧州全域で、政府は政府や企業の失敗のツケを労働者に負わせようとしている。しかし、誤った反労働者政策に対する我々の抵抗は実を結びつつある。ポルトガルやベルギーからドイツ、そして今回のオランダに至るまで、労働者と労働組合は、苦労して勝ち取った権利を守るために立ち上がっている。オランダの労働組合によるこの勝利は、我々全員に前進し続け、より強力な労働運動を築き上げるための勇気を与えてくれる」とコメントした。
(2026年9月30日)
