
ポーランドのUNI加盟組織OPZZ KPは、長年の闘争を経て、大手介護施設事業者オルペアの施設14か所すべてを対象とする、同社では初となる団体協約を締結する準備を進めている。この進展は、2022年4月にUNIとオルペアが締結したグローバル枠組み協定に結実した、長い闘いによって可能になった。
1989年に設立されたオルペアグループは、本社をフランスに置く世界有数の高齢者向け総合介護(高齢者施設、介護付有料老人ホーム、精神科クリニック、在宅ケア)の事業者である。
生活費危機の状況下における適正賃金、安全な人員配置、社会連帯基金の透明性と説明責任、不安定就労の削減など、 労働者が自ら決定した課題について、交渉が開始する予定だ。OPZZ KPの組合員数は、グローバル協定の締結以来3倍に増え、ポーランドの全社的代表権の基準値を満たす唯一の組合となっている。
「2018年に組織化を始めたのは、入居者に最高のケアを提供しながら、尊厳をもって自分の身を立て、家族を支えられるようにしたかったから」と語るのは、オルペアの労働者アンナ・バシアOPZZ KP委員長だ。「反対や報復的な措置に直面してきたが、我々の闘争とグローバル協定を経て、会社は組合に対する姿勢を変え始めている。今でも意見の相違はあるが、数年前のように争うのではなく、今では社会パートナーシップの精神に基づいた関係を築いている」と、前向きな変化を喜んだ。
同委員長は、2019年に組合を主導したことを理由に解雇されたが、UNIケア部会によるデモ行進や請願活動、グローバルな連帯行動など、2年間のキャンペーンを経て、復職した。
以来、同社は、ポーランドでも世界レベルでも新しい経営陣を据え、労働組合の基本的自由を含む従業員の権利を守るため、確固たる取組みをしてきた。バシア委員長は今、ピケットラインに立つに代わりに、交渉のテーブルに着こうとしている。
エイドリアン・ドゥルチUNIケア部会担当局長は、「OPZZ KPは、ポーランドのオルペアを変えるだけでなく、同国の介護部門全体を変えようとしている」と述べ、「オルペア労働者の献身と勇気は心を動かすものであり、UNIは最初の団体協約の交渉において、引き続き組合とともに歩んでいく」と力強く結んだ。






