
2023年2月上旬、チリの民間ケア部門の従事者が、歴史的な勝利を収めた。パンデミック中、休む間もなく業務に従事し続けたことが認められ、「回復のための休息」の権利を獲得したのだ。この法律により、民間の医療・介護・薬局従事者は14日間の休日を取得できるようになる。UNI加盟組織であるFENASSAPが支援したこの法律により民間部門の労働者に14日間の休日が付与され、3年間にわたって使用することができる。
COVID-19パンデミックのため、チリのケア部門では数百万人の労働条件が悪化した。2021年には、パンデミックの過酷な経験を経て、公共のケア部門の労働者に「休息権」を付与する法律が成立した。しかし、この法律では同様に厳しい状況の中で働いていた民間部門の労働者が除外されたのである。
以来、FENASSAPは民間部門の組合員にも休息の権利が与えられるよう尽力し、継続的な働きかけの結果、今回、民間部門の労働者にも同等の権利が与えられることになった。
この法律により、ストレスが多く不安定で危険なパンデミックの中で働いてきた何千人もの労働者のメンタルヘルスが改善されるだろう。
グロリア・フローレスFENASSAP委員長は、「この法律は、パンデミックの間、信じられないほどのストレスとトラウマを抱えながら働いてきた人々の精神面での打撃を回復するために極めて重要だ。今回の勝利は、元の法律から不当にも除外されてきた民間労働者にとって正義だ」と強調した。
メンタルヘルス、人員不足、ストレスは、世界中のケア部門の労働者にとって重大な問題であり、この法律は、強力な組合があれば、労働者はその労働に値する休息、経緯と尊厳を得ることができるということを証明している。
また、この法律の重要な点は、医師、看護師、事務職員、清掃・衛生スタッフに至るまで、診療所、薬局、その他の介護医療関連施設で働くすべての労働者を含んでいることだ。
エイドリアン・ドゥルチUNIケア部会担当局長は「この勝利は、組合の取組みと連帯が変化をもたらすことができることを示している」と祝福し、「チリのケア部門の労働者の歴史的勝利を実現するため、議会で、そして全国的な動員をはかって街頭で取組みを展開してきた加盟組織FENASSAPと共に歩むことを、誇りに思う」と語った。