ブログアーカイブ

印刷関連労組、小田原工場視察と情報交換

2015年4月3日、竹井UNI Apro印刷部会副議長(全印刷委員長)の呼びかけで、印刷関連の組合が集い、独立行政法人国立印刷局小田原工場を見学し、その後情報交換を行った。

2866photo

photo2870-2

 

 

 

 

 

 

 

 

全印刷から竹井委員長、梅原書記長、安部財政局長、下川小田原支部執行委員長、印刷労連から釣本委員長、田倉委員長代行、鈴木書記長、UAゼンセンから小林製造産業部門執行委員(イムラ封筒労組委員長)、中村関東印刷労組会長、富永関東印刷労組執行委員、吉山製造産業部門常任執行委員、折笠製造産業部門常任執行委員、大日本印刷労組から別府委員長が参加した。

全印刷・竹井委員長はじめ梅原書記長、安部財政局長、下川支部執行委員長の案内で、製紙から印刷・封包まで一貫した銀行券製造工程や、高度な偽造防止技術等の説明を受けた。各現場の労働者は役員・来賓の訪問に明るい笑顔と挨拶で応対し、組合の存在感と役員・組合員の信頼関係が各所で伺われた。質疑応答では、労働安全衛生や技術等に関する質問が出された。

工場視察後には、春闘状況をはじめとする参加労組間の情報交換と共に懇親が図られ、印刷産業で働く労働者を組織する組合間の有意義な情報共有の場となった。今後も定期的に情報交換を行っていく。


TOP LEADERS @UNI アン・セリンUNI会長

国内外でご活躍のUNIリーダーから、国際労働運動でのご経験や意義についてお伺いするコーナー。今回は、アン・セリンUNI会長(フィンランドPAM委員長)です。

 

SONY DSC

 

 

 

 

 

組合活動にはまるようになったきっかけは?

私は労働者階級の出身なので、就職したら組合に入るのは当たり前のことでした。15歳で学校を卒業して、腰掛け程度の仕事を探していました。将来、何を学ぶべきか、或いは大人になって何をしたいのか、考えるのにしばらく時間が必要だったのです。ちょうど、商業労組でメッセンジャーを募集していて応募しました。おわかりのように、ちっとも腰掛けにはなりませんでした。今もその仕事の延長線上にいるわけです!

初めて国際労働運動に関わったきっかけは?

組合で青年委員会の書記をしていた1987年に、パリでEURO-FIET(UNI統合前のパートナー組織FIETの欧州組織)青年大会が開催され参加しました。その時の印象がとても深く、国際労働運動に携わる長い道のりの始まりとなりました。

特に若い世代に向けて、国際労働運動の役割と意義を伝えるとしたら?

国際労働運動の役割は大きく変化してきました。私は1960年に生まれ、欧州、或いはグローバルな運動に初めて関わったのは20代後半の頃でした。当時、国際労働運動の役割は、相互理解を深めることだと考えていました。意見交換を通じて、ある政治的・社会的目標、経営者の目標が、世界中で一つの方向に向かって動いていると認識することなのだと。しかし、労働者のニーズや要求とは相反する方向でした。国際労働運動に関わって、世界がより小さくなっていくのを実感しましたが、目標に照準が定まっていなかったような気がします。

その後、欧州、そしてグローバルな運動は、より具体的な課題に取組むようになってきました。課題認識だけでなく、実際に行動を起こすようになりました。グローバルな共通の目標を設定し、世界中の経営者や政策決定者に交渉を挑んでいくための国境を越えた協力が、今では当たり前になっています。

私がこの20年間実感しているのは、「企業がローカルだった時代は、組合もローカルでよかった。企業が全国規模になると、組合も全国規模で活動をするようになった。企業がグローバル化した今、組合も当然グローバルに活動する必要がある」ということです。

グローバルな舞台で日本のUNIメンバーに期待する役割は?

日本のUNI加盟組合は、グローバルなUNIファミリーにとって大変重要な存在です。UNIの中では、日本の加盟組合は自分たちの組織のことだけでなく、支援を必要とする他の国のUNIメンバーのため、いつも最善を尽くしてくれるという信頼があります。私たちは日本の経験から学び、同時に私たちの経験も皆さんと共有していきたいです。皆さんには是非、国際連帯の重要性や、労働者が建設的かつ効果的に力を合わせた時に生まれる大きな可能性について、日本のメンバーに広く伝えていただきたいと思います。

日本についての印象は?

日本を訪れたのは、長崎世界大会の時だけですが、とても素晴らしい経験でした。日本の皆さんは準備を万全に整え、私たちを温かく迎えてくださいました。大会そのものが、文字通りブレイキングスルーでした。個人的に残念だったのは、決議委員会の議長を務めていたため、自由時間が少なく、長崎の街や歴史について見聞きする機会が限られていたことです。いずれにしても、長崎からの平和メッセージは、敬意をもってケープタウンに引き継がれました。

ケープタウンを振り返って

UNIの素晴らしい伝統は、ケープタウン世界大会でも明確でした。長崎の「ブレイキングスルー」戦略は、ケープタウンでは「インクルーディング・ユー」、現地の言葉で「ウブントゥ」の決議へと歩を進めました。「インクルーディング・ユー」は、労働組合にとって非常に中核的な決意を示しています。組合は、できる限り多くの人々を包摂することで、労働者の発言力を高めていく組織です。組合の取組みに、労働の世界における課題を取込み、労働者が組合に何を求めているか耳を傾けていく必要があります。組合への参加を可能にするだけでなく、もっと身近なものとしていかなければなりません。そこで必要なのは、組織化、組織化、組織化です。包摂の理念は、職場から地方組織へ、全国組織からグローバルユニオンへとボトムアップで進めていかなければなりません。小さな力をまとめて大きな力にしてこそ、成果を挙げることができると思います。


TOP LEADERS @UNI 小俣利通UNI-LCJ議長

 

国内外でご活躍のUNIリーダーから、国際労働運動でのご経験や意義についてお伺いするコーナーが始まります。第1回は、小俣利通UNI日本加盟組織連絡協議会(UNI-LCJ)第7代議長(JP労組委員長)です。(聞き手:小川陽子UNI-LCJ事務局長)

 

Omata3 これ使う

 

 

 

 

 

 

 

 

小俣UNI-LCJ議長は現在、UNI世界執行委員、UNI Apro会長代行、UNI Apro郵便・ロジスティクス部会議長を務めていらっしゃいますが、初めて国際労働運動に関わったきっかけは何ですか?

冷戦終了後にハンガリー郵便労組との定期交流に参加しました。当時は、世界の郵便が国営でしたから、政策議論というよりも、いかに自分たちの身分(公務員)を守り労働条件を向上させるかが主題で、深い議論をした記憶がありません。それ以上に、ヨーロッパの歴史の奥深さと、美しい街並みが印象に残っています。また、ベトナム郵電労組との交流では、労働運動と政治や社会制度が一体となっていることに改めて驚きを感じました。

その後、JP労組(及び旧組織)独自交流やUNI(及び前進のPTTI)、ITUCを通じて、様々な国を訪問されていますが、ご自身の経験から国際労働運動の意義はどのように感じていらっしゃいますか?

日本は企業内労組を中心とする運動ですから、どうしても内向きになりがちです。しかし、連合の結成を一つの機会に他の産別との交流が拡がり、更に、UNI等のGUFを通じて世界の仲間と繋がることができました。郵政事業を例にすれば、自由化、民営化、株式公開等の課題は、国の違いはあっても共通の課題になっています。特に、既に上場している他国の経験は大変参考になります。

つい最近、日本郵政グループが豪物流大手トールを買収すると報道されました。

企業のグローバル化は人材のグローバル化にも繋がります。今までの常識では想像できないことが起こると考えています。今後、労働者が世界の仲間と連携する必要性は益々高まると思います。

昨年末のケープタウン世界大会はいかがでしたか?

労働運動の幅広さを改めて実感しました。また、反アパルトヘイト闘争の歴史を体感することもでき貴重な体験となりました。特に今回の大会は、国内の政治日程が重なり、青年・女性を中心に代議員を構成しました。参加した若者は積極的に交流し新たな発見もしたようです。将来の役員候補としての自覚をもって今後も積極的に運動に参加してくれることを期待しています。

最後にUNIに期待することをお聞かせください。

国際会議では言語の違いからニュアンスの違いもあり、時に本音の議論が難しいこともあります。しかし、せっかく各国から集まり、現状やお互いの経験を共有するのですから、表面上だけではない議論をしていく工夫が必要だと思います。世界の労働者が繋がりを深め仲間を増やすことでUNIのプレゼンスや発信力が高まると考えています。このことは労働条件、福祉、労働環境の向上に良い影響を与えるでしょう。そのためにJP労組としても積極的な役割を果たしていきます。

 


セキュリティペーパー印刷労組の交流

全印刷局労働組合の代表団(梅原貴司・中央本部書記長、鈴木茂之・本局支部副委員長、戸口剛・王子支部副委員長)は、2015年3月8~10日、インドを訪問した。UNI/UNI Apro印刷・パッケージング部会が、アジア太平洋地域内で紙幣やセキュリティ製品(旅券、郵便切手、諸証券類など)の製造を手がける各国印刷局の労働組合のネットワーク作りを進める中、日本とインドの当該労組の交流を通じ相互理解を深めるためである。

9日はムンバイから北東へ150キロ離れたナシックにある、インドの紙幣やセキュリティ製品を製造している政府系工場を訪問した。インド側の労使双方の幹部が30人近くそろう会議室で懇談が行なわれた。労使関係なく日本からの代表団の受け入れは同工場としては初めてであり、歓迎を受けた。

使用者側は、紙幣部門とセキュリティ製品部門の工場長も出席し、それぞれが監督する部門の歴史、挑戦、労使関係についてプレゼンを行ない、良好な労使関係が維持されていることを強調した。一方、全印刷労働組合は、梅原書記長が国立印刷局の概要(沿革、組織、業務、主要製品、紙幣及び旅券の偽造防止技術など)、労使関係について説明した。実際の製造現場を見学することはできなかったが、懇談終了後、代表団はセキュリティ製品部門の工場長の執務室に案内され、インドの紙幣、郵便切手、債券の歴史を辿ることのできる貴重なコレクションを見る機会を得た。

その後は、工場の敷地内にあるゲストハウスに移動し、ボーズレ委員長、ゴッドセ会長代行、ジャグタップ書記長らインド・セキュリティ・プレス(ISP)労組幹部と交流した。同労組は組合員数約4,000人。全インド労働者連盟(HMS)に加盟しているが、国際産別には加盟していない。インド側の挨拶の中では、労組の活動を通じて、雇用の安定、長期雇用、賃金面など良好な労働条件が確保されているとの言及があった。また、今回のナシック訪問は、3月14日に労組の役員選挙(HMSの役員が就く委員長職を除く)を控える中で実施された。工場内には立候補者の顔写真が掲載された立て看板が複数見られた。30人の枠に58人が立候補しているが、選挙によって役員の顔ぶれに大きな変化が生じることはないとの見通しが示された。投票の結果、書記長、会長代行など主要幹部に変更なしとの報告があった。

10日はムンバイに戻り、ムンバイにある造幣局労組や印刷関係労組と懇談した。インド側は30人が参加した。全印刷局労組から、概要(沿革、組織、業務、主要製品、紙幣及び旅券の偽造防止技術など)、労使関係、給与決定システムについて説明した。国家公務員の労働基本権や対等で良好な労使関係などについて質疑応答が行なわれた。UNIインド加盟組合協議会(UNI-ILC)のミリンド議長は、インドの労働者のためにも今後の日本との協力関係強化、アジア太平洋地域におけるネットワーク構築が重要であると強調した。

photo3 photo2 photo1

 


UNI Apro/JP労組関東地本奨学金授与式

1-komuro

 

 

 

 

 

 

2015年2月25日、スリランカのアヌラダプーラで、第7期UNI Apro/JP労組関東地本奨学金授与式が行われ、小室隆行委員長を団長に6人のJP労組関東地本代表団が出席した。来賓として、ペシャラ・ジャヤラトゥネ北中央州知事及びチャミシャ・デシルバ北中央州郵政副長官も立ち会い、JP労組関東地本の支援に感謝した。

UNI Apro/JP労組関東地本奨学金プロジェクトは、スリランカのUNIに加盟する郵便労組(UPTO及びNPTWU)メンバーの子供達に月額2500ルピーの奨学金を2年間に渡り支給するもので、1期あたり12~14人が一次試験と奨学金運営委員会による二次面接で選抜される。

小室委員長は、過去6期80人を超える郵便労働者の子供達が大学で勉強を続け、地域や国の発展に貢献する優秀な人材として活躍していることを喜び、今期選抜された奨学生を激励した。

2-group

 

 

 

 

 

 

ジャヤスリ・プリヤラルUNI Apro金融部会担当部長は、奨学金運営委員会議長として、全逓千葉県連協(当時)からJP労組関東地本に引き継がれ現在に至る長年の支援に感謝した。奨学生とその家族に希望を与えるだけでなく、「労働組合の国際連帯を通じて、スリランカにおける労働組合のイメージが向上し、特に若い世代が労働組合に関心を持つようになった」と、奨学金プロジェクトのインパクトを強調した。UNIスリランカ加盟協青年・女性委員会は、学生に面接を行い、労働組合について話をするなど、このプロジェクトを側面から支えている。

奨学生を代表してお礼の言葉を述べたヨゲスワランは、2人の姉と同じく医者を目指しており、奨学金を大切に使い、郵便局で働く父親のように社会に貢献したいと誓った。

またJP労組関東地本代表団は27日に、今回選抜された学生プレマシャンスが通うスリ・コネスワラ・ヒンズー・カレッジ(トリンコマリー)を訪問し、校長、数学科の学生及び教師、UPTO役員らと交流した。

3

 

 

 

 

 

 

写真はFlickr参照

 


質の高い公共サービスと労働組合の役割

質の高い公共サービスは、国民の生活の質を維持・改善していくために必要不可欠な要素である。そして、質の高い公共サービスを実現するためには、公務労働者の公正な労働条件を決定する自律的労使関係が重要になるが、日本においては、国際的にも特異な例として、公務員に対する団体交渉権をはじめとする労働基本権が制約されている。

海外に目を向けると、財政上の要請、あるいは構造改革の名の下の民営化などにより、公務セクターが縮小され、その結果公務員のディーセント・ワークが脅かされる事例が少なくない。日本および諸外国の公務員に関する国際労働基準の適用状況を概観し、質の高い公共サービスと労働組合の役割について議論するため、連合は2月24日、東京で国際シンポジウムを開催し、約350人が参加した。

海外からは、カナダ公務員組合(CUPE)調査研究員のキース・レイノルズ氏、イギリス労働組合会議(TUC)シニア・ポリシーオフィサーのマット・ダイクス氏が、それぞれ公共サービスの現状と課題、及び労働組合の対応について報告した。カナダでは、80年代から右派政権が続き公共部門の締め付けや予算削減が行われてきたが、2006年に成立した保守党政権下で更にそうした政策が推進され、労働組合の結成や活動を困難にする法制度も審議中だ。組合側もキャンペーンやストライキ、政治活動を通じて対抗しており、状況を改善するには国民の理解と労働者全体の連帯が求められている。イギリスでも、保守党政権下で2010年以降の緊縮政策により、一人あたりの公共支出が23%削減され、2016年にはケアを必要とする高齢者230万人のうち100万人が公的支援を受けられなくなることが予測されている。こうした公共サービスの低下と民間へのアウトソーシングが進行するとともに、2010年以降30万人の雇用が失われ、賃上げも5年間凍結されたままである等、労働者をめぐる状況は非常に厳しい。組合としては、こうした状況が公共サービスの更なる質の低下をもたらすことを広く国民に訴えるため、ストライキやデモだけでなく、ITを駆使したデジタルキャンペーンやNGOとの連携、政治活動を積極的に行っている。

RNG_0889

RNG_0888

 

 

 

 

 

 

パネルディスカッションでは、良い公共サービスとは、また、日本では公務員が人員削減等により過重労働を抱えているにも関わらず、労働基本権を公に主張しにくい社会的風潮が根強いことが指摘され、広く国民の理解を得るにはどうしたらよいか?が論点となった。これに対し、レイ ノルズ氏からは「労働組合は、労使闘争に時間を使いすぎた。これからは前向きに良い公共サービスを提供するために今何をするべきかに焦点を当て、ユーザーの視点に立つことが必要だ。カナダでは、公務員への社会的なバッシングは少ない。提供するサービスに対して一般の人からの信頼を得ることが最も大切だ」、ダイクス氏からは、「公共サービスの定義をしっかりとすることから始める必要がある。行き過ぎた準市場化はサービスの質を低下させる」とのアドバイスがあった。これを受けて、自治労の氏家常雄中央執行委員長(連合会長代行)は、「官民の隔たり無く、連合を通じた幅広い運動をしていきたい。質の高い公共サービスは国から押し付けられるものではなく、地域の住民との対話を通じて生み出されるものだ」と述べた。

UNI-LCJ事務局および加盟組合(情報労連、生保労連、UAゼンセン、全労金、自動車総連、JP労組)からも多数参加し、連帯を示した。

RNG_0770


ベネトン、ラナプラザ補償基金への拠出に合意  

benetton-1

 

 

 

 

 

2015年2月20日、イタリアの大手アパレル・ベネトンが、2013年にバングラデシュで発生したラナプラザのビル倒壊事故の犠牲者に対する補償基金への拠出に合意した。ベネトンは、事故前にラナプラザから商品を調達していた最大手ブランドの一つである。

今回のベネトンの決定は、グローバルユニオンや世界中のNGO等による長期にわたるキャンペーンが成就した証である。同社が決定を発表した前日にも、UNIはソーシャルメディアを通じたキャンペーンを開始しており、UNIとインダストリオールは、この動きを歓迎している。

ジェニングスUNI書記長は次のように述べた。「ラナプラザの犠牲者に対し、ベネトンは責任を取ることを約束した。16億ドルの売上高と、2億ドルを超す利益をあげているベネトンなのだから、気前の良い拠出が期待できるだろう。UNIとインダストリオールは、補償額について話す用意がある」

補償基金への支払いや支払額の確定を先延ばしにしようとするベネトンを問題視してきたグローバルユニオンは、事故発生から2年となる2015年4月24日より前に、この点を明確にするよう、同社に求めてきた。

誰がベネトンの拠出額を決めるのかについては、依然として不透明なままである。ベネトン側は、「世界的に認められている独立した第三者機関の助言を受ける」としているが、詳細を明らかにすることは拒否している。

UNIとインダストリオールが率いるバングラデシュ・アコードは、欧米やアジア、オーストラリアなど20カ国・約200のグローバル企業が調印する法的拘束力のある協定であり、バングラデシュの衣料品輸出市場のおよそ半数の工場と200万の労働者が対象となっている。


ロ・フイジュUNI Apro女性委員、台湾郵便労組(CPWU)書記長に就任

2015年2月3日、台湾郵便労組(CPWU)執行委員会は、1月に退任したラン・ミンハン氏の後任として、ロ・フイジュ氏の書記長就任を満場一致で確認した。CPWU85年の歴史の中で、2人目の女性の書記長である。

彼女は説得力があり、郵便法制や労働法制に詳しいだけでなく、青年・女性労働者の権利の促進にも熱心に取り組むと共に、彼らが国際的視野を広げることを支援してきた。2014年9月にCPWUが台北でUNI Apro東アジア労組フォーラムをホスト国として開催した際、彼女はCPWU青年委員会メンバーに、会議の成功に向けて協力を要請した。それは、彼らにとって、国際労働運動を間近に見聞する良い機会となった。

彼女はまた、UNI Apro女性委員として、アジア太平洋地域のジェンダー平等推進に大きく貢献している。

UNI Apro及び女性委員会は新たな重責における成功と更なる活躍を祈念している。

Lo Hui Ju picture


第16回UNI-LCJapan年次総会レセプション

IMG_0928

 

 

 

 

 

ホフマン副書記長による記念講演の後、第16回UNI-LCJapan年次総会レセプションには、加盟組織、友誼団体、厚生労働省等からの来賓を合わせ、約100人が参加し、交流を深めた。

冒頭、小俣新議長が主催者を代表して挨拶し、「前執行部の志を受け継ぎ、今後もUNI-LCJapanを強く大きくし、UNI全体をリードしていきたい」との決意を述べた。

続いて来賓の伊澤章厚生労働省総括審議官(国際担当)は、労働の世界が急激に変化する中、UNI-LCJapanがグローバルな労働運動の中でますます重要な役割を果たしていくことを期待し、小俣議長率いる新体制を激励した。

連合の古賀伸明会長は連帯挨拶で、「グローバルに労使対話を進めていく必要性がますます高まる最中、イオンとの間でグローバル枠組み協定が締結され、非常に勇気づけられた」と喜んだ。

UNI-LCJapan設立以来、毎年総会に出席しているクリストファー・ウンUNI Apro地域書記長は、UNI-LCJapanのUNI/UNI Aproに対する多大な貢献と協力に感謝し、相原氏のインダストリオールでの更なる活躍を祈念すると共に、小俣新議長のリーダーシップの下UNI-LCJapanが成長し続けることを確信した。続いて、世界経済フォーラム(ダボス会議)出席のため来日できなかったジェニングスUNI書記長はビデオメッセージを寄せ、「原爆投下後70年の節目の年に再度長崎を訪れる」と約束し、小俣新議長には「アクションプランを達成し、ダルマに目を入れて祝福するのを楽しみにしている」と激励した。

逢見副議長は連帯挨拶に謝辞を述べ、野田副議長が乾杯の音頭を取った。

退任した相原前議長、八野前副議長、伊藤事務局長よりそれぞれ挨拶があり、UNI Apro女性委員の花田JP労組中央執行委員、宮原情報労連中央執行委員、目黒損保労連中央執行委員より花束が贈呈された。

最後に小川新事務局長より、「国際労働運動が特別なものではなく、皆さんの普段の組合活動の一部となるようにしたい。UNIサポーターをもっと増やしたい。パートナーシップ労使関係をUNI Aproに普及させたい」との決意表明が述べられ、田原副議長の3本締めで閉会した。

IMG_0942

IMG_0949IMG_0957写真はFlickr参照

 

 

 

 


「世界は賃上げを必要としている!」UNI副書記長、ケープタウンを振り返る

P1110711

 

 

 

 

 

 

 

第16回UNI-LCJapan年次総会には、ダボス会議に出席するジェニングス書記長に代わりUNI本部からクリスティ・ホフマン副書記長、アジア太平洋地域組織を代表してクリストファー・ウン地域書記長が出席した。

総会に続き、ホフマン副書記長はUNIを代表して記念講演を行った。まず、急な選挙にもかかわらず、ケープタウン世界大会に81人を派遣したUNI-LCJapanの相原前議長の強いリーダーシップに深く感謝した。また八野前副議長には引き続きUNI商業部会での活躍を期待し、伊藤前事務局長の長年の貢献に感謝した。小俣新議長、郡司新副議長の選出に祝辞を述べると共に、小川新事務局長には、男性の多い組合で努力し、男性の支持も得ながら現在の役職に就いた自らの経験を語り、「新たなチャレンジを恐れずに!」と激励した。

ケープタウン世界大会(スローガンは「インクルーディング・ユー!」)の中で示された、不平等を例証するいくつかの数字を挙げた。
・ 世界の労働者の18.5%は、一日の稼ぎが1.25米ドルに満たない。
・ 世界のトップ85人の大富豪の所有する富は、世界の貧者35億人分に匹敵する。(最近、85人から80人に修正された)
・ 2013年、これらの大富豪85人の富は、毎分50万米ドルずつ増えたことになる。
・ 金融危機で3000万人の雇用が喪失した。
・ 労働者の40%がインフォーマル部門に従事している。

ホフマン副書記長は、「格差は組合組織率と関連性がある。組織率の低い国では格差が大きい」と、OECDの表を示した。最新のILO世界賃金報告によれば、先進国では生産性の伸びと実質賃金の間のギャップが広がりつつある、つまり生産性が伸びても賃上げは殆どゼロである。この事実は偶然ではなく、世界あらゆる場所で権力や強欲から発した、働く人々への攻撃が強くなっているためである。これらの問題に対処するには、動議や行動計画に盛り込まれたように、「まず格差解消のために、組織化と団体交渉が要となること」、「法定最低賃金が確実に実施され、生活賃金たるに十分であること」、「公正な税制と所得移転政策」が必要である。「世界は賃上げを必要としている!」

そのためのUNIの役割は、ハイレベルな国際的政策形成の場で発言すること、組合の成長を支援することである。ホフマン副書記長は、力強く組織化に邁進する「1000万人連合」計画とUNI加盟組合を含む連合加盟組織の努力に敬意を表した。また、昨年11月に締結されたイオンとのグローバル枠組み協定は、組織化の強力な後押しになる、と高く評価した。

講演後の質疑応答では、柿田UNI Apro青年委員会副議長が、若い組合員をいかに積極的に組合運動に関わらせるかアドバイスを求めた。ホフマン副書記長は、「組合活動によって日々の仕事が有意義なものとなり、自己実現が果たされるようになれば、組合活動を続けていくことができるだろう」と述べ、若い世代を激励した。

 


uni logo
最近のコメント
    アーカイブ