ブログアーカイブ

UNIケア部会、アジア太平洋地域の共通課題を議論

20160607_091409

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月7~8日、マレーシア・クアラルンプールで、UNIケア部会のUNI Apro地域会議が開かれ、9カ国(韓国、日本、香港、マレーシア、ネパール、ニュージーランド、フィリピン、スリランカ、アルゼンチン)から19人が参加した。UAゼンセンからは、総合サービス部門の古川事務局長、NCCU染川事務局長、郷野国際局長が出席した。初日は、参加組合の活動を報告し、2日目は、ケア部会の今後の活動について議した。ケア部門の組合が直面する共通課題としては、高齢化、スタッフ不足、長時間労働や低賃金等の低い労働条件、民営化などがあげられた。今後、UNI Aproにおいて、情報交換・経験交流を続け、活動が軌道にのった時期に、委員会を構成していくこととした。

20160607_161206


Making It Happen:変わりゆく世界 、人々と地球を救うために

aclimate_justice_peace_2015_0_0

 

 

 

 

地球温暖化を2度以下に抑えることを誓うパリ協定が世界195ヶ国によって採択され、温暖化対策で初めて先進国・途上国を含めた合意を実現するなど、2015年は吉報で締めくくることができそうです。紛争やテロなどの暗いニュースが影を落とす中、COP21は多国間主義、団体行動、国境を超えた連帯強化を体現する素晴らしい結果となりました。

COP21が成功した一つの要因として、市民社会を大規模に動員したことが挙げられます。UNIやITUCなどの労働団体が、COP21をめぐり精力的に政策活動や広報活動を行い、これらの国際連帯活動がCOP21を成功に導いた政治的モメンタムを作り出しました。私たちは成し遂げたのです。この新たな国際環境協定は、私たちが健全な環境の中で生活する権利を勝ち取るために、地方、国、グローバル規模で何万もの職場で大きく前進することを可能としました。新たな時代の幕開けなのです。世界が変わりゆく中で、誰一人として取り残されない公正なプロセスを保障し、ディーセントな雇用をすべての労働者のために創出する重要性は徐々に注目を増しています。脱炭素社会を実現し、気候変動による破壊的な影響から最も貧しい人々を保護するための確かな計画が着々と進行している、と言えるでしょう。

COP21での合意が、国連総会において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されて僅か3ヶ月後にもたらされたという事実も、私たちが正しい方向へ前進していることを示しています。貧困削減、ジェンダー平等、ディーセントワークなど、SDGsの掲げる課題はUNIが何年にも渡り提唱してきたものです。SDGsは、2030年までの持続可能な発展を可能とする基盤を成し、その領域はグローバルからローカルまで幅広く、17の目標と169のアクションポイントが盛り込まれています。デジタル革命がますます加速し、デジタル資本主義者がディーセントワークの世界をひっくり返そうとする中、人々の生活の質を向上させることがその目標です。SDGsはまた、責任ある企業行動の重要な基盤でもあります。

私たちは今、気候変動、デジタル化、不平等などからくる混乱の時代に生きています。COP21及びSDGsは、世界が刻々と変わりゆく中でも人の温もりが失われず、また、2014年のUNI世界大会で採択された決議が反映される希望を私たちに与えてくれます。労働組合運動は、より持続可能で平和で豊かな社会を構築するため、世界を変えていく上で重要な役割を担っています。チュニジアのUNI加盟組織及びナショナルセンターUGTTがノーベル平和賞を受賞した素晴らしいニュースは、労働組合が平和と民主主義を求めて人々を団結させ集団行動を起こせば、変化をもたらすことができると気づかせてくれました。組合、使用者、市民社会が一丸となって行動を起こせば、一国だけでなく世界をも変えることができるのです。また、フランス国民が今月行われた地方議会選において極右政党を拒否したことも、多くの人々がまだ民主主義と包摂性を信じていることを証明するものです。

私たちには解決策を示す義務があり、それが今後の課題であります。私たちは、2年後のUNIリバプール世界大会のテーマである「Make it Happen」(成し遂げる)を続けていかなければならないのです。

UNIを代表し、皆さまに素晴らしい2016年が訪れるよう心よりお祈り申し上げます。

UNI書記長 フィリップ・ジェニングス

DSC_0569


UNI世界ケア部会結成大会

玉井さんUNICARE大会報告

 

 

 

 

 

 

UNI世界ケア部会(UNICARE)の結成大会が2015年5月20~21日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催され、29カ国109人が出席した。UNI Apro(アジア太平洋)地域からは日本、韓国、マレーシア、インドネシア、ネパール、オーストラリア、ニュージーランドから参加した。

開会式にはカルロス・トマダ労働大臣も出席し、グローバル化の中で誰にとっても望ましい社会の実現のためには強い労働組合が必要であるとし、UNICAREへの支援と連帯を表明した。

参加者は各国のケア部門を取り巻く環境、組織化戦略やその課題について共有した。「在宅ケア・長期ケアにおける成長戦略」のセッションでは、UAゼンセン・日本介護クラフトユニオン(NCCU)の陶山浩三会長が、日本の急速な高齢化と世帯構造の変化、NCCUの活動(組織拡大と国への要請活動)、今後に向けた課題と展望について発表した。

大会は、活動計画、部会規則を全会一致で採択した他、世界運営委員会を選出した。活動計画は、先の第4回UNI世界大会(2014年12月、ケープタウン)で採択された戦略目標と優先課題に沿う形で、下記の実現に向け取り組んでいくこととした。

・組合成長を実現する。
・組織化・キャンペーン力の強化を図る。
・働く者が同産業において影響力を持つことができるような戦略を構築する。
・ケアの仕事が、働く者のディーセントな暮らしを実現すると共に、高水準のケアと社会的保護を提供する中で尊厳と敬意を伴う素晴らしい仕事となるよう、経済活動の主導権を取り戻す。

UNICARE世界運営委員会議長には、今大会の受入れ組織となったアルゼンチンのケア部門産別組織FATSAのカルロス・ウェスト・オカンポ会長が選ばれた。各地域組織に割り当てられる副議長には欧州及び米州の代表(フランス、カナダ、メキシコ、ブラジル)が選出された。UNI Apro及びアフリカの副議長枠については、UNICAREの地域組織がまだ確立されていないため空席となった。

また大会では、ネパール大地震を受け、ネパールの民間医療機関で働くスタッフらが加入するUNIPHINのプリシビ・サパリヤ会長が、大地震発生後の現地の状況やUNIネパール加盟協(UNI-NLC)とUNIPHINの救助・支援活動について発表を行なった。参加者からは犠牲者や被災者への連帯と支援が表明された。会場には「ネパールへの連帯」と書かれた横断幕も掲げられ、カンパが呼びかけられた。

 


uni logo
最近のコメント
    アーカイブ