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第22回UNI-LCJ年次総会、新体制でUNI Apro運動牽引を誓う

2021年2月15日、第22回UNI-LCJ年次総会が初めてオンライン併用で開催された。コロナ禍で延期や変更を余儀なくされた2020年度活動報告、会計報告、監査報告を承認した。続いて、UNI Aproにおける6部会大会等の主要行事を含む2021年度活動計画及び予算が承認された。最後に役員改選があり、松浦UAゼンセン会長がUNI-LCJ議長に再選され、事務局長として新たに森川容子が選出された。

就任挨拶を行う森川新事務局長
上田事務局次長

続く記念講演には各加盟組織及び来賓等約100人が出席した。

主催者を代表して挨拶した松浦議長は、UNIやUNI Aproがコロナ禍にあっても組織化の手を緩めず、エッセンシャルワーカーや弱い立場にある労働者のために取組みを続けてきたことに触れ、今後もパートナーシップ労使関係を大切にしながら労働運動を発展させていきたいと決意を述べた。

また来賓として、厚労省の井内総括審議官は、政労使の社会対話によりコロナ禍の難局を乗り切っていく重要性を強調した。

神津連合会長は、ビデオメッセージを寄せ、労働者にとって非常に厳しい状況であるが、雇用や生活を守り、セーフティネットを拡充し、希望と安心の持てる社会の実現に向けて、労働運動は共に連携して取組んでいこうと呼びかけた。

その後「ウィズ/ポストコロナの国際労働運動」と題し、クリスティ・ホフマンUNI書記長(スイスからオンライン参加)及びラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長(ネパールからオンライン参加)から、過去1年の振り返りと今後の展望を聞いた。

ホフマン書記長は冒頭、年明け早々、米国でバイデン大統領率いる民主党政権が誕生したことや、米国のグーグル労働者が組合を結成したこと等の喜びと今後への期待を述べた。UNIはコロナ禍の間、エッセンシャルワーカーの労働条件改善に向けたキャンペーンに精力的に取組んだことや、デジタルな組織化スキルを深めてきたことを紹介した。2021年は、コロナ禍で加速したリモートワークの課題やリストラの課題に取組むこと、企業に説明責任を負わせるために、OECDガイドライン等の枠組みを活用しながら、運動を進めていくと述べた。アジアでは、ミャンマー、香港、フィリピン等で民主主義が危機に瀕していることにも触れ、UNI Aproと緊密に連携しながら国際労働運動全体として弾圧されている人々の支援に全力を挙げると強調した。

アチャリャUNI Apro地域書記長は、コロナの大打撃を受けアジア太平洋地域の特に途上国において労働者の状況が悪化していることを報告した。そのような中、労働者を勇気づけるキャンペーンに日本の加盟組織やリーダーが積極的に参加していることに、感謝の言葉が述べられた。最後に、UNI Aproはワンチームとして、コロナを克服し、より良い復興に向けて、政労使の議論に積極的に参画していきたいとの決意を語った。

講演後には、「コロナ禍を理由に労働者が不利な立場に置かれる国が多い中で、政労使の協力によって乗り切ろうとしている事例があれば教えてほしい」(全労金・末留委員長)、「UNI長崎世界大会で女性参画比率40%の目標を採択して10年が経過したが、前進したと評価できるか」(印刷労連・古賀副書記長)、「在宅勤務等の働き方が普及する中で、とりわけ就業経験の少ない若年層にはワークライフバランスやメンタルヘルス上の課題が生じている。このような新たな課題を解決するためのヒントはないか」(日放労・松波中央執行委員)、「グーグル労組結成までの経緯や苦労した点」(UAゼンセン・中田国際局局員)等の質問が出された。

閉会にあたり、野田副議長は、引き続き建設的労使関係の普及に努めるべく、アチャリャUNI Apro地域書記長を支え、松浦議長、森川新事務局長・上田事務局次長の下、UNI-LCJとして力強く活動を展開し、より良い復興を共に目指していこう、と参加者全体を鼓舞した。


「ミャンマーの人々は黙っていない」UNIも民主主義を要求するグローバルな騒音アクションに参加

ミャンマーの軍事政権が民主主義を支持するデモ参加者に対し、ますます暴力的な戦術に訴える中、UNIは国際労働運動の仲間と共に、2月11日、民主的統治への復帰を要求するための騒音爆幕に参加する。

世界中の組合活動家は、ミャンマー大使館、領事館、事務所の外やインターネット上で騒ぎ立てることで、連帯を示している。こうした連帯行動は、ヤンゴンにおける毎晩の騒音抗議を真似するものだ。

「ミャンマーの人々は黙っていない。警官に叩かれても、撃たれても、放水されても、毅然として民主主義を訴えている」とクリスティ・ホフマンUNI書記長は述べた。「今日、世界中の労働組合は、声をあげている。非合法な軍事政権への経済的支援を断ち切るよう、我々の国や企業に呼び掛けている。特に、インターネットを遮断せよとの軍からの悪意ある指令を無視するよう、携帯事業者やインターネットプロバイダーに要請する。」

世界的なアクションは2月11日、中央ヨーロッパ時間午後2時30分に開始される。

「民主主義の価値観は労働組合の価値観であり、ミャンマーの組合員は軍事政権に終止符を打つため最前線で闘っている。我々は彼らに連帯し、民主主義を取り戻し、拘束されている人々が釈放され、情報が自由に配信されるよう、共に闘う決意だ」と、ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は述べた。

9日に、UNIをはじめとするグローバルユニオンは、ミャンマーのために立ち上がるよう、企業や政府に圧力をかける声明を発表した。


オランダのスーパーマーケット労働者へグローバルな連帯を

UNIは、オランダのスーパーマーケット労働者30万人のため、5%の賃上を求めて闘っているUNI加盟組織「オランダ労働組合連盟(FNV)」への支援を、世界中の加盟組織に要請する。
FNVは、世界の組合指導者や労働者に対し、今回の5%の賃上要求に連帯しハイタッチのポーズで5本指を広げて写真を撮り、その写真をFNVのキャンペーン・ハッシュタグ #waardeeronswerk (我々の仕事に感謝して)とともにSNS等に投稿することを求めている。

#waardeeronswerk

FNVとスーパーマーケット使用者協会の新たな産別交渉は、2020年4月に始まるはずだったが、使用者側は2020年の賃上を拒否し、さらには日曜勤務手当を半減させようとしたため、交渉は決裂した。オランダでは、1.3%のインフレと社会保険料の負担増があり、労働者は痛手を受けている。FNVは、昨年度の賃金も対象とすべく遡及的効力のある団体協約を要求しているが、使用者側は昨年分については交渉を回避し、代わりに2021年と2022年の昇給を交渉しようとしている。使用者側は、コロナ禍による2020年の給与交渉の遅れを利用し、パンデミック中の労働者の社会貢献を無かったことにするかのような態度を示している。
組合は一連の行動やストライキを行い、使用者側への要求にかかわる請願書に労働者1万人分の署名を集めた。

労働側の要求が満たされなかった場合、FNVは2月10日にストライキを決行する予定だ。

FNVハンデルの組合役員であるファトマ・バグデイス・カラタス氏は、「スーパーマーケットは長きに渡って巨額の利益を上げてきた。今こそ、懸命に働いてきた従業員が分配を受ける時だ。」と述べ、「スーパーマーケット事業者は、従業員に感謝し、5%の賃上を実施すると共に日曜勤務手当を存続させるべきだ。」と訴えた。
直近の交渉では、スーパーマーケット使用者協会は「挑戦を厭わない」とし、今なお譲歩しない構えだ。

マタイアス・ボルトンUNI世界商業部会担当局長は、「我々の仲間一人の課題は、我々全員の課題だ。我々はFNV及び労働者の公正な闘いに全面的に連帯する。エッセンシャルワーカーは、尊厳ある賃金を含む不可欠な権利を得るに値する。」と支援を表明した。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「オランダのスーパーマーケット労働者の賃上は、支払期限がとっくの昔に過ぎている。パンデミックの間にも人々に食料や必需品を提供すべく命を懸けてきた労働者に対し、雇用主がいまだに公正な利益の分配を拒否しているのは恥ずべきことで、まさに強欲そのものである。」と使用者側を痛烈に批判した。
#waardeeronswerk


世界中の労働組合が、小売労働者へのワクチン接種を求めている

世界中のUNI加盟組織は、食料品や生活必需品を人々に提供するため、最前線で働く小売労働者への優先的なCOVID-19ワクチン接種を求めている。
小売店舗において多くの感染が発生しており、ある調査では、小売労働者は一般の人々よりもウィルスに対し陽性反応を示す割合が大幅に高いことが判明した。

さらに悪いことに、1月25日、英国の国家統計局が発表した数値によると、エッセンシャルワーカーは、COVID-19感染症で死亡する割合が高いことが確認されている。これを受けて英国店舗流通関連労組(Usdaw)は、小売業等の主要な労働者が、緊急にワクチン接種を実施するよう改めて求めている。
パディー・リリスUsdaw書記長は、「これは、加工工場、流通、小売、食料品配達など、必要不可欠な食品供給産業で働く仲間の組合員にとって憂慮すべき状況である。我々は雇用者と協力してリスク評価を再検討し、すべての安全予防措置が守られていることを確認している。」と述べた上で、「政府は、こうした労働者が直面しているリスクを考慮し、ワクチン接種展開の第二段階において、脆弱な職業を優先しなければならない。パンデミックの中、人々に生活必需品を供給し続けるために働いてきた、重要な労働者である彼らは、評価・尊重され、保護されるべきである。」と訴えた。

同様に、米国130万人の食品・小売労働者を代表する全米食品商業労働組合(UFCW)は1月、米国疾病予防管理センター(CDC)に対し、食料品店、食肉加工、食品加工の(圧倒的に有色人種が多い)エッセンシャルワーカーが、早期且つ優先的にCOVID-19ワクチンを接種できるよう要請した。
マーク・ペローネUFCWインターナショナル会長は、「UFCWは、米国における食料品、食肉加工、食品加工のエッセンシャルワーカーの最大労組として、CDCに対し、早期のCOVID-19ワクチン接種に関して、医療従事者に次いでこれらの勇敢な労働者を優先するよう要請している。食品労働者を守ることは、我々の地域社会を安全に保ち、これらリスクの高い職場における今後の感染発生を食い止める上で不可欠である。レッドフィールドCDC長官は、こうしたエッセンシャルワーカーが、最初にワクチン接種を受けられることを保証することで、彼らの担う重要な役割を認識しなければならない。」と訴えた。

また、オーストラリアのジェラルド・ドワイヤー店舗流通関連労組(SDA)書記長は、クリスマス前に、グレッグ・ハント保健大臣宛の書簡を通じ、小売業、ファーストフード、倉庫で働く労働者が、COVID-19のワクチン接種を最初に受けられるよう要請した。同書記長は、書簡の中で「こうした労働者が提供している重要なサービスを考慮し、ワクチン接種が可能になった際には、優先順位を与えられなければならない。」と述べた。

カナダの食品・医療・警備労働者を代表するUFCWは、同国でのワクチン導入の際には、最前線の労働者に優先権を与えるよう求める請願書を提出すると共に、カナダの人々の日常を支えている彼らの貢献をよりよく反映させるため、最前線の組合員の賃上げも行っている。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「メッセージは明確である。小売業のエッセンシャルワーカーは常に危険に曝されており、COVID-19ワクチンの接種を優先させなければならない。我々の生活の中でこうした労働者の役割を見過ごすことはできず、彼らなしで社会は生き残れない。彼らのワクチン接種は、早ければ早いほど良いのである。」と訴えた。


Usdaw、スコットランドにおいて小売労働者をハラスメント行為から守る新法を獲得

1月半ば、UNIに加盟するUsdawは、スコットランドの小売労働者を暴力、暴言、ハラスメントから保護する新法の制定に貢献した。UNIは、英国における小売労働者に対する暴力がパンデミックの間に倍増し、緊急性が高まった小売労働者の保護強化を求める長い闘いにおいて、Usdawを支援してきた。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「この法律は、小売労働者の保護に向けた大きな一歩であり、今回の法律が、あらゆる場所で労働者の力を確立するための判断基準となることを期待している」とし、「エッセンシャルワーカーである世界中の小売労働者は、グローバルな健康危機の中で働くというリスクにも関わらず、ほぼ1年間、最前線で食料や物資を提供してきた。こうした労働者は、嫌がらせを受けるのではなく、敬意をもって扱われ、ふさわしい保護、賃金、尊厳を与えられるべきだ。」と訴えた。

ダニエル・ジョンソン議員(エディンバラ南部の労働党議員)が提出したこの法案は、以下のとおり小売労働者の保護を強化するものである。
 ・小売労働者に対する暴行、脅迫、暴言、妨害行為に関し、新たな法定犯罪
  として定める。
 ・年齢確認が必要と定められている商品(タバコや酒類等)を購入する際、
  購入者が小売労働者に対し、年齢確認を拒否する等の妨害行為に対して
  より重い違法行為とすること。

嫌がらせから労働者を保護するための請願書への署名が、英議会での審議に必要な10万筆を突破後、パディー・リリスUsdaw書記長は、成案化を推し進め、国内外の労働者のために突破口となるプラットフォームとして、本法案を活用する必要性を強調した。

リリス同書記長は、「スコットランド議会はこの法案を可決し、店舗労働者の保護に向けた道を切り拓いている。これはスコットランドの組合員にとって素晴らしい結果であり、彼らは、業務に見合った法の保護を受けることになる」と述べると共に、「我々のキャンペーンに対し、同情と店員保護の法制化に異議を唱えるだけだった英国政府の反応に深く失望している」と批判し、「我々は今、小売業全体の重要な労働者を支え、英政府の立場を転換させられるような国会議員を求めている。」と述べた。


ASEAN:三者パートナー、第11回ASEAN地域三者社会対話会議で、より良い復興に向けたコミットメントを再確認

2020年12月17~18日に開催された第11回ASEAN地域三者社会対話会議において、ASEAN地域の政労使パートナーは、新型コロナウィルスの感染拡大(パンデミック)がASEANの労働者や企業に与えている影響について議論した。

この会議は、ASEANサービス労組協議会(ASETUC)、ASEAN労働関係高級実務者会合(SLOM)、ASEAN使用者連盟(ACE)、ASEAN事務局が共同で、主催国ベトナムの労働・傷病兵・社会問題省(MOLISA)及びドイツのフリードリッヒ・エーベルト財団(FES)の全面的な支援を受けて開催された。

モハメド・シャフィー・BPママルASETUC議長は、参加者を歓迎すると共に、初のオンライン開催に対するACE及び2020年のASEAN議長国であるベトナム政府の協力に感謝の意を表した。オンラインでの開催となったため、ASEANのサービス部門の多くの組合指導者のオブ参加が可能となった。

会議では、パンデミックが経済界と労働者に与える影響の緩和に向けた政労使ステークホルダーの対応について、有意義な評価が行われた。国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)及びILOの代表からの発言により充実した議論となり、ASEAN地域においてより良い社会的保護が広く適用される必要性が強調された。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、地域の労働者に対するCOVID-19の影響を検討する中で、パンデミック中にデジタル化への移行が加速した点や、不安定な非正規労働者に社会的保護を拡充する必要性について指摘した。また、より良い労働条件の確保と職場の安全強化に向けた具体的な対策を実施することによって、全てのエッセンシャルワーカーの貢献に応えるよう主張した。

参加者は、COVID-19パンデミックにおける社会パートナー間の協力強化こそが、人間を中心にしたASEAN構築に不可欠であることを確認し、ASEAN地域の全ての人に、より健康で、優しく、公平な未来を提供するべく、責任を共有し、連帯して取組んでいくことを再認識した。


カスタマーハラスメント(悪質クレーム)対策のさらなる強化に向けて

2020年12月3日、UAゼンセンは参議院会館にて悪質クレーム対策に関する集会を開催し、国会議員80名超を含む参加者約200名に対し、さらなる法整備や世論喚起の必要性を訴えた。

コロナ禍において、小売業・接客サービス業の従業員は感染リスクを抱えながら業務にあたってきたが、今次調査において、組合員の5人に1人が新型コロナウイルスの影響による迷惑行為を受けたと回答した。

それにもかかわらず、4割以上の企業で顧客からのハラスメントに対する対策がなされていないことも本調査で明らかとなった。厚生労働省は本集会の中で、対策として来年度予算に1,700万円を計上し、具体的なマニュアルの策定や企業に対する周知等の対策を実施することを紹介した。

つづいて、悪質クレームなどの迷惑行為を受けた対応者のストレスの実態の顕在化と悪質クレームの要件を定義する学術研究結果が報告された。過度な迷惑行為については、既存の刑法によって強要、威力業務妨害、暴行の罪で、懲役3年以下、罰金50万円以下の刑を受ける可能性がある。しかし、暴言や長時間拘束など多くの事象は立証に向けた判断が難しいことも多く、企業の対策も義務化されていないため、これまで迷惑行為を受ける従業員は充分に保護されていなかった。
今回の調査で明確化された悪質クレームの定義を踏まえ、UAゼンセンは、労働者のさらなる保護を求め、迷惑行為を未然に防止するための新たな法律制定を目指していく。

UAゼンセンはこれまでもPR動画による啓発や3省庁共同による買い物ルールのポスター作成実現などの具体的成果に結びつけてきた。UAゼンセンは今後も「企業の悪質クレーマー対策教育の徹底」「消費者への啓発活動」「迷惑行為防止のための法整備」を重点に今後も取り組みを継続する。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「UAゼンセンの素晴らしい取組みに心から敬意を表したい。コロナ禍が収束した後も、顧客からの悪質クレームから流通労働者がきちんと守られるだろうと期待している」と述べ、日本において状況が改善しつつあることを喜んだ。
UAゼンセンの取組みは、UNI Aproの仲間にとって非常に心強いものであり、加盟組織が倣うべき模範となるだろう。


英Usdaw、スーパー大手モリソンズと画期的な賃金を交渉

英国UNI加盟組織のUsdaw(店舗流通関連労組)は、モリソンズの全ての小売労働者の時給を最低でも10英ポンドとする賃金交渉に成功し、同国のスーパーマーケット業界に新たな高賃金をもたらした。

この英国の大手スーパーマーケット・チェーン、モリソンズとの画期的な協定は、Usdawとその労働者によるニューディール・キャンペーンにとって大きな勝利であり、その中には、最低時給を10ポンドにするための重要な要求が含まれている。

パディー・リリスUsdaw書記長は、次のように喜びを伝えた。「この10か月は、パンデミックという困難な状況の中で働いてきた食品小売スタッフにとって厳しい時期だった。人々に食料が届けられるよう必要不可欠なサービスを提供している彼らを支援し、敬意を表し、感謝しなければならない。彼らは適正な賃金を得るに値する。このオファーは素晴らしいニュースであり、モリソンズ店舗で働く我々の仲間が献身的に尽力した成果だ。この時給は現在、大手スーパーの中で最も高い水準となっている。これは大きな一歩であり、他の小売業がモリソンズに倣うことを願っている。Usdawは新たな協定と全ての小売労働者のための生活賃金を望んでいる。」

感染力の強いウイルス変異種に英国が悪戦苦闘し、1日の死者数が記録を更新する中でも働き続けるモリソンズの労働者にとって、待望の賃上げは大きな後押しとなる。

Usdawの勝利は、UNIの「エッセンシャルワーカーのための不可欠な権利」キャンペーンの好事例である。このキャンペーンは、最前線で働く労働者に、尊厳のある賃金、個人防護具、有給病気休暇、組合の権利、危機の際の特別な対策等を要求するものである。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、次のように述べた。 「我々は、英国のスーパーマーケットの賃金に新たな基準を設定したUsdawの勝利を祝福する。パンデミックの収束まで先が長い中、最前線で働く労働者の不可欠な権利のために闘い続けることは極めて重要である。小売労働者は適正な賃金を支払われ、必要な安全対策が徹底され、ワクチン接種が優先されるようにしなければならない。」


UNIは米国の労働運動と共に、反民主主義的白人至上主義者による連邦議会襲撃を非難する

騒乱は収まり、催涙ガスも消え去った。ジョー・バイデン氏は、合法的に米国大統領就任が確定した。しかし、米国の民主主義を破壊しようとした右翼の過激派と白人至上主義者による不名誉な試みは世界を驚愕させた。世界の民主主義の規範がこれ以上侵食されぬよう、行動を起こさなければならない。

UNIは米国の加盟組織と共に、連邦議会に対するこの恥ずべき襲撃を糾弾する。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「1月6日、世界中の人々は、米連邦議会が武装した右翼テロリストの暴徒に包囲されているのを、恐怖の中で見守っていた。トランプ大統領が任期中に憎しみと白人至上主義の炎を煽ってきたことで、過激派は暴力へと駆り立てられた。無力な治安部隊は簡単に圧倒されてしまったが、これは昨夏の『黒人の命は大切』を掲げるデモ参加者に対する軍国主義的な対応とは全く対照的なものであった。これは民主主義に対する凶悪な攻撃であり、民主主義の制度を強化し、米国内外で根本的な変化を起こすことが急務であることを思い起こさせるものである」と述べた。

メアリー・ケイ・ヘンリー全米サービス労組(SEIU)委員長は、「連邦議会の襲撃は、何千万人もの黒人、褐色人種、白人、アジア太平洋諸島人、先住民等の有権者の票を無効化させようとする試みである」と憤り、力強い声明の中で次のように表明した。「この暴動は、我々が大切にするものを脅かそうとして、力を振りかざしている。我々が大切にするもの、それは、あらゆる人種の家族が繁栄し、良い仕事に就き、適切な医療を受け、子供たちが安全に暮らし、清浄な空気を吸えるようにすることだ。このようなことは決して許されない。労働運動の中で、我々は分断と憎しみの教訓を学んできた。全ての米国労働者とその家族が犠牲を強いられてきた。これ以上は容認できない。この攻撃に対処するために、我々は、この国が明らかに必要としている変革を躊躇なく要求していく。」

クリス・シェルドン全米通信労組(CWA)委員長は、暴徒による「メディアを殺せ」というメッセージと彼らの抱く人種差別的イメージに注目し、行動への呼びかけを行った。「報道の自由と共に、我々のような自由で民主的な労働組合は、共通の目標に向けて団結する労働者の力を恐れるファシストの標的となっている。我々は、民主主義を強化し、白人至上主義とファシズムに抵抗する闘いにコミットし続けなければならない。我々は昨年春に開始したプロセスを継続し、我々の組織内を含む、あらゆる人種差別の根絶に向け、いっそう努力しなければならない。共に全ての労働者のために力を構築しよう。」

ヘンリーSEIU委員長、シェルトンCWA委員長の両氏は、多くの議員同様に、トランプ氏即時解任を求めている。

米国最大の労働組合組織であるアメリカ労働総同盟・産別会議(AFL-CIO)のリチャード・トラムカ会長は、今回の襲撃を「法を守る全ての米国人の憲法上の権利を侵害する行為であり、労働運動は決してこれを容認することはできない。今も、これからも」と非難した。 スペインのナショナルセンターである労働者委員会は、この襲撃を非難する声明の中で、バイデン次期大統領が当選した要因の1つは、労働者の社会的保護の拡大を公約に掲げていたことだが、民主主義の基本的規範を回復せねばならない状況となった今、困難に陥っていると指摘した。


2021年、共に立ち上がろう!

ルーベン・コルティナUNI会長ビデオメッセージ(スペイン語)

UNIファミリー、兄弟姉妹の皆さん

新年にあたり、2020年、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の中、奮闘された皆様のご尽力に感謝申し上げたいと思います。

既にご承知の通り、世界でワクチン接種が始まりましたが、ウィルスは未だ猛威を振るっております。

国際労働運動の仲間と共に最前線に立っておりますが、私達はこの先、より良い通常に戻るため、引き続き緊張感をもって取組んでいきたいと思います。

私達は今なお、経験しているこの現状を論理的に理解しようと努めながら、足元では医療体制の整備、根本的には政治経済の立て直しを考えなければなりません。

国際労働運動が訴えてきたように、以前より良いニューノーマル(新たな日常)を構築する必要がありましょう。

新たな、より良い日常とは、環境に配慮し、富を平等に配分する必要性や、持続可能な開発のシナリオを重視するものです。

少なくともこの3点に配慮がなされなければ、不確実性はこの先も続くと思われ、更なるパンデミックに見舞われる不安が拭えません。新たな経済危機が訪れ、必然的に労働者や排除された人々が影響を受けるのです。

引き続きウィルス感染防止対策を徹底し、同僚の職場の安全衛生確保に取組む必要があります。しかし根本的には、先に述べた、より良い日常を構築する上で意思決定に影響を及ぼすには、私達が国レベル、地域レベル、現場レベルで強力な存在感を持たなければなりません。

改めて皆さんに感謝申し上げると共に、世界の緊張関係が解消されようとしている中、国際労働運動としても主張すべきことがたくさんあることを強調したいと思います。そうすることには歴史的な教訓が多々あるからです。

私達の組織を強化し、私達自身を大事にし、新年のスタートを切りましょう。労働運動の中で、私達はどのようにコロナによって破壊されたものを建て直し、前進していくかを深く議論していきましょう。

ビデオではありますが、皆様に心より連帯の気持ちを送ります。2021年が皆様にとって素晴らしい年になりますように祈念申し上げます。ご静聴ありがとうございました。


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