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台北フォーラム成功に向けて

2014年6月10~12日、ウンUNI Apro地域書記長、伊藤UNI Apro東京事務所長、小川同副所長は台湾を訪問し、加盟組合及び未加盟組織と意見交換を行った。

本年9月末に台北で開催される東アジア労組フォーラム(29~30日)及び東アジア郵便労組フォーラム(28日)の受入れにあたり、台湾にはUNI加盟組合協議会が無いため、中華郵政労組(CPWU)が中心的役割を果たしている。10日午前中、藍CPWU書記長、羅副書記長、梁国際部長と共に、2フォーラム及び夕食等の会場を視察した。午後は、鄭CPWU委員長、朱中華電信労組(CTWU)委員長、張CTWU書記長を交え、東アジア労組フォーラムのテーマについて議論した。第1回(東京)のテーマは「労使パートナーシップ」、第2回(ソウル)が「少子高齢化」であった。参加国からの要望を勘案し、第3回目の今回は「非正規労働者」をメインテーマとする方向性が確認された。フォーラムに向けて、日本、韓国、台湾、香港の非正規労働に関する調査を行うことも確認された。

11~12日には個別に下記の加盟組合及び未加盟組織を訪問した。
• 朱CTWU委員長他。東アジア労組フォーラムの受入れに協力する他、UNI世界及びUNI Apro ICTS部会委員会、UNI世界大会・女性大会、UNI Apro青年大会等、UNIの諸活動に積極的に役員を派遣し、UNIの諸活動を執行部や組合員に見聞してもらう予定であると述べた。
• 金融労組(未加盟)の韓書記長、蘇副書記長。CPWUから東アジア労組フォーラムへの参加を呼びかけられており、前向きに検討している。またその機会に、UNI-LCJ金融部会との意見交換も希望している。目下の課題は銀行の合併。
• 台湾公共テレビ労組(未加盟)の程委員長。UNI加盟を大会で決議できるよう、様々な機会を利用して執行部にUNI諸会議に出席してもらい、意義を理解させている。台北フォーラムも絶好の機会となるだろう。日放労との意見交換も希望している。
• 保険労組(加盟)の潘栄誉委員長。台北フォーラムへ参加予定。UNI-LCJ金融部会との意見交換を希望。

 

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UNI Apro女性委員会

2014年4月5日、第15回UNI Apro女性委員会がシンガポールで開催された。

開会式でウンUNI Apro地域書記長は、マレーシアDiGi労組のカリナ委員長(女性)と、バングラデシュ・グラミンフォン労組のマスッド書記長及びアディバ広報担当(女性)を紹介、歓迎した。両労組ともテレノールの子会社だが、経営側から認められず、労組役員が嫌がらせを受けてもなお、従業員を代表し経営側と交渉するため、組織化を続けている。女性委員会は2人の女性リーダーの勇気ある闘いに敬意を表した。

前回委員会で日本から指名することになっていた副議長には損保労連の安田晶子中央執行委員が確認された他、フィリピンのアルマ委員と香港のライハ委員が正委員に確認された。退任した韓国のリー委員の貢献に感謝の意が記された。

また、UNI Apro女性委員会として、韓国KHMUの医療制度民営化反対闘争への支援メッセージに署名し、KHMUに送ることとした。

ベロニカUNI機会均等局長は、男女間賃金格差啓発キャンペーン計画を提示し、委員からのアイデアを募った。

各国報告では、日本から和田委員が連合及びUAゼンセンの男女平等参画推進計画について報告し、労働組合が妊娠中の女性の権利について主張し続けたことから、マタハラという概念が社会で認知されるようになったと述べた。宮原委員は、情報労連において第二次男女平等参画推進計画が策定され、トップのリーダーシップのもと総力を挙げて取組んでいると述べた。安田副議長は、あいおいニッセイ同和労組では女性活性化プロジェクト設置により、組合活動を通じた問題解決や女性組合員どうしのネットワーク作りを行うことで、女性組合員が生き生きと働き続けられるよう支援していると報告した。花田委員はJP労組における女性組合員数と女性役員数が着実に増えている現状を示した。

本年12月、ケープタウンでのUNI世界女性大会で期待されるUNI Apro女性委員の役割として、以下を確認した。

・資格審査委員 日本から指名

・ 決議委員(2人) マクシン議長(ニュージーランド)とシンガポールから指名

・ 一セッションの司会及び暴力に関する動議の紹介 テレーズ世界副議長(オーストラリア)

・  正しいふるまい委員会 シャラダ委員(インド)

 

世界女性大会におけるUNI Aproを代表する世界女性委員候補については、現在の役員・委員の地域における任期が2015年末であるため、そのまま指名することを確認した。

2015年末のUNI Apro女性大会の討議内容を検討するため、小規模な準備会議を8月、ホーチミンで商業部会委員会前日に行うこととした。

 

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写真はFlickr参照


UNI Apro女性フォーラム、ケープタウンに向けて連帯強化

2014年4月4日、第15回UNI Apro女性委員会の前日、女性フォーラムが開催され、部会担当部長を交えた部会別グループ討議や、小地域毎に課題を設定したグループ討議を通じて、様々な意見交換及び経験共有を図った。

部会戦略実施にあたって女性委員が果たすべき役割や、部会活動への更なる関わり、女性委員会との連携等について意見が出された。また、東アジア・グループは9月末、台北で開催予定の東アジア労組フォーラムのテーマについて、東南アジア・グループはASEAN女性と子供の権利の保護・促進委員会(ACWC)の活動の理解とASETUCとしての意見提起について、南アジア・グループは女性リーダー育成と効果的なコミュニケーションについて議論した。

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「若い女性をいかにエンパワーし、組織し統合していくか」というテーマでは、日本から宮原委員(情報労連)が学生と社会人が「働くこと」を話し合うコミュニティ“明日知恵塾”及び女性役員と男女平等参画推進担当者のネットワーク作りと情報交換の場“お茶の水フォーラム”について紹介した。UNI Aproが実験的に南アジアで始めようとしているメンター制度の参考とするため、安田委員(損保労連)は会社で実施されている男性役員メンターと女性メンティの取組みについて報告した。

本年12月、ケープタウンでのUNI世界女性大会に向け、5つの動議案の内容についてテレーズ世界女性委員会副議長から解説があり、UNI Apro地域からも積極的に参加・発言していくことを確認した。参加者は休憩時間に、アフリカの女性の闘いを称える歌を練習し、ケープタウンへの士気を高めた。

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写真はFlickr参照


男女賃金格差の解消を強力に訴えていこう

2014年3月27~28日、スペイン・マドリッドでUNI世界女性委員会が開催され、UNI Aproから、テレーズ副議長(オーストラリアSDA)、リン委員、リン・オブザーバー(台湾CTWU)、小川UNI Apro機会均等部長が出席した。

初日は、ケープタウン世界女性大会に提起する戦略計画と、「女性に対する暴力」、「女性と健康」、「男女賃金格差」、「平等な社会」に関する動議案の議論に費やされた。ベロニカ機会均等局長は、男女賃金格差を啓発するキャンペーンを開始する計画を発表した。世界平均で23%女性の賃金が男性より低い統計を引用し、この差を視覚的に訴えるポスターのデザイン案を紹介すると共に、委員からも啓発キャンペーンのアイデアを募った。デニス議長は、「ジェニングス書記長は、次のダボス会議では世界のCEOや各国首脳に対し、『男女賃金格差解消のためにどのような行動を起こしているか?』と追及する意気込みだ。労働組合もこの問題に関して、更に圧力をかけてほしいと願っている」と述べた。また、各地域の委員からの様々な意見に感謝し、「動議はあくまでも言葉に過ぎない。世界を変えるのは言葉ではなく行動だ」とまとめた。

また、世界女性委員会に世界青年委員会から女性代表を含めるよう世界女性委員会規則の変更を提案する。同様に、地域女性委員会にも地域青年委員会から女性代表を含めるよう地域女性委員会規則の変更が提案された。地域規則に関しては2015年の地域女性大会で確認する予定である。委員会は、デニス議長の再選を満場一致で確認した。

パトリシア委員(南ア)は、ホスト国を代表して準備状況を報告した。アフリカ女性による手作り小物に「女性の健康に関するしおり」を付した土産や、ヘッドスカーフのアフリカ風巻き方講座、デモ行進等、女性大会参加者のための企画を紹介し、アフリカ女性の粘り強さと行動力を示す大会にしたいと語った。アパルトヘイト抵抗時代、アフリカ民族会議(ANC)が使っていたスローガン「アマンドラ(力を)!」と、それに対する応え方「アウェトゥ(人々に)」を説明し、全員で練習した。

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UNI書記長、2013年パーソン・オブ・ザ・イヤーに!

「2013年に最も活躍した人」コンテスト(スイス・ヴォー州の新聞ラ・コート主催)に、フィリップ・ジェニングスUNI書記長がノミネートされた。コンテストの1回目の投票で1位となり、世界のヨットレースで活躍するベルナール・スタムらと共に5人の最終候補に残り、2回目の投票でも1位に選ばれた。

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コンテストをきっかけに、UNIの取組みについて地域の人々に知ってもらう機会が増え、新聞にも記事が掲載された。UNIがメディアに肯定的に取り上げられたことを利用し、ミグロやコープといったスイス企業へのバングラデシュ安全協定調印の圧力を強めることができた。

2月21日にスイスで授賞式が行われた。世界大会準備のためケープタウン出張中のジェニングス書記長に代わり、ホフマン副書記長、ベシガー商業部会担当局長らが出席し、バングラデシュ安全協定等、UNIの活動についてスピーチを行った。

ジェニングス書記長はネルソン・マンデラ元大統領が収監されていた南アフリカ・ロベン島の独房から、受賞を受けてのビデオ・メッセージを送った。「スイス国内・外のUNIファミリーから応援していただき、深く感動しています。私に投票して下さった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。UNIが、スイス、南アフリカ、ブラジル、その他世界の様々な国において、多国籍企業の行動を変えさせるよう圧力をかけられるのは、皆さんの懸命な努力のおかげです。メディアに肯定的に取り上げられることで、UNIはより強くなり、UNIの関わる各部門で働く人々を助けられるようになります。」

受賞に関するUNIウェブサイト記事とジェニングス書記長ビデオスピーチ(仏語)

http://www.uniglobalunion.org/news/jennings-scoops-la-cote-personality-year


第15回UNI-LCJapan年次総会レセプション

2014年2月5日の第15回UNI-LCJ年次総会レセプションには、加盟組織、来賓を合わせ、約100名が参加した。冒頭、相原UNI-LCJ議長は、「UNIケープタウン世界大会を目前に控え、我々にはUNI-LCJ加盟人員110万人達成という課題がある。加盟組合と協力し、何としても達成していきたい」と力強く決意表明した。

来賓として、堀江厚生労働省大臣官房国際課長は、ILO総会でも労使対話の重要性が政労使で確認されたことを挙げ、UNI-LCJの取組みもその流れに沿ったものだとして更なる飛躍を祈念した。連合を代表して南部連合副事務局長は、UNI-LCJの組織化努力に敬意を表し110万人達成目標にエールを送るとともに、労働者派遣法改悪やホワイトカラーエグゼンプションの再検討など労働者をめぐる環境が悪化しつつあるが、共に1000万人連合を目指して組織強化を図っていこうと決意表明した。ウンUNI Apro地域書記長は、UNI-LCJのUNI Apro活動への支援に謝意を示した。

逢見副議長(UNI Apro会長)は来賓からの連帯挨拶に感謝の意を表し、「ジェニングス書記長の講演を通じて日本では報道されない『労働者の視点から見たダボス会議』を知ることができた。アベノミクスの3本の矢に対抗してUNIに加盟する世界2000万人の組合員が2000万本の矢を持っていることを心強く思う」と述べた。

野田副議長の乾杯の音頭で約1時間の懇談後、田原副議長がLCJとして組織強化に向けて邁進することを誓い、全体の士気を高めて一本締めで閉会した。

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アベノミクスに2000万本の矢で対抗しよう

第15回UNI-LCJ年次総会(2014年2月5日)に引き続き、ジェニングスUNI書記長が「UNIケープタウン世界大会に向けて」と題して講演し、加盟組合を含めて100名以上が集まった。冒頭では1月に開催されたダボス会議での議論に触れ、「誰も取り残されない」社会の実現を呼びかけた。(講演全文はこちらでお読み頂けます。ジェニングスUNI書記長講演録)

安倍政権が掲げる「アベノミクス」の3本の矢を、ウィリアム・テルが息子の頭に林檎を乗せて矢を放つ寓話に例え、「アベルノミクス」(アップルとアベノミクスをかけた造語)と名付けた。①解雇しやすく(正規雇用より派遣労働者への依存を助長)、②三者構成のドアを閉ざし、③底辺への競争の強化につながるものだと、労働者の視点から解釈した。

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UNIは「誰も取り残されない」社会の実現を目指している。12月に南アフリカのケープタウンで開催される第4回UNI世界大会でも「Including You!(インクルーディング・ユー!絆‐排除なき共生社会を目指して‐)」をメインテーマとしていることを強調した。

アフリカでUNI世界大会を開催するのは初めてである。アフリカというと、紛争、飢餓、貧困、汚職というイメージが浮かぶが、ジェニングス書記長は成長するアフリカを強調した。アフリカは豊富な天然資源や若い労働力に恵まれている。今日、新興市場として経済発展を遂げており、中国をはじめとして海外からの投資も拡大している。

日本のプレゼンスはまだ小さいが、2013年に行われたTICAD(アフリカ開発会議)を契機に、今後アフリカとの関係を強化する動きもあり、アフリカ大陸が注目されている。UNI-LCJとしても100名の代表団派遣を目指している。今後アフリカ講座などを開催して理解を深めつつ、世界大会に向けた取組みをしていくにあたり、加盟組織にとっても刺激的で有意義な講演となった。

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第15回UNI-LCJ年次総会、ケープタウン世界大会に向け、110万人達成を再確認

フィリップ・ジェニングスUNI書記長とクリストファー・ウンUNI Apro地域書記長を迎え、2014年2月5日、第15回UNI-LCJ年次総会が東京で開催され、UNI-LCJ加盟組合より運営委員および総会代議員40名、オブザーバー20名の計60名が出席した。

総会では、2013年度活動報告及び会計報告、監査報告、2014年度活動計画、予算が確認・承認された。会計報告は、日放労の中村委員長が行った。また、これまでUNI-LCJ運営委員を務めていたJP労組の福島国際部長がUNI-LCJ事務局次長に、福島氏に代わって増田JP労組書記次長が新たにUNI-LCJ運営委員に就任することが承認された。

引き続き行われたジェニングス書記長による記念講演・レセプションからは来賓も加わり、約100名が参加した。レセプションでは、厚生労働省大臣官房国際課長、南部連合副事務局長、ウンUNI Apro地域書記長が連帯挨拶を行い、110万人組織化目標の達成と第4回UNI世界大会成功へ力強いエールが送られた。

 

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ジェニングス@ダボス、メディアも注目

フィリップ・ジェニングスUNI書記長は、今年も世界経済フォーラム年次会議(ダボス会議2014)に出席し、労働者の声を代弁した。

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ジェニングス書記長の発言は、ニューヨークタイムズ、BBC、CNBC、ガーディアン他、多くのメディアに取り上げられた。

「賃金格差を埋める唯一の方法は、労働者が再び声を上げることだ。1950~60年代、私の父は同僚らとストをし、賃上げ、労働条件改善を勝ち取った。過去の闘争にならい、もう一度団体交渉を見直す必要がある。」

「ビジネスは利益に駆られるばかりではいけない。従業員の健康や福祉の方が大切だ。」

「多くの労働者は、経済回復の恩恵を受けていない。」

労働組合代表が初めて出席したのは1995年。「ドイツや英国の組合代表らと、隅で身を寄せ合っていた。資本家の喧騒の中、組合代表はかなり浮いていた」と当時を振り返る。以来、毎年10人以上の組合代表が出席し、労働組合の存在を示し続けてきた。今では「ダボスの出会い」の達人になった。

「最近は毎回、ダボスでウォルマートの役員を追いかけているが、いつも逃げられてしまう。」

「ダボスでは我々もメンバーだ。せめて年1度くらい、我々の意見を聴くべきだ」と、ウォルマートに対し訴えた。

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ジェニングス書記長の発言が掲載されているメディア

The New York Times

ニューヨークタイムズ(日本語全訳)

BBC

CNBC

the guardian

 


UNI-LCJタイ・セミナー

2013年12月6~7日、反政府デモが収拾しない中、UNI-LCJ部会合同セミナーとしては2008年2月以来約6年ぶりにタイ加盟協支援セミナーをバンコクで開催した。タイ側からは、ニライモンUNIタイ加盟協(UNI-TLC)議長、ソンブーンUNI組合強化・組織化センター所長はじめ、加盟組合及び未加盟労組から20人が参加した。日本からは、情報労連の高梨NTT労組中執を団長に下記8人の講師が出席した。

 

情報労連          NTT労組中央執行委員                                         高梨真貴子

全信連              三菱UFJ信託銀行従業員組合書記長                   飛田健二郎

全信連              三菱UFJ信託銀行従業員組合副書記長                西村美咲

全信連              三井住友信託銀行従業員組合副書記長               坂田絵梨子

UAゼンセン      流通部門産業政策部長                                          川橋学

自動車総連       労働条件局部長                                                    横田芳治

自動車総連       業種政策局部長                                                    矢澤猛俊

JP労組              中央執行委員                                                       北﨑衛

開会式に先立ち、ソンブーン所長から反政府デモについて説明があり、国営企業労組メンバーの一部はデモに参加しているが、暴力に訴えるものではないと述べると共に、政治が安定しないと経済も安定しないと懸念した。ニライモン議長の歓迎挨拶に続き、高梨団長は開会挨拶の中で、本年8月のUNI Apro6部会大会を成功に導いたUNI-TLCに敬意を表した。更にUNI-LCJの13年を振り返り、UNI統合後の日本加盟組合の統合・融和が討論の積み重ねで成し遂げられたことと、長崎UNI世界大会までに明確な目標を設定し全員で実現したことにより連帯が強化された点を強調した。

また、ソンブーン所長からタイ労働事情及び労働運動の概要が報告され、ニライモン議長からはUNI-TLCの課題について数点概説された。

 

「労働組合の役割と責任」のテーマでは、日本から飛田講師が目的と機能、単組の具体的活動事例を紹介した。

「団体協約交渉」のテーマでは、矢澤講師から団体交渉と労使協議の違いや“対立”と“協力”を併存する労使関係が概説され、北﨑講師からはJP労組の様々なコミュニケーションチャンネルを通じた労使対話が例示された。タイからはワスパット郵便労組書記長が「団交は経営側との戦争」と表現し、録音しない、交渉経緯を公表しない、経営側の立場でも考える、互いを理解する努力をする、因果関係・利益と不利益を具体的に提示するといった交渉の手法と、最近の交渉の成果を報告した。

「賃金交渉」については、横田講師が日本の賃金の特徴とその遍歴、賃金交渉を説明し、ワイティットBFUN(銀行金融労組ネットワーク)議長は、組合側は感情的にならず労使双方に有益となる要求をしようと努力するも、タイの労働法が労働者を保護するというより使用者に有利である点を指摘した。

「組織化・新規組合員獲得」のテーマでは、高梨団長が日本全体の組織率の変遷を非正規労働者の増加を主要因として報告した他、川橋講師はいくつかの事例を挙げて具体的手法を説明した。ワイティットBFUN議長は、7単組で今年4月に発足したBFUNの現状を説明し、25000人のメンバーのうち80%が加盟費未払いであると述べた。

最後に日本人講師から、青年メンバーの活性化(チームワーク醸成、次世代役員育成);生産性向上で会社に協力していることを示す;同じ産業内でライバルでも労組どうしは定期的に情報交換し連携する;連合も違いを乗り越え様々な組織が統一を成し遂げた;勉強会・セミナー・家族参加イベントの開催;他業種とのネットワーク;女性の活躍促進など様々なアドバイスがあった。ニライモン議長は、日本とタイのUNI加盟組合の交流の歴史は長く、今後も継続していきたいと希望すると共に、「労働者の力で世界を変えたい」との決意をもってセミナーを閉会した。

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