2014年3月27~28日、スペイン・マドリッドでUNI世界女性委員会が開催され、UNI Aproから、テレーズ副議長(オーストラリアSDA)、リン委員、リン・オブザーバー(台湾CTWU)、小川UNI Apro機会均等部長が出席した。
初日は、ケープタウン世界女性大会に提起する戦略計画と、「女性に対する暴力」、「女性と健康」、「男女賃金格差」、「平等な社会」に関する動議案の議論に費やされた。ベロニカ機会均等局長は、男女賃金格差を啓発するキャンペーンを開始する計画を発表した。世界平均で23%女性の賃金が男性より低い統計を引用し、この差を視覚的に訴えるポスターのデザイン案を紹介すると共に、委員からも啓発キャンペーンのアイデアを募った。デニス議長は、「ジェニングス書記長は、次のダボス会議では世界のCEOや各国首脳に対し、『男女賃金格差解消のためにどのような行動を起こしているか?』と追及する意気込みだ。労働組合もこの問題に関して、更に圧力をかけてほしいと願っている」と述べた。また、各地域の委員からの様々な意見に感謝し、「動議はあくまでも言葉に過ぎない。世界を変えるのは言葉ではなく行動だ」とまとめた。
また、世界女性委員会に世界青年委員会から女性代表を含めるよう世界女性委員会規則の変更を提案する。同様に、地域女性委員会にも地域青年委員会から女性代表を含めるよう地域女性委員会規則の変更が提案された。地域規則に関しては2015年の地域女性大会で確認する予定である。委員会は、デニス議長の再選を満場一致で確認した。
パトリシア委員(南ア)は、ホスト国を代表して準備状況を報告した。アフリカ女性による手作り小物に「女性の健康に関するしおり」を付した土産や、ヘッドスカーフのアフリカ風巻き方講座、デモ行進等、女性大会参加者のための企画を紹介し、アフリカ女性の粘り強さと行動力を示す大会にしたいと語った。アパルトヘイト抵抗時代、アフリカ民族会議(ANC)が使っていたスローガン「アマンドラ(力を)!」と、それに対する応え方「アウェトゥ(人々に)」を説明し、全員で練習した。
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