9月 2026のお知らせ

スペインのコンセントリクス労働者、人員削減に対し法的措置へ

スペインのコールセンター大手企業であるコンセントリックスの労働者は、2026年8月に行われた第2弾の人員削減をめぐって合意に至らなかったことを受け、会社を提訴する方針だ。この人員削減により、さらに74人の従業員が職を失った。同社はマイクロソフトなどにサービスを提供している。

今回の新たな人員削減は、2026年7月にア・コルーニャ拠点で80人の解雇で終わった第1弾の集団解雇手続きからわずか数週間後のことであり、ガリシア州の同拠点で従業員380人のうち約160人を解雇するという同社のリストラ計画の一環である。

スペインのUNI加盟組織CC.OO、UGT等が代表する労働者側は適切な条件での合意を求めていたが、同社は解雇を正当化するために必要な書類を提示せず、前回の解雇においてコンセントリックスの労使協議会が交渉したより良い条件とは異なり、法的に定められた最低限の解雇補償しか提示しなかった。

さらに労働者側は、2026年8月27日に発表された共同声明の中で、コンセントリックスが雇用した監査人が、同社には解雇補償額を引き上げる余地があるほど堅調な財務状況にあることを確認し、影響を受ける従業員の一部を他拠点へ異動させることも可能であると判断したと述べた。

しかし同社は、集団解雇に対して法律で定められた最低補償額(勤続1年につき20日分の給与、上限は12ヶ月分の給与)を適用し、解雇を強行する方針だ。労使協議会はこの決定を受け入れておらず、人員削減計画(スペインでは「ERE」と呼ばれる)について裁判所に異議申し立てを行う意向である。今回の解雇は、従業員が2026年7月13日に抗議行動を開始し、7月15日にはストライキを実施して、計画されている人員削減に対する代替案を求めたことを受けて行われたものである。

ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、 「コンセントリックス社は、これらの人員削減が正当であることを示していない。同社自身の監査人さえも、配置転換は実行可能であり、解雇される労働者に対してより良い補償を行う余地があると指摘している。会社側は、ア・コルーニャでさらに雇用を削減する前に、配置転換の可能性を徹底的に模索すべきであり、退職する従業員に対する条件について、労働者代表委員会と真剣に交渉すべきだ」と指摘した。

(2026年9月3日)


壊滅的な洪水に見舞われたネパールへの世界的な連帯を

ネパール・中国の国境で発生した壊滅的な鉄砲水を受け、UNIはネパール国民と連帯し、家族や家を失い、地域社会が壊滅的な被害を受けた方々に対し、心より哀悼の意を表する。

この災害は2026年8月26日、ヒマラヤ高地の氷河が崩壊し、水、氷、岩の洪水が谷を下り始めたことから始まった。8月31日時点で、ネパールでは900人以上の死亡が確認され、4,200人以上が行方不明となっている一方、チベット当局は16人の死亡と500人以上の行方不明を報告している。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「私たちは、UNIアジア・太平洋地域の仲間たちと共に、深い悲しみと連帯の意を表する。ネパールからの映像は、想像を絶するものだ。地域社会全体が数分のうちに流され、多くの家族が今も家族の消息を待ち続けている。この極めて困難な時期に、我々は対応の最前線に立つ労働者―緊急対応チーム、介護従事者、そしてその他大勢の人々――と連帯し、彼らが復旧と再建に取り組む中で、引き続き支援し続けなければならない。また、我々の世界を脅かす気候危機から目を背けることはできない。かつては考えられなかったような災害がますます頻繁に発生し、将来の悲劇から労働者や地域社会を守るために、政府や使用者が行動する意思を持っているかが問われている。」と述べた。

UNIネパール加盟組織連絡協議会(UNI NLC)とネパールのUNI加盟組織は、ラスワ、ヌワコット、および近隣の被災地域にいる仲間たちとの連絡を確立するために尽力している。組合代表者は、組合員とその家族の安否確認、負傷者や犠牲者の特定、そして労働者とその生計への影響確認に努めている。より確かな情報が入り次第、組合員が救援・復興活動をどのように支援できるかについても検討している。

UNIファミリー全体も迅速に対応した。UNI日本加盟組織連絡協議会(UNI-LCJ)は、日本の加盟組織からの連帯の意をいち早く伝えた団体の一つであり、UNI AproおよびUNIと連携し、被災した組合員とその家族への支援を申し出ている。 

(2026年9月1日)


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