UNI-MEI代表団来日(2008年11月20~21日、東京)

UNI-MEI(メディア娯楽部会)代表団として、ヨハネス・ストゥディンガーUNI-MEI部会副部長、米国脚本家組合(WGA)のチャールズ・スロッカム副書記長が来日し、日本の映画団体等と意見交換した。
11月中旬ニュージーランドで、国際脚本家連盟(International Affiliation of Writers Guild)の総会が開催され、両氏は総会に出席した後、来日した。脚本家の国際組織としては、他にFSE(欧州シナリオ作家連盟:Federation Of Screen Writers Europe)がある。
米国には脚本家組合が2つあるが、WGAはハリウッドを中心に、強力な組織を誇る。ハリウッドでWGAに入っていない脚本家はまずいない。組合員は約1万人、スタッフは20人のオルグ、160人の法律家、会計士などからなる。映画会社や放送局との団体協約の締結と実施、健康保険・年金スキームの運営、著作権や二次使用に関わるロイヤルティーの受領業務が主な仕事であり、専門性の高いスタッフが必要とのこと。特にロイヤルティーの受領・配布は、脚本家の収入の最も大きな部分を占める。2007年11月から2008年2月まで「100日スト」を闘い、テレビドラマの放映をストップしたことで世界にWGAの名を轟かした組合である。ハリウッドでは、映画監督、俳優など映画制作に関わる全ての人々が、同様の強力な組合によって組織されている。
代表団は20日、UNI-Apro東京事務所を訪問した後、日本脚本家連盟、シナリオ作家協会と意見交換を行った。両団体とも協同組合形態を取っており、労働組合ではない。映画部門において、脚本家は唯一著作権を認められており、両組織とも著作権の受領団体としての性格を有している。さらに映演共闘と交流し、日本の映画演劇部門の状況と労働条件、職業団体について聞き取りを行った。21日は、日本映画監督家協会を訪問し、幅広く意見交換した。昼は民放労連主催昼食会に出席し、インターネットテレビのインパクト、デジタル放送への移行などのテーマで意見交換した。
その後、日本映像監督協会を訪問、労働組合化などのテーマを含め、率直な意見交換が行われた。国際交流に関しては、CISAC(著作権を中心に活動している)、旧AIDAA(監督を中心とする)などの国際団体へ加盟・連携している団体もあるほか、日本映像監督協会は毎年アジアの映画人とのシンポジウムを開催しており、概して関心が高く、「UNI-MEIという団体のことは全く知らなかったので、今後とも情報交換したい」という積極的な意見が多く聞かれた。
UNI-MEI代表団は、今年3月にも来日しており、日本のコンテンツ制作に関わる職能団体と交流を深めている。


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