欧州の保険部門、人口減少の課題に取組む

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UNI欧州地域組織は、社会パートナーである欧州保険協会、BIPAR(国際保険募集人連盟)、AMICE(ヨ会)と共に、ルーマニア・ブカレストで「人口動態の課題を再検討する:欧州の保険部門における画期的な対策」をテーマとした会議を開催した。

この会議のために、急速に変化する保険部門が直面する課題への画期的な解決策と、労働者の福祉を促進する優良事例を新たに集めた報告書が発表された。これは、2012年に欧州委員会の資金援助を受けて完了した欧州プロジェクト「保険部門の人口動態の課題に取組む:優良事例の収集と普及」のフォローアップであり、とりわけ中・東欧に焦点を当てている。

「今日、高齢化が進み、人口は減少している。これはEUの人口の将来にとってかつてない課題となるだろう」と、UNI欧州金融部会で保険部門の社会対話を担当するエルケ・マースは述べた。「ベビーブーム世代が引退し始める中、退職者がますます増え、国の福祉制度を十分に支えるには労働者が少な過ぎるという事態に直面している。低出生率によって、労働市場に参入する若年労働者数が明らかに減少しているからだ。」

こうした人口動態の変化は、欧州の保険部門にとって、例えば、生命保険、年金、健康保険、長期の介護保険等の商品提供能力と、使用者としての能力の双方に影響を与えている。

しかし欧州の保険部門は、報告書が示すように、多くの画期的対策も提示している。前回2012年度版と同様、欧州全域から集められた最良事例の3つの主要テーマは、「ワークライフバランス」、「資格と生涯学習」、「職場の労働安全衛生」である。さらに今回は、保険労働者にとって近年ますます重要になってきた「テレワーク」と「長時間労働」も扱い、あらゆる世代の労働者に公平なキャリアモデルの開発に焦点を当てている。

エルケ・マースは、「人口動態の課題にともに取組んでいく上で、保険部門の社会パートナーは、この報告書にある優良事例を参考にし、企業あるいは国レベルでの取組みに役立てることを期待している」とまとめた。

 


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