UNI Apro MEI部会委員会

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UNI Apro MEI部会委員会が、2015年12月4日、マレーシア・クアラルンプールで開催された。

冒頭、クリス・ウォレン氏(オーストラリア)の退任に伴い、中村正敏日放労委員長がUNI Apro MEI部会議長に推薦され、確認された。クリストファー・ウンUNI Apro地域書記長は、マグダレーン・コン前UNI Apro MEI部会担当部長の退任について説明し、アン・ジェイコブを同部会コーディネータとして紹介した。ヨハネス・ストゥディンガーUNI世界MEI担当局長は今年の活動を振り返り、様々な人事変更もあり余り活動ができなかったが、来年はより活動を推進していきたいと述べた。

アジア太平洋放送連合(ABU)と覚書(MOU)を結び、共同で活動を実施しようとしていたが、担当部長の退任もあり、活動推進に困難があった。2016年は実現するよう努力する。

UNI世界MEI部会大会報告

47カ国から140人を超える参加者があった。UNI Aproからも、日本、韓国、ネパール、インドなどから積極的に参加した。大会スローガンは「デジタル化時代の公正な交渉」で、組織化、新たな労働の世界、デジタル化に焦点を当て議論した。ユニバーサルサービスなど公共放送の共通の価値を訴えていく。表現の自由キャンペーンを強化する。メディア業界の中でも労働組合が関与できない労働者が増えており、ILOと協力しながら活動していく。MEI部会の中に女性委員会を設置し、ジェンダー平等推進に取組んでいく。来年はギリシャへのミッションなど連帯活動にも取組む予定である。次期部会大会はアジアで開催する予定である。中村議長からは、BBCを守ろうという運動が非常に良かったとの感想が述べられた。

加盟組合からの報告

韓国:非正規労働者の増大、歴史教科書問題、韓国政府によるメディアのコントロールについて説明。裁判所はパク政権に批判的で、12月5日デモを行う予定。

マレーシア:アストロ社に労働協約案を提出したところ、会社側はそれを拒否するばかりか、組合役員を解雇した。勿論裁判闘争に臨んでいる。その他TV3、ヒジラなどでも準管理職の組織化に困難が生じている。

スリランカ:テレコム組合だが、メディア技術者も組織化している。スリランカでは、法的にメディアに報道の自由を保証すべきである。

インドネシア:Aspekには4つのメディア系単組が加盟している。アンタラは市民ジャーナリズムの旗を掲げ闘っている。パートナーシップ型アプローチの戦略を立て、労使協力関係構築に努力している。

タイ:政府はデジタル放送の募集を行い、10億バーツの認可手数料を得た。アムコットには1006人の正社員、300人の非正規社員がおり、組合がある。しかし組合のある企業は多くない。企業の数は増えており、組織化の可能性は大きい。

インド:国営放送には組合があるが、民間放送には組合はない。映画部門では組合がある所もある。ボリウッドで安全衛生のパンフレットを配布し、意識喚起を行った。

パキスタン:テレビ局の組合が初めて結成され、UNIに加盟した。

UNI Apro MEI部会の課題、プロジェクトとキャンペーン

互いに国境を越えて連帯支援をすることが重要。組織化と能力構築を優先課題としていく。マレーシア(アストロ問題)とインド(能力強化の継続)でプロジェクトを行う。新たな組織化ターゲットも開拓する必要がある。ABUとの間で安全衛生問題を取り上げてはどうか。ASEAN対策も検討する必要がある。周波数の問題ではITUとも連携していく必要がある。

組織化ワークショップ

12月5日午前中、同部会委員会メンバー及びマレーシアのUNI-MEI加盟組織が、組織化に関する情報交換を行った。


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