UNI Apro/情報労連青年ワークショップ参加者、地域書記長インタビュー

UNI Apro/情報労連青年ワークショップが、2015年10月9日、フィリピン・マニラで始まった。開講式では、クリストファー・ウンUNI Apro地域書記長が基調講演を行ない、労働者の組合に対するイメージの悪さを改善する必要性を強く指摘した。

「私自身、若い頃、労働組合の活動の必要性や責任を理解していなかった。しかし、当時の支店長から差別的な扱いを受けたことがきっかけで、組合選挙に立候補することにした。当選してから私の組合人生が始まったわけだが、だんだん組合活動の大切さを理解し、さまざまな活動に関わることができた。私にはそうしたきっかけがあったが、きっかけのない人はなかなか組合の役割やその重要性を理解できない。役員になってもなお、理解不足の人が多いのが現状だ」と自身の経験を振り返った。

「労働者が組合のことを知らず、また信じていないのであれば、信頼を構築する必要があるが、それが我々の最大の課題である。使用者からのプレッシャーがあるとか、法律が整っていないといったセリフは、単なる言い訳に過ぎない。」

最後に、「今でさえ厳しい労働組合の現状は今後さらに厳しくなるだろう。将来を担う若者を巻き込んでいく活動を続けることで、多くの労働者の組合への理解を深める努力を続け、その役割を社会へと反映していかなければならない」と、青年参加者の積極参加を促した。

講演に続き、参加者はウン地域書記長にインタビューを行なった。

聞き手(情報労連・山口)「きっかけのない人を組合活動に巻き込んでいくことは大変であることを、身をもって感じている。きっかけを作るには?」

ウン地域書記長 「私が青年活動に参加していた1970年代を振り返ってみると、2~3週間の研修が今よりも活発に行なわれていた。そして、その活動に参加したメンバーが、組合の重要性を理解し、またリーダーシップを発揮し、現在の組合活動を支えるリーダーとなっている。次世代を担うリーダーを育成するためにもリーダーシップ研修をどんどん実施し、若手を組合活動に巻き込み、労働組合とは何なのか、その真の役割は何なのかを知ってもらう必要がある。」

聞き手(情報労連・後藤)「1970年代の青年研修はどのようなものだったのか?」

ウン地域書記長 「リーダーを訓練する場合、環境がとても大切だ。型にはまったものではなく、参加型で自由に発言できる環境こそ彼らにリーダーとしての自信を与える。当時、研修は2~3週間の日程で、キャンプに行くような研修も多くあった。キャンプで他国の組合活動家と共に活動することを通じて、参加者が自らのリーダーシップ能力の向上を図ることができた。主催者側も彼らのリーダーシップを見極めることができた。また、参加者の新たなネットワーク作りにもつながっていた。当時は電子メールもフェイスブックも無かったが、私たちは長きにわたって友好関係を継続している。今回の参加者もネットワークを構築する大切さを理解し、またリーダーシップ能力を向上できるよう、積極的に1週間を過ごしてほしいと願っている。」

聞き手(後藤、山口) 「今回の青年ワークショップでは、より多くの友人を作り、またリーダーの役割を果たせるよう積極的に頑張りたいと思います。ありがとうございました。」

クリス地域書記長


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