「潮目を変えよう!」 第4回UNI世界印刷・パッケージング部会大会

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第4回UNI世界印刷・パッケージング部会大会が2015年6月8~9日、トルコのイスタンブールで開かれた。日本からは、竹井UNI Apro印刷・パッケージング部会副議長(全印刷委員長)、安部全印刷財政局長、大江新聞労連書記長が出席した。直前の総選挙で与党自由開発党(AK)が大幅に票を減らしたため、トルコの労働組合は大いに意気があがっており、UNI世界印刷・パッケージング部会大会も活気が溢れていた。

トミー・アンダーソンUNI世界印刷・パッケージング部会議長は、開会挨拶の中で、2011年のパリにおける前回世界大会以来、UNI戦略・キャンペーン・組織化・調査・教育局(UNI SCORE)と協力しつつ、組織化及びグローバル協定締結に努力してきたと述べ、今後の具体的な成果に期待を寄せた。フィリップ・ジェニングスUNI書記長は、トルコの選挙結果を喜び、本大会のスローガン「潮目を変えよう!」は時節を得ていると、トルコの労働組合の努力を祝福した。

アンディ・スノッディUNI印刷・パッケージング部会担当局長は4年間の活動を報告し、印刷部門は市場が縮小しているが、パッケージング部門は拡大していると強調した。グローバル協定と組織化については、インダストリオールやBWIとも協力して多国籍企業対策を行い、メディアについてはUNIメディア部会と協力していると報告した。

各地域報告として、UNI Aproからはクリストファー・ウン地域書記長が、「アジア太平洋の印刷・パッケージング部会は当初の混乱を克服し、今はUNI Apro印刷・パッケージンブ部会として運営されている。マレーシア、インド、インドネシアを重点取組み国として、パートナーシップ労使関係の原則に基づいて組織化を進めている」と報告した。マレーシアの加盟組合からは、ネパールの労働者が多く働くレンゴーの組織化が大きな成果として報告された。インドではセキュリティ印刷部門と全印刷との共同セミナーを開催し、UNI加盟に向け前進させた。竹井副議長は、多国籍企業をめぐるUNI-LCJ印刷部会の活動内容について報告すると共に、全印刷が講師として参加したインドでのセキュリティ印刷部門セミナーの成果に触れ、今後世界セキュリティ印刷会議を企画して、インドと中国から労組を招待して組織化へ結びつけてはどうかと提案した。これを歓迎しスノッディ局長は、世界セキュリティ印刷会議のアジア太平洋地域での開催を提案した。大江新聞労連書記長は、ヘイトスピーチが蔓延する日本の現状を憂い、「新聞労連は二度と戦争のために、ペンやカメラを取らない、輪転機を回さない」との誓いを述べた。

今後4年間の活動計画の議論では、スノッディ局長が「デジタル化が進む中、印刷部門は斜陽産業と言われているが、我々は立派に生き延び、組織を拡大している。更に労働者を組織し、団結を強め、人権を守っていこう」と力強い提案を行った。「大手多国籍企業ばかりでなく、国や地域における戦略性を考慮し、ローカル企業も組織化のターゲットにしてはどうか」、「インターネットの発展に伴うデジタルメディアの普及と新聞記者の現状を踏まえ、ICTS部会と協力するべきだ」、「新しい化学物質が使われるようになり、安全衛生の訓練を重視してほしい」等、様々な提案を受け、2015~2019年活動計画は承認された。

最後に選挙が行われ、アンダーソン氏が議長に再選された。UNI Aproからは、ロレイン・キャシン氏(オーストラリアAMWU)が副議長に再選、竹井全印刷委員長が同部会世界執行委員に再選、スーサイ・ラジャ・サバルムス氏(マレーシアNUNW)も同部会世界執行委員に選出された。

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