パナマ、印刷産業において社会対話に合意

「UNI印刷部会は2009年3月5日、パナマで社会対話の全国協定に調印したことは、労働者の権利を保護し、強化するモデルになるだろう」と発表した。
「これは、私たちがどのようにパナマで危機に立ち向かっていくかという決意の表れである。」とエドウィン・サラミン・ハエン労働大臣は述べた。
3月4日、パナマの労働大臣、印刷産業使用者団体代表、パナマ印刷労組、そしてUNI米州地域組織は、組織化と団体交渉についての地域レベルの合意を確立したブエノスアイレス宣言に合意した。
2007年にニヨンのUNI本部を訪れ、フィリップ・ジェニングスUNI書記長と共通の利益について討議したサラミン大臣は、「これは政府の支持するILOの基本的権利をさらに強化するものだ。」と述べた。
「ブエノスアイレス宣言がアルゼンチンに始まり、チリそして今回のパナマで承認されたことは、私たちが数年に渡って作り上げてきた一連の行為の集大成だ。このことで、私達は労使が互いに尊重し合い、調和する関係を築いていく。」印刷産業使用者団体のビクター・ミランダ代表はこう述べた。
また、ペドロ・ハータド印刷労組事務局長は述べた。「組合と会社側で関係が成熟していれば、双方に利益のあるように社会対話をすることができる。」
UNI米州地域組織を代表し、ロドルフォ・ベニテス地域書記長とマービン・ラーガエスパダ部長は、特別ゲストとして招かれた。
ロドルフォ・ベニテス地域書記長は「これは他の部門や国も見習うべきモデルだ。組合活動を促進し、真の社会対話の価値を支援する手段となる。」と述べた。
2008年UNI印刷部会とConlatingrafの間で調印されたブエノスアイレス宣言は、団結権と団体交渉権の尊重を保障し、また、会社と組合の社会対話のメカニズムを確立している。これまでに、アルゼンチン、チリそしてパナマの労働大臣によって承認された。組合と労働者のディーセントワークのための共通の闘いについて、アルゼンチン議会において立法の提案がなされた。


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