STEPPING UP SOLIDARITY! 日放労

日放労(正式名称:日本放送労働組合)は、NHK職員の労働組合です。ユニオンショップ制の単組で、組合員数は2008年8月現在で7,678名(男性 6,383名・女性1,295名)です。
NHKには、全国に54の放送局のほか、支局、営業センター、取材拠点などがあり、24時間365日、公共放送サービスを提供し続けています。記者、ディレクターなどの放送職種をはじめ、技術職種、営業職種、管理職種など、非常に幅広い職種があり、組合員はそれぞれの専門性を発揮しながら日夜業務にあたっています。日放労では、職員の雇用・処遇の課題のみならず、社会における公共放送の役割をどう果たしていくか、ということについても重要な活動の柱と位置付け、内外に発信しています。UNIにおいては、UNIメディア部会に参加しています。
現在、日放労には青年活動の専門部はなく、支部での個別活動が中心となっています。各支部では、新人組合員を対象とする「ルーキーセミナー」、若手の分会執行委員を対象とする「フレッシュセミナー」などの場を設け、働き方のルールや組合活動の進め方などについて理解を深めるとともに、その時々の職場の課題を共有するなど、組合員同士の職場をこえた交流の場として参加者の好評を得ています。
また、中央部主催の青年活動として毎年取り組んでいるものの1つに、平和活動があります。1991年から2001年まで毎年連続で開催した「瀬戸内倶楽部」では、広島の原爆記念日である8月6日を中心に、平和祈念式典への出席をはじめ様々な形で「平和」について考え、あわせて日頃の業務や組合活動についての理解を深める場として取り組みました。
この活動を受ける形で、2002年から平和学習としての色合いをより深め、沖縄に舞台を移して「沖縄平和学習」として取り組みを続けています。
太平洋戦争末期に、住民を巻き込んだ地上戦がおこなわれた沖縄。さらに戦後~沖縄返還後も、アメリカの軍事戦略の重要拠点とされ、今なお国内の米軍基地の75%が集中しているという現実。そして、基地が存在することによる自然・環境破壊や騒音、事件、事故。そこにどういう問題があり、メディアはそれをどう伝えているか。公共放送で働く者として「伝える」ことを考えるとともに、組合活動を通した「つながり」を感じる場をめざして取り組みを続けています。
今年は、1月22日~25日の4日間、全国から34名が参加しました。伊江島、読谷村などのフィールドワーク、体験者との対話、沖縄の現状と課題について地元講師を招いてのフォーラムなど、濃密なカリキュラムでしたが、参加者の報告からは、平和と、沖縄の課題と、公共放送の役割について深く考えることのできた、充実した4日間となったようです。
「沖縄平和学習」では、特に「組合活動」について考える時間は設けていませんが、組合が平和活動に取り組んでいることの意義が参加者に伝わることが、組合に対する理解や親近感にもつながっているようです。参加者のなかから、翌年の支部、分会の役員を引き受けてくれる人も多くいます。
今後も、若手組合員を巻き込んでいく活動として続けていきたいと考えています。
最後に、この沖縄平和学習の参加者の声をご紹介させていただきます。
(日放労・副委員長 金子泰三)

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すべての人が沖縄を訪れる機会があるわけではなく、また訪れたとしても日は限られています。だからこそ、放送人として「伝える」ことが求められているのだと思います。これは、戦跡に限ったことではなく、地域が抱える課題などを取材する際にもいえるのでしょう。単純な構図でばかり見ていては理解できない問題も多くあります。こうした問題を直視し、掘り下げて取材することでより真相に迫る取材をする大切さをいま、あらためて実感しています。

BEGINの歌「島人ぬ宝」という歌の2番のサビにこういう歌詞があります。
♪  テレビでは映せない ラジオでも流せない
大切な物がきっと ここにあるはずさ
それが島人ぬ宝
映せないかもしれないけれど、その「大切な物」をしっかりと捉え、伝えていく大切さを学んだ研修でした。

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とても密な学習でした。最後に体調を崩してしまったことが唯一心残りだが、このような経験をさせて下さった事務局やガイドの方々にとても感謝しています。この場をかりてお礼をさせていただきます。
今後もぜひこの活動を広げていただきたい。後世に伝えていってほしいと思います。
このたびは、本当にありがとうございました。


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