2026年の世界郵便デー:郵便労働者が世界をつなぐ

2026年の世界郵便デーに、どこに住んでいようとも、どのような人であろうと、我々のために郵便を配達する世界中の400万人以上の郵便労働者に敬意を表する。この日に合わせ、毎年10月9日に世界150カ国で祝われている。

ジャン・シンプソンUNI世界郵便・ロジスティクス部会議長は、「世界中の郵便労働者は、人々、地域社会、そして国々をつなぐ上で極めて重要な役割を果たしている。世界郵便デーに際し、私たちはこうした労働者の重要な貢献を称え、現在および将来にわたって人々のニーズを満たす、強固で利用しやすい郵便サービスの構築に向けた取り組みを再確認するとともに、よりつながりのある包摂的な社会の構築に貢献していく」と語った。

郵便は、ユニバーサル・サービス義務――すなわち、すべての人が手頃な価格で郵便物を送り、受け取る権利――に基づいて構築された、世界最大の物流ネットワークである。しかし手紙の取扱量が激減し、民間事業者による小包配送が急増する中、ユニバーサル・サービス義務は脅かされ、雇用も危機に瀕している。

コーネリア・ベルガーUNI世界郵便・ロジスティクス部会担当局長は、「労働組合として、私たちの最優先課題は郵便部門における良好な労働条件を守ることだ。これは、社会のニーズを満たし、財政的に持続可能な近代的な郵便サービスがあって初めて達成できる。すべての労働者が包摂されるよう、労働組合はこの近代化と多角化のプロセスに参画しなければならない」と述べ、「この独自のネットワークを最大限に活用する方法について、我々にはアイデアと経験がある。郵便ネットワークが、社会・地域サービスやリサイクルを支援するリバースロジスティクスから、家庭内暴力や社会的・経済的・健康上の危機に直面している人々への窓口としての郵便労働者の役割、さらには自治体や行政サービスの提供に至るまで、追加的なサービスを提供する機会があると考えている」と付言した。

そして、「これらすべてが、人々に身近で環境に優しいサービスを支援しつつ、社会の発展に寄与することができる。我々の郵便ネットワークには計り知れない可能性があり、労働組合として、その可能性を現実のものにする一翼を担いたい」と訴えた。

UNIは、何百年にもわたって築き上げられてきた雇用と郵便ネットワークを守るため、世界的な郵便サービスの多角化に向けた労働組合および国際的な取り組みを支援している。

バングラデシュでは、スウェーデンの加盟組織SEKOの支援を受け、現地の郵便労組、国際労働機関(ILO)、万国郵便連合(UPU)と連携し、人々が地元の郵便局に古い携帯電話やIT機器を持ち込めるパイロット事業に取り組んでいる。

本来なら空荷で戻ることになる郵便車両が、これらの物品を地元の仕分け局まで運搬し、そこから認定されたリサイクル業者や再生拠点が回収することで、非公式なスクラップ流通ルートへの流出を防いでいる。

その他の取組みとしてUNI郵便・ロジスティクス部会は、UPUの社会サービスに関するガイドの作成に貢献した。このガイドでは、他に類を見ない郵便ネットワークが、支援を必要とする人々と、彼らに手を差し伸べようとする組織との間の隔たりをどのように埋めることができるかを示している。

カナダでは、UNI加盟組織であるCUPW-STTPの郵便労働者が、気候変動と闘い、国の隅々まで不可欠な新しいサービスを提供するための計画を策定しており、信頼性が高く手頃な価格の銀行サービスや電気自動車による配送網の導入などの取組みを提案している。

まもなく施行されるEU配送法が欧州の郵便サービスの将来を決定づけることになる中、UNIのSave Our Postキャンペーンは、小包を普遍的サービス義務の対象に含めること、および民間Eコマース事業者が、自らの依存している公的郵便ネットワークに資金を拠出することを求めている。180万もの良質な雇用が危機に瀕しており、団体交渉権も同法に盛り込まれる必要がある。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「郵便労働者は、世界の隅々まで届く公共ネットワークの背骨であり、そのネットワークは、縮小させてはならない貴重なものだ。適切な投資と労働者の参画があれば、郵便事業は地域社会や地球のために、はるかに多くの貢献を果たすことができる。世界郵便デーに際し、我々は郵便労働者に感謝するとともに、彼らの雇用と提供するサービスを守るために闘うことを約束する」と述べた。

(2026年10月8日)