UNIアフリカ、コートジボワールとガーナのサービス部門労組の強化に向けたプロジェクトを開始

UNIアフリカは、フィンランドの労働組合連帯組織SASKの支援を受け、ガーナとコートジボワールの民間サービス部門労働者の交渉力の強化を目的とした新たな3カ年プロジェクトを開始した。この取組みには、商業、金融、ICTS、およびビル管理部会のUNI加盟組織が参加している。
プロジェクトに参加するのは、コートジボワールのSYNAPOSTEL、SYNAPROD、UNACFAO Retail、SYNASCI、およびAGF Bank、ならびにガーナの通信労組(CWU)である。

コートジボワールでは、サービス経済、特に小売、金融、コンタクトセンター、民間警備部門における急速な成長により、労働者の代表権を拡大し、団体交渉を強化する大きな機会が生まれている。しかし多くの労働組合は、管理体制、ガバナンス構造、組織運営能力の欠如に苦慮しており、その結果、効果的に組合員数を増やし、労働条件の改善を交渉し、組合員にサービスを提供する能力に影響が出ている。

ガーナでは 、これまでの組織化活動を通じて、警備業界において組合拡大の大きな可能性が明らかになった。警備業の労働者は、低賃金、劣悪な労働条件、労働安全衛生上の懸念、そして組合による代表が限られているといった課題に依然として直面している。本プロジェクトの一環として、組織化キャンペーンで実績のあるCWUが、労働者が同部門においてより良い労働条件を交渉できるよう、新たな警備労組の結成を支援する。

キース・ジェイコブスUNIアフリカ地域書記長は、「本プロジェクトへの支援に対し、SASKに感謝を申し上げる。本プロジェクトは、ガーナとコートジボワールの主要な民間サービス部門全体における組織化と団体交渉の強化を狙いとする。労働者が組合に加入すれば、公正な賃金、安全な労働条件、そして職場における尊厳の向上について交渉する立場を強めることができる。加盟組織の能力開発に投資し、より多くの女性や若年労働者が指導的役割を担えるよう支援することで、我々は、急速に変化する経済の課題と機会に効果的に対応できる、より強固な労働組合を築き上げている」と述べた。

本プロジェクトは4つの重点分野に焦点を当てる。
• 加盟組織の組織化能力および団体交渉力の強化
• UNIの「40 to 40方針」に沿ったジェンダー平等の推進、および指導層や交渉プロセスへの女性の参加拡大
• 職場における労働安全衛生の促進
• 特にコートジボワールの加盟組織における組織的・運営能力の強化

今後3年間にわたり、UNIアフリカと対象となる加盟組織は、労働組合と労働者の双方を強化することを目的とした一連の活動を展開する。これには、活動内容を決定するプロジェクト諮問委員会の会議、組織化手法に関する基本研修、毎年1週間にわたる組織化キャンペーン、職場での勧誘活動、団体交渉に関するワークショップ、および交渉フォーラムへの労働者代表選出への支援などが含まれる。

またジェンダー平等と働く親の権利にも、特に重点が置かれる予定だ。男性のみが参加する会議を含むジェンダー平等ワークショップや、親の権利に関する協約の策定・交渉、およびその他のジェンダーに配慮した職場要求を目指すワークショップなどの活動が含まれる。

さらにUNIアフリカは、経験豊富な加盟組織や専門家と緊密に連携し、コートジボワールの加盟組織における運営・ガバナンス体制の強化に取り組む。これらの取組みは、組合が財務管理、組合員管理、ガバナンスの実践、および組織の持続可能性を向上させるのに役立つ。

本プロジェクトが最終的に目指すのは、ガーナおよびコートジボワールの民間サービス部門全体において、労働者の組織化、労働条件の改善に向けた交渉、そして持続可能な労働者の力の構築についてより適切に対応できる、より強力な労働組合を構築することだ。

プロジェクト終了までに、参加労組は以下を達成することが期待されている。
• 組合員数の増加
• より強固な団体交渉体制
• 女性および若年労働者の代表性の向上
• 労働安全衛生に関する提言活動の強化
• より効果的な管理システムの構築。

本プロジェクトは2026年5月19日、コートジボワールのアビジャンで発足し、UNIアフリカ、SASK、および6つの提携加盟組織すべてが出席した。

(2026年7月2日)