「LGBTI+差別撤廃国際デー」:デジタル暴力に立ち向かおう

「LGBTI+差別撤廃国際デー(IDAHOBIT)」を迎えるにあたり、我々は世界中の一員であるLGBTI+の仲間たちと連帯する。

この日は、LGBTI+に対する差別が労働者の生活と生計に直接的な害を及ぼすことを改めて想起させるものだ。今年、我々は「テクノロジーを悪用したジェンダーに基づく暴力(TFGBV)」という脅威に焦点を当てる。オンライン上で行われる暴力やハラスメントは増加しており、職場やその先の実社会において深刻な影響を及ぼしている。

テクノロジーを悪用としたジェンダーに基づく暴力(TFGBV)とは?

TFGBVには、オンライン上のハラスメントや性差別的な侮辱、ストーキングや望まないメッセージの送信、個人情報を許可なく公開すること、ディープフェイクを含む画像を用いた虐待、同意のない親密な画像の共有、そしてデジタル監視やモニタリングなど、多くの種類の虐待的行為が含まれる。

より強力な保護措置

TFGBVがLGBTI+の労働者にどのような影響を与えているかをより深く理解するため、UNIは調査を実施している。予備調査の結果によると、驚くほど多くの回答者が、職場に関連する状況において、自身の性的指向、性自認、または性表現に関連した何らかの形のデジタル暴力、ハラスメント、または虐待を経験したことが明らかになった。

我々が団体交渉協定を通じて、法的支援やメンタルヘルス支援、デジタル上の安全研修、そしてデジタルプラットフォームに対するより強い説明責任など、デジタルを介在した暴力に対するより強力な保護措置を求めているのは、まさにこうした理由からだ。

労働組合の対応

ヴェロニカ・フェルナンデス・メンデスUNI機会均等局長は、「LGBTI+の権利は労働者の権利であり、グローバルな労働組合運動として、我々はすべての労働者の安全、平等、尊厳を守るために立ち上がる。多くのLGBTI+労働者がすでに認識しているように、デジタル空間は安全な場所ではなく、本来あるべき保護措置が欠如しているケースが非常に多い。労働組合は、LGBTI+の労働者がこの問題に独りで直面させられることのないよう、使用者との団体協約を通じて保護措置を交渉する上で、重要な役割を果たすことができる」と述べた。

2026年5月19日、UNIはLGBTI+ネットワーク向けにウェビナーを開催し、TFGBVがどのように行われているか、そして労働者と労働組合がそれに対して何ができるかを検討する。このセッションでは、調査結果を基に職場での保護を強化するための実践的な取組みを探っていく。

IDAHOBITとは?

5月17日のIDAHOBITとは、「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビア・デー(International Day Against Homophobia, Biphobia and Transphobia)」の略称である。この日は、世界中のLGBTI+の人々が直面する暴力や差別に対する認識を高め、包摂性を育み、平等な権利を促進することを目的としている。

なぜ5月17日なのか?

IDAHOBITが5月17日に制定されたのは、1990年に世界保健機関(WHO)が『国際疾病分類(ICD)』から同性愛を削除した決定を記念するためです。