英仏の労働組合、映画業界の過酷な労働時間をめぐる闘いをカンヌへ

英仏のUNI加盟組織が連携し、世界の映画業界における危険なほどの長時間労働の実態を訴えている。

カンヌ国際映画祭に合わせて発表された声明の中で、6つの労働組合は、制作会社が長時間の労働を「当たり前」にしてしまっているとし、この長時間労働の文化が労働者の健康、安全、そして全体的なウェルビーイングに深刻な影響を及ぼしていると指摘している。

共同声明は「カンヌといえば華やかさやレッドカーペットでのプレミア上映が連想されるが、作品の成功を支えている多くの労働者の現実は、はるかに目に見えにくい」と指摘し、「我々は、業界のリーダーや観客の皆さんに、舞台裏で働く人々――その多くは、カンヌで上映される映画を完成させるために、過酷なプレッシャーの下で長時間労働を強いられている――の存在を認識するよう強く求めている」と訴えかけている。

労働組合は、公正な労働時間を優先し、休憩時間を保障し、映画・映像労働者の持続可能なキャリアを確保するため、業界の慣行を直ちに見直すよう求めている。

ヨハネス・ストゥディンガーUNIメディア部会担当局長は、「カンヌで祝われるすべてのプレミアの裏には、その献身と創造力によってこれらの制作を可能にしている何千人もの労働者がいる。それにもかかわらず、あまりにも多くの使用者が、働き手の健康と安全を脅かすような長時間労働を強い、経験豊富な専門家を業界から追い出している。UNIは英国のBectuおよびフランスの5加盟組織と共に、労働者の適切な休憩、予測可能で公正な労働時間、そして持続可能なキャリアに対する権利を尊重する業界文化のグローバルな確立を求めている」と述べた。