グローバルユニオン、パレスチナ国家の承認を要請

2025年9月9日に国連総会がニューヨークで開幕するにあたり、UNIを含むグローバルユニオン評議会のメンバー組織は、全ての国に対しパレスチナ国家を承認するよう求める以下の声明を発表した。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、この声明について次のようにコメントした。 「各国政府が国連総会においてパレスチナ国家を承認する世界の大勢に新たに加わることを歓迎する。しかし米国政府がパレスチナ代表団の査証発給を拒否し、彼らが将来について有意義な議論を行い、パレスチナ国民を代表する機会を阻んだことは恥ずべきことだ。この重要な国際会議の開催国として、米国は単に参加を好ましく思わない代表団を妨げる権利を持つべきではない」

2025年9月8日 – ニューヨークで開催される国連総会を目前に控え、国際労働組合総連合(ITUC)、グローバルユニオン(GUFs)、OECD労働組合諮問委員会(TUAC)を通じて世界2億人以上の労働者を代表する署名グローバルユニオンは、パレスチナ国家を承認する各国政府の取組みの拡大を全面的に支持する。

我々は全ての国に対し、安全が保たれたイスラエルと並んで公正かつ永続的な平和の中で生きる、民主的で主権あるパレスチナ実現に向けたこの重要な一歩を踏み出すことを求める。2024年5月、グローバルユニオンの指導者らは歴史的なパレスチナ訪問団に参加した。ラマラではパレスチナ自治政府内の労働組合及び高官と会談した。そのメッセージは明確であった。つまり、パレスチナを国家として承認することは、主権ある民主的な未来を築き、その国民に平和と尊厳を保障する上で不可欠であるということだ。

すでに国連加盟193カ国のうち147カ国がパレスチナを正式に承認している。グローバルユニオンは、2025年の国連総会における承認にむけて準備を進めている各国政府を称賛する。パレスチナ国家が承認されることで、パレスチナ人民の自己決定権が確立し、国際法が強化され、対等な二者間の真の交渉条件を創出する助けとなる。また、西岸地区とガザ地区の違法な占領と不安定状態を永続させる力の不均衡を是正する一歩にもなる。

パレスチナ承認は正義の問題であると同時に、必要不可欠な措置である。数十年にわたって承認がなされてこなかったことで、暴力と絶望の連鎖がもたらされたのであり、今日ではこうした失敗が先週の国連専門家が指摘した通り、壊滅的な人的被害、大規模な破壊、そしてパレスチナ人民が数十年間で直面した中で最も深刻な人道危機という形で頂点に達している。今こそ承認を行うことで、国際社会はパレスチナ人民の権利が無限に先送りされている状況をこれ以上容認しないという強力なメッセージを発信すべきである。これは真の和平プロセスを構築する基盤となる。

世界の労働組合運動にとって、原則は明確である:世界中の労働者は自由と尊厳を享受し、安全に生きる権利を有する。パレスチナ人民もまた、それと同等の権利を享受すべきだ。パレスチナ国家の承認は、交渉の末に与えられる報酬として扱われてはならない。それは公正かつ持続可能な平和を確保する上で不可欠だ。

我々は各国政府に対し、国連においてこの一歩を踏み出すことを強く求める。パレスチナ国家の承認は、人権を擁護し、国連安保理決議の順守を確保し、自由で独立した持続可能なパレスチナへの道を前進させるという国際社会の意志の具体的表出である。この基盤があって初めて、安全なイスラエルと主権あるパレスチナが平和的に共存できるのだ。

署名者
クリスティ・ホフマン UNI書記長
デビッド・エドワーズ 教育インターナショナル書記長
アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長
ルーク・トライアングル ITUC書記長
スティーブ・コットン国際運輸労連書記長
アンベット・ユソン国際建設林業労連書記長
アドリアナ・パズ・ラミレス国際家事労連書記長
ダニエル・ベルトッサ国際公務労連書記長
クリスチャン・ブラガソン国際食品関連産業労連書記長
アンソニー・ベランジャー 国際ジャーナリスト連盟書記長
ベロニカ・ニルソンOECD-TUAC書記長