
2024年10月7日のディーセント・ワークのための世界行動デーを迎え、UNI機会均等局は、世界中の労働組合員と労働者向けに、3つの「M」(月経=menstruation、出産= maternity、更年期=menopause)に焦点を当てた組合マニュアルを発表した。
3つの「M」はすべて生物学的に自然な経験であるにもかかわらず、多くの文化や職場ではタブー視されている。そのため、労働者の権利やニーズがないがしろにされ、肉体的・精神的な健康に影響を与え、ひいては職業生活における能力発揮にも影響を与えることが多い。
このマニュアルは、労働組合員が職場でより良い政策や支援制度を求めて闘えるようした実践的ガイドである。迷信を否定し、ジェンダーに配慮したリスク評価を実施し、協約を交渉するといった活動は、理解と行動を促進するためにマニュアルに盛り込まれた重要な特徴である。
ヴェロニカ・フェルナンデス・メンデスUNI機会均等局長は、「労働組合にとって、ジェンダーの視点を通して労働安全衛生を考えることは極めて重要。月経、出産、更年期に直面する労働者固有のニーズを認識することで、不平等を是正し、職場がすべての人にとって包摂的であるようにするために不可欠な措置を講じることができる。共に沈黙を破り、スティグマを解体することで、すべての人がライフステージのどの段階においても、尊厳と尊敬をもって働く権利を確保することができる」と訴えた。
1:月経
月経マニュアルは、俗説や迷信を解体し、月経中の労働者が直面する職場の課題に取組むことを目的としている。このマニュアルは、適切な衛生設備を利用できないことや、既存のスティグマ等が子宮内膜症や貧血などの健康状態をいかに悪化させるかを強調している。マニュアルはまた、月経休暇に関する交渉、衛生設備へのアクセス確保、職場におけるプライバシーと尊厳の擁護など、労働組合が月経のある労働者を支援する方法についてのガイドラインも示している。
2:出産
妊産婦マニュアルでは、妊娠が労働者に与える影響と、妊娠・授乳中の女性が直面する制度的不平等について説明し、安全な労働条件や有給休暇など、妊産婦保護の実施に関する実践的なガイダンスを提供している。このマニュアルはまた、代理出産、養子縁組、世界中の女性が直面している育児介護の危機を考慮し、出産に関するより良い政策を推進する上での労働組合の役割についても論じている。このマニュアルは、産前・産後の女性に十分な権利を確保するための団体交渉の重要性を強調している。
3:更年期:
更年期マニュアルは、更年期に伴う生物学的、心理学的、社会的変化についての洞察を提供している。このマニュアルは、ハラスメントや差別だけでなく、認識や支援の欠如など、職場で更年期女性が直面する課題に焦点を当てている。このマニュアルは、リスクアセスメントの交渉、柔軟な労働環境の構築に向けて、労働組合が更年期の労働者を支援する上での枠組みを提供するものである。