UNIファミリーの皆様に対し、世界の労働組合運動の伝説的存在であるアンディ・カー氏が2024年8月下旬に逝去したことを、謹んでお知らせいたします。
英国通信労組(CWU)でテレコム・金融サービス担当副書記長を務めた同氏は、議長としてUNI世界ICTS部会を率い、2024年4月に退任したばかりだ。
クリスティ・ホフマンUNI書記長は「働く人々に対するアンディの献身は、その優しさと同じくらい偉大でした。絶えず正義を擁護し、そのリーダーシップは英国だけでなく世界中で組合の力を構築してきました。アンディを友人と呼べることを光栄に思います。アンディの知性、闘争心、そして不屈の精神を惜しみます。彼の家族に深い哀悼の意を表します」と述べた。
生涯を通じて労働組合主義に献身し、労働者の代表として多大な貢献をしたアンディ・カー氏は、CWUとその前身労組の歴史において最も影響力のある指導者の一人として記憶されるだろう。
同氏はまた、9年間にわたってUNI世界ICTS部会を牽引し、アウトソーシングや労働のウーバー化への取組みから、テレパフォーマンスにおける画期的なグローバル協定の交渉、監視・モニタリングや生成AIとその労働者への影響に関する活動まで、同部会の取組みを大幅に拡大させた。
今年4月、アンディ氏の後にUNI世界ICTS部会議長に選出されソー・ソールマン新議長(ブルキナファソ、SYNATEL)は、「最後にアンディに会った際、彼は我々に『団結した労働者は決して負けない。そのことを決して忘れてはならない』と伝えてくれた。彼は、集団で行動する力は、我々の仕事だけでなく世界をも変えることができるという信念を持っていた。労働運動として、我々はアンディが灯した炎を絶やさず、我々の直面する課題に取組む上で、彼の情熱を持ち続けなければならない。アンディは素晴らしい同志であり、世界中の労働組合員を鼓舞し続けるだろう」と語った。