『成人には成人賃金を!』豪SDAがキャンペーン開始

オーストラリア最大のUNI加盟組織である店舗流通関連労組(SDA)は、同国の小売、ファストフード、ドラッグストア業界において、若年労働者の賃金が低いという長年の慣行に異議を唱える新たなキャンペーンを開始した。

オーストラリアでは18歳になると成人とみなされるが、現行制度では、18歳の労働者は成人賃金の70%、19歳の労働者は80%しか受け取れない。20歳の労働者でさえ、成人賃金の90%しか受け取れないのだ。

SDAは「成人年齢に達しているなら、成人賃金を得るべきだ」という明確で力強いスローガンを掲げ、現行制度が差別的で不公平であることを強く訴えている。SDAは最近、この不公正を是正するため、オーストラリアの独立機関であり、職場の最低基準を決定する公正労働委員会(FWC)に提訴した。

同労組は、18歳以上の労働者は完全な成人賃金を受け取らなければならないと主張している。さらにSDAは、16歳未満の若年労働者の賃金を成人賃金の50%に引き上げ、17歳の賃金を75%に引き上げることを提案している。

この訴えが認められれば、小売、ファストフード、ドラッグストア業界全体で新たな法定最低賃金基準が設定されることになる。さらに重要なことは、現在ジュニア・レートを含む企業協約が適用されているすべての若年労働者にも自動的に恩恵が及ぶことである。

SDA書記長をつとめるジェラルド・ドワイヤーUNI会長は、「18歳、19歳、20歳の成人労働者が、年上の労働者と同じ仕事をしているにもかかわらず、賃金が低いことを正当化する理由は全くない。彼らは選挙権を持ち、許可された施設に入り、軍隊に入隊することができる。その他のあらゆる点において、彼らは成人なのだ。SDAは、この不公平な状況を是正するため、FWCに最善の提訴を行う」と強調した。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「SDAはオーストラリアの若年労働者の地位向上に重要な貢献をしており、我々はこのキャンペーンを全面的に支持する。この取組みは、組合が若者の問題に直接取組むことで、組合キャンペーンに若者を参加させることができることを示す素晴らしい事例でもある」と称えた。

SDAは近く、この問題に対する認識を高めるための新しい広告キャンペーンを開始する。