UNIメディア部会とアジア太平洋放送連合、気候変動に取組むウェビナーを開催

2024年3月14日、UNI世界メディア部会とアジア太平洋放送連合(ABU)が、放送部門における気候変動への取組みを推進するための共同ウェビナー・シリーズの第1回目を開催した。

アジア太平洋地域のUNIメディア部会加盟組織とABUの加盟組織から約40名が参加した今回のウェビナーでは、気候変動との闘いにおけるメディアの重要な役割が強調され、環境に配慮した制作手法にむけた実践的なツールが紹介された。

冒頭の挨拶で、ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長とアーメド・ナディームABU事務局長は、昨年の覚書締結に続く今回の共同行動の発足に感謝の意を表した。アチャリャUNI Apro地域書記長は、UNIの様々な部会において気候問題の重要性が高まっていることを強調し、ABUとの協力関係を歓迎した。一方でナディームABU事務局長は、気候変動に関する議論が昨今ますます報道されるようになったことを指摘し、公共のコミュニケーションにおけるメディアの重要な役割を強調した。また、今後のUNI AproとABUとの共同活動について、期待を示した。

パネルディスカッションでは、ABUのラッセル・アイザック氏、ダフネ・テッパーUNIメディア部会プロジェクト担当部長、ビエナ・ミシェル・マグビタン・アジア気候トラッカー事務局長が、気候変動への対応と緩和の取組みを促進するメディアの可能性について、それぞれの経験を語り、貴重な洞察を提供した。

テッパーUNIメディア部会プロジェクト担当部長は、ツール、イニシアティブ、ガイド、炭素計算機、研修プログラムなど、欧州19か国の110以上のリソースをマッピングしたプロジェクトの成果を発表した。その中には、能力開発セミナー、グリーンプロダクションの小冊子、メディア部門における実行可能なステップを紹介するオンライン・データベースなどが含まれる。

この共同ウェビナーは、ABUとUNIの協力関係における重要なマイルストーンとなり、アジア太平洋地域の放送業界における持続可能性とグリーンな実践の促進を目指すさらなる共同の取組みに向けて、基礎を築いた。