イタリアのアマゾン・フレッシュ労働者が労働条件改善を要求

ローマ、ミラノ、トリノ、ボローニャ等のイタリア各都市で、アマゾン・フレッシュ( アマゾンが展開する生鮮食品配送サービス )の労働者が低賃金への懸念に対処するため、有給休憩や労働時間の延長など、重要な権利を主張している。アマゾン・フレッシュのイタリア倉庫で緊張が高まる中、労働者と組合員は現在進行中の紛争を解決するための即時行動を求めている。

Filcams-CGILの組合代表によると、核心は主に2つの問題にある。すなわち、標準的な6時間シフトの間に10分間の有給休憩を与えることをアマゾン・フレッシュが拒否していること。そして、現在労働者の給与を基準以下にしているパートタイム契約の延長を同社が要求していることである。こうした状況が従業員の間に不満を生み、労働者の窮状に注意を喚起するため、2月下旬に終日ストライキが行われた。

イタリアのアマゾン・フレッシュ従業員を代表する組合のひとつ、Filcams-CGILミラノ支部のジェリー・モンジェロ氏は、 「アマゾン・フレッシュと対話を続け、労働者の福利を保証する基本的権利を求めてきた。(…中略…)わずか10分の休憩と公正な労働時間という我々合理的な要求が真っ向から否定されるのを目の当たりにし、落胆している」と語った。

労働組合の交渉は抵抗にあい、従業員はより強硬な示している。主要な争点に加え、シフト勤務、重量物の取扱い、安全衛生基準など、その他の懸案も交渉の議題となっており、現在進行中の争議をさらに複雑にしている。

マタイアス・ボルトンUNI世界商業部会担当局長は、「イタリアのアマゾン・フレッシュの労働者は、基本的権利を求めて立ち上がっており、彼らの声に耳を傾けることは極めて重要だ。10分間の休憩は単なる休憩の問題ではない。日々懸命に働く従業員を尊重し、認めるということだ」と主張した。

アマゾン・フレッシュの労働慣行は、過去にも批判を浴びてきた。だが今回のイタリアの事案は、同社のグローバル事業におけるより広範な問題を浮き彫りにしている。交渉が続けば、その結果はイタリアの従業員に影響を与えるだけでなく、アマゾンの国際的な事業全体の労働者の権利の前例となりうる。