ポルトガルとスペインの銀行労働者、2月8日にデモを実施

2024年2月8日、ポルトガルとスペインの金融労働者が、リスボンとマドリードの街頭でデモ行進を行う。労働者の購買力が急落し、銀行の利益が急増する中、賃金の改善を要求する。

このデモは、ポルトガルのUNI加盟組織であるMAIS、SBC、SBN、スペインの CCOO SERVICIOS、UGT FESMC等の組合が連携して実施する。

ポルトガルのUNI加盟組織は、 6%の賃上げ、雇用の安定、労働者に重圧をかけ顧客に悪影響を与える人員削減の中止を求めている。共同声明の中で「人間的価値が軽視されるゲーム中で、労働者が単なる駒として扱われることは容認できない。すべての金融機関の経営陣と規制当局に対し、銀行部門の健全性と公正性を維持するために不可欠な我々の要求を真摯に受け止めるよう、強く求める。表計算ソフトの数字として見られるのはもうたくさんだ。我々は、生活や家族、尊厳を持った人間だ」と訴える。

スペインでストライキ
2月8日にスペインの首都で行われるデモの他にも、スペインの組合は 2月26日に2時間スト、3月22日に24時間ストを実施することを発表した。組合は金融部門で新たな産別協約を交渉している最中だが、使用者は賃上げと労働条件の改善という公正な要求に応えようとしていない。

組合は、「残念なことに、(銀行は)利益や上級管理職が得ている賃上げからは程遠く離れた、そして何よりも労働者の要求、労働者が当然得るべきものから、あまりに大きくかけ離れた案を提示しており、時間稼ぎをしている」と批判する。

サンタンデール銀行は2023年に、110億7,600万ユーロの利益を計上した(世界市場では2022年比で15%増、スペインでは52%の増益)。ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行は、2022年比で26%増の80億1,900万ユーロの利益を計上したが、銀行員の賃金はインフレと生活費危機によって継続的に低下している。

アンジェロ・ディクリストUNI世界金融部会担当局長は、「公正な賃金、適切な人員配置、良好な労働条件を求めて闘うポルトガルとスペインの加盟組織を支持する。利益を最大化するために労働者から最後の一滴まで搾り取ろうとする株主からの圧力に、我々は団結して対抗しなければならない。銀行のやり方は持続可能ではなく、最終的に労働者と顧客の双方が苦しむことになる」と述べた。