ドイツとスペインのアマゾン労働者、クリスマス前にストライキ

2023年11月24日のブラックフライデーに国際的な支持と注目を集めたMake Amazon Payキャンペーンの成功から1か月弱、1年で最もショッピング繁忙期となる12月中旬に、ドイツとスペインのアマゾン倉庫労働者が、一連のストライキを実施する。

ドイツでは、ヴィンセンにある複数のアマゾン倉庫の労働者が12月17日の日曜日にピケットラインに向かった。要求の中心は、より良い賃金と健全な労働条件を保証する労働協約の確立である。この運動は新しいものではない。10年前からドイツの労働組合ver.diの組合員は、一貫してアマゾンの労働慣行に対して声を上げてきた。ver.diは、小売・通信販売部門における団体協約を承認する要求に加え、アマゾンが 「良好で健康的な労働のための団体協約」を締結することも求めている。

同様にスペインでは、セビリアのドス・エルマナスにあるアマゾン倉庫で働く労働者が、ストライキに入った。アマゾン労働者委員会を構成する労働組合(UGT、CCOO、FETICO)は、「センターの全従業員の労働に尊厳と価値を与える、相応の賃金」を得るため、物流センターでの無期限ストを呼びかけた。

同委員会で多数を占めるUGTは、クリスマス繁忙期の真っ只中である12月18日(月)に、労働者が倉庫の門に集まり、「賃金、休日出勤や時間外労働、研修時間、その他に対する支払い」を掲げてストを開始することを発表した。

11月にUNIが共催したMake Amazon Pay キャンペーンでは、米国、英国、イタリア、日本を含む30か国以上の労働者と支援者が、様々な形でアマゾンの搾取的慣行に対する抗議行動に参加した。今年は、数か国でのストライキや集会、アマゾン・ウェブ・サービス施設での気候変動についての抗議活動、バングラデシュの衣料品労働者による集会など行われた。

11月24日の抗議行動の直後、コベントリーでストライキを行なったGMB労組は、英国におけるストライキがバーミンガムにまで拡大したと発表した。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、この運動の強さが増していることを指摘し「この運動が拡大しているのは、国や職種に関係なく、賃上げ、不合理ノルマの廃止、仕事上の発言権を求める闘いにおいて、我々全員が団結していることを、労働者が知っているからだ」と述べた。

UNIは、これらの労働者と、アマゾンの労使関係におけるより広範な変革を求める世界中のアマゾン労働者に対する支援を堅持する。UNIのアマゾン・グローバル労組アライアンスとMake Amazon Payは、アマゾンが労働者に公正な賃金を支払い、労働組合に加入する権利を尊重し、真の環境持続可能性に取り組み、公正な税負担を担うという共通の要求のもとで団結している。

ドイツとスペインでストライキが展開される中、世界の労働運動は、2024年にはすべてのアマゾン労働者が評価・尊重され、適切な補償を受ける世界を獲得できることを期待しつつ、状況を注視している。