バングラデシュにおける正義と暴力の根絶、団結権の尊重を要求―労組指導者に対する殺害を受けて

インダストリオールとUNIは、2023年6月25日にバングラデシュのガジプールで労働組合指導者であるシャヒドゥル・イスラム・シャヒッド氏が殺害された事件について、最も強い言葉で非難する。

インダストリオール加盟組織であるバングラデシュ衣料労連(BGIWF)のガジプール支部長であったシャヒドゥル・イスラム・シャヒッド氏は、6月25日の夜、ガジプール地区で暴漢に殺害された。同氏の同僚によると、プリンス・ジャカード・セーター社で労働者への賃金支払いを求める発言をしたところ、襲撃されたという。この襲撃で他に3人の組合指導者が負傷している。

地元の情報筋によると、プリンス・ジャカード・セーター社の労働者は2ヶ月分の賃金と賞与の支払いを受けておらず、ここ数日、不満を募らせていた。殺害されたシャヒドゥル・イスラム・シャヒッド氏が労働者を代表し、経営側とこの問題について話し合い、労働者は日曜日に未払いの賃金と賞与を受け取ることになっていた。労働者たちは日曜日に一日中待たされたが、何の支払いもなかった。

午後7時頃、シャヒドゥル・イスラム・シャヒッド氏ら4人が工場から出てきて、正門の前に立っていたところ、突然10~12人の暴漢が襲いかかった。地元の人々が負傷者をガジプールの病院に運んだが、同氏の死亡が確認された。負傷した3人の組合幹部は、同病院で治療を受けた。

我々は、インダストリオールのバングラデシュ加盟協と連携し、ガジプール地方委員会庁舎前で人間の鎖と抗議を組織し、この理不尽な殺人と労働組合指導者に対する攻撃について、正義を要求する。この凶悪な襲撃の責任者は、その責を問われ、法の及ぶ限り訴追されるべきである。

同国では結社の自由が侵害され続けており、政府は、労働組合とその代表者が、労働者に選ばれた代表者としての役割において、脅迫や暴力を受けることなく活動できるようにしなければならない。

極めて遺憾なことであるが、 憲法上の権利である団結権を行使したために生じたこの殺人事件は、バングラデシュで組織化された労働者を取り巻く厳しい状況をあらためて痛切に思い起こさせる。バングラデシュ政府は、この犯罪を捜査し、加害者を裁判にかけ、法的責任を問う責任がある。