ネパールのマンモハン記念医大・教育病院で団体協約

300の病床と約500人の労働者を擁する教育機関であるマンモハン記念医科大学・教育病院が、最近、組合結成に向けた取組みで重要な節目を迎えた。労働者は過去10年、労組結成に向けて活動してきたが、反組合主義者の経営陣の抵抗に直面してきた。こうした状況の中でも取組みを続け、また医療労組UNIPHINからの絶え間ない支援の下、2022年についに組合登録を果たした。

重要な合意事項の1つは、労働者の昇給に関するものだ。労働者は、レベル0~6では3000ルピー、レベル6~8では2000ルピー、レベル9以上では1000ルピーの昇給を受ける。さらに労働者には正式な辞令が交付され、5年以上勤務した労働者は、自動的に昇格する。通勤手段も団体協約の主要な論点であり、経営陣は労働者の自宅から職場までの往復の交通手段を提供することに同意した。夜勤者には夜勤手当として150ルピーが支給される。また必要な場合には、前払い賃金の受け取りも可能となる。

団体協約のもう一つの重要な点は、男女の労働者の出産休暇について合意したことだ。女性労働者には60日間、男性労働者には9日間の出産休暇が与えられる。また、家族が死亡した場合、葬儀のための休暇が必要となるため、労働者は経済的支援を受けられるようになる。また、団体協約には、労働者がSSF(ストライキ解決フォーラム)に訴える前に経営陣とあらゆる問題について話し合うことができる条項も含まれており、組織の成長に応じて2年ごとに昇給が行われる。経営陣はまた、差別のないより安全な労働環境づくりに取組み、研究室と放射線管理部門の労働者には危険手当として500ルピーが追加支給となる。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「これはUNIPHINとマンモハン記念医科大学・教育病院の労働者にとって大きな勝利だ。ネパールの労働者の権利強化に向けた勝利の一歩となる、この団体協約を歓迎したい」と述べた。

シヴァ・KC委員長は、「組合が団体交渉で合意したことの多くは、我々の10年にわたる努力の成果だ。当院の労働者の権利のために闘い続け、他労組にも支援と連帯を示していく」と決意を語った。