UNI Apro、ベトナムの労働組合との協力関係を強化

UNI Aproの代表団3名が、2022年5月23~27日にベトナムを訪問し、ベトナムの労働組合との協力関係をさらに強化した。

ラジェンドラ・アチャリヤUNI Apro地域書記長を団長に、アリス・チャンUNI Apro商業部会担当部長および中野英恵UAゼンセン国際局長(UNI Apro執行委員)で構成される代表団は、5月下旬の5日間、ベトナム労働総同盟(VGCL)との共同の取組みに参加するとともに、UNI加盟組織であるベトナム情報通信労組(VNUICW)を訪問、またベトナム銀行労組(VNUBW)との会談を実施した。意見交換や情報交換が行われる等、実り多い訪問となった。

VGCLとの共同セミナーおよび二者会談

代表団は、5月24~25日にかけて開催されたUNI Apro、UAゼンセン、VGCL共催の「ベトナム小売業における労働組合活動の強化」をテーマとする共同セミナーに参加した。

共同セミナーでは、ベトナム商業労組ネットワークを構成する7組合から31名のベトナム人参加者が、インドネシア、マレーシア、シンガポールでの小売・商業労働者の組織化について、オンライン参加したUNI加盟組織から経験を聞いた。また、中野英恵UAゼンセン国際局長が、UAゼンセンの経験を共有し、充実したセミナーとなった。

ベトナムや地域の労働および労働組合に関わる問題についての情報交換を目的としたUNI AproとVGCLの会談では、チャン・タン・ハイVGCL副会長が、UNI Aproからベトナム労働組合への25年以上の長期にわたる協力と効果的な支援に感謝の意を表した。

チャン・タン・ハイVGCL UNI Apro RS Rajendr副会長と会談するアチャリャUNI Apro地域書記長

ラジェンドラ・アチャリヤUNI Apro地域書記長は、特に成長しているベトナムの市場経済に影響を与えるいくつかの自由貿易協定にベトナムが加盟している中、UNI Aproの連帯とVGCLへのさらなる支援を改めて確認した。

その後、UNI Apro代表団はVGCL組織化局と会談し、VGCLが計画している食品小売業労働者のための全国組合結成に焦点を当てる期間について合意した。

UNI加盟組織ベトナム情報通信労組(VNUICW)との会議

UNI Apro代表団とVNUICW の役員

VGCLとのセミナーや会議の後、代表団はUNI加盟組織であるVNUICWを訪問した。VNUICWは、情報通信産業の労働者8万5000人のうち42.6%を代表している。

会談では、代表団はチュー・ヴァン・ビン委員長と組合員から温かく迎えられ、最新の状況について説明を受けた。UNI Apro女性委員会の共同議長を務めるタン・ティ・ホアVNUICW副委員長は、執行委員の4割以上が女性であることを強調した。同労組では、職場暴力の根絶や機会均等、スキル研修の推進について、重要性を訴える活動を展開している。

代表団はまた、ベトナム郵便会社社長のチャン・ブ・ハVNUICW副委員長からも話を聞いた。郵便事業が、13,000の郵便局にコンビニエンスストア「POSTMART」を開設し、Eコマース市場に進出する予定であり、日本郵便の協力のもとで行われる。

ベトナム銀行労組(VNUBW)との協力関係を模索
代表団は最後にVNUBWと会談し、労働組合活動の最新状況や共通の関心事について話し合った。グエン・ヴァン・タン常任副委員長がVNUBWの戦略的行動計画を共有し、チャン・ホン・トゥアン常任副委員長は2018年の前回大会以降の組合の成果を紹介した。同労組は、外資系銀行を含む銀行・金融機関の17万人の労働者のうち、16万人以上の労働者を見事に組織化してきた。ラジェンドラUNI Apro地域書記長はVNUBWの成功に賛辞を送り、両組織の協力関係が近々より緊密になることに期待を示した。

VNUBWと会談するUNI Apro代表団