レイヴンソフトウェアの品質管理部門の労働者、組合結成へ

アクティビジョン・ブリザード傘下のレイヴンソフトウェア・ビデオゲームスタジオで品質管理に携わる労働者が、組合選挙に勝利した。組合を支持する票が86%と圧倒的な勝利を得て、全米通信労組(CWA)の下で組合を結成することとなった。

「5か月前、我々は連帯、持続可能性、透明性、公平性、多様性の原則に基づき、CWAの下でゲーム労働者アライアンスを結成した。アクティビジョン・ブリザードは、組合結成に向けた我々の取組みを頓挫させようとしてきたが、我々は耐え抜いてきた。選挙に勝利した今、組合が拠って立つこれらの基本的な価値を守ることは、我々の義務だ。我々の一番の願いは、この組合が、ビデオゲームスタジオで組織化されつつある労働者を鼓舞する存在となり、より良いゲームを作り、我々の価値観を反映し、我々全員をエンパワーする職場を構築していくことだ。強力な団体協約を通じ、我々の労働条件とアクティビジョン・ブリザードの将来を前向きに形作っていくため、経営陣とともに取組んでいくことを楽しみにしている」と、ゲーム労働者アライアンスのメンバーは語った。

アクティビジョン・ブリザードが同スタジオの品質管理部門でテスターとして働いていた12人を解雇したことに抗議し、60人以上のレイヴンソフトウェアの従業員が、2021年12月6日にストライキを始めた。5週間のストライキを経て、レイヴンソフトウェアの労働者は、2022年初頭、CWAの下でゲーム労働者アライアンスの結成を発表した。この品質管理部門のストライキにより、アクティビジョン・ブリザードは、2021年7月下旬にセクハラと不正行為で訴えられて以来、3回目の業務停止に追い込まれた。

ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、「レイヴンの労働者の勝利へ向けた勇気と決意を称賛したい。今回の歴史的な投票は、米国のビデオゲーム労働者にとってのターニングポイントとして記憶されるだろう」と、勝利を称えた。

レイヴンソフトウェアの品質管理部門は、主に同スタジオの人気シリーズ「コール・オブ・デューティ」に携わってきた。この労働者の組織化は、CWAのデジタル労働者組織化キャンペーン(CODE-CWA)を通じて支援されてきた。CODE-CWAはこれまでにも、ヴォデオ・ゲームやパイゾなど、他のゲームスタジオでの組織化も支援してきた。

サラ・ステフェンズCWA書記長は、「アクティビジョンは、レイヴンの品質管理部門の労働者が組合を結成するのを阻止するため、違法行為も働きながら、あらゆることをしてきたが、それはうまくいかなかった。レイヴンソフトウェアの労働者をCWAに迎えることができ、とても嬉しい」と語り、「レイヴンソフトウェアの品質管理部門の労働者は、アクティビジョンとビデオゲーム業界に必要な変化をもたらしている。会社と従業員にとって重要なこの時期に、労働者はまもなく強制力のある団体協約と業務上の発言権を得ることになる」と期待した。