スイスDPDにおける組合潰しを跳ね返そう

民主主義とは、言論の自由以上のものであり、発言する自由を意味する。その核となるのは、人々が集いともに自らの状況を改善し、自らが生み出した価値の公正な配分を要求していく能力である。

DPDスイスのCEOに書簡を送った世界中の1,200人以上の人々は、あからさまな組合潰しによって職を奪われた5人のドライバーとともに行動し、組合結成という人々の民主的権利を封じ込めようとする経営側の試みを跳ね返そうとしている。

この5人の若いドライバーは、所属している労働組合UNIAとともに幅広い支援を集めており、孤独ではない。この地域の街中を車で走れば、道路脇や橋の上に連帯メッセージが掲げられているのを目にすることができる。地域の人々が善悪の区別を理解して証だ。連帯メッセージが寄せられる中、国際連帯も重要な役割を担っている。

この解雇事件は、郵便や物流の部門が、まっとうな労働条件と職場の民主化を求める闘いの最前線にあるということを象徴するものだ。DPDスイスは、労働者が厳密には下請け業者に雇われているという言い訳を使い、使用者としての責任から逃れようとしている。

今こそ事態を正す時だ。DPDが世界的に大きく成長し(2020年に42%増、2021年に15%増)、年間10億ユーロを超える利益を上げているのは、労働者のおかげである。労働者はDPDの制服を着用し、DPDのバンを運転し、DPDに特化して配送業務に従事しているのであり、DPDの公正な分け前を得るに値する存在である。

しかし、外部委託した零細企業間で激しい競争をさせることで、DPDは労働者からますます多くを搾り取っているのだ。下請けを法的な抜け道にし、労働者に標準以下の労働条件を押し付け、組合潰しを見て見ぬふりする状況は許されない。

今こそ、行動を起こすべき時だ。世論の圧力をさらに強め、世界が注視していることを経営陣に示すことで、流れを変えることができる。欧州議会のレイラ・チャイビ議員もこの呼びかけに賛同している。

不当解雇された5人の労働組合員を復職させ、労働組合の権利を尊重するよう、DPDスイス経営陣にあなたの声を届けてください。連帯アクションへの参加はこちらから。氏名、Eメールアドレス、郵便番号を入力し、既成の要請文書(英文)を送信するだけで、どなたもアクションに参加可能です。

(以下、要請文書の仮訳)

不当解雇された5人の労働組合員の復職を要請する

DPDスイス経営陣各位、

本レターは、スイスのティチーノにあるDPDの下請会社における5人の労働者の復職を要求するものだ。ダニーロ、アブドゥルハミド、ダビデ、ジャンルカ、サミュエルの5人は復職し、彼らの労働組合の権利は尊重されなければならない。

5人の労働者は、低い水準にある労働条件を改善するために労働組合UNIAに加入した。そのうち1人は、昨年の10か月間においてベスト3のドライバーとして活躍していたにもかかわらず、業績不振を理由に解雇された。この解雇は業績とは無関係であり、労働者およびUNIAに対する現地経営陣の意図的な攻撃である。

5人の労働者は、パンデミックの間も人々のために業務に従事してきた若い父親たちである。2021年12月31日付の解雇は、彼らの尊厳に対する冒涜である。彼らの地元コミュニティから絶大な支持を得て、数多くの抗議行動が続いているが、DPDスイスの経営陣は、こうした人々を黙らせようとし、組合潰しを放任している。

この不公正を是正するよう、要請する。DPDスイスは、不安定や社会的対立を助長するような存在であってはならず、自らの責任に向き合い、社会対話と民主主義を尊重しなければならない。

尊厳ある選択をしていただきたい。ティチーノの5人の労働者を復職させ、状況を解決するため、彼らおよびUNIAとの交渉開始を要請する。(以上)