米国のUNI加盟組織、再選挙での不正行為についてアマゾンを提訴

2月下旬、UNI加盟組織である小売・卸売・百貨店労組(RWDSU)は、アマゾンについて不当労働行為の申立てを行った。アラバマ州ベッセマーにある同社の事業所で、自由かつ公正な選挙を行う労働者の権利を損ね、抑圧しようとするアマゾンの一連の動きを明らかにするものだ。

RWDSUは、アマゾンが休憩室から組合関連の資料を撤去し、就業規則を変更し、労働者が就業時間外に組合結成について他の人と話すことを制限し、反組合会議(「囚われの聴衆会議」と呼ばれている)への出席を要求してきたと非難している。

ベッセマーのアマゾン倉庫「BHM1」の従業員で、BAmazon組織化委員会のアンシア・シャープ委員は、「組織化委員会は、倉庫施設内のアマゾンによる反組合的なビラの隣に、組合メッセージが入った我々のビラを掲示してきた。この行為は法で認められた権利だ。私自身、組合とともに変化を起こす必要があるとの強い信念から、限られた休憩時間や無給の休日に、何枚ものビラを貼ってきた。ビラが剥がされてガッカリもしたが、我々の取組みが法律で守られている以上、誰が撤去しているのかも問題だった。経営陣が意図的に我々を黙らせ、ビラを剥がしたと同僚から聞いたとき、同僚たちが萎縮している理由が分かった」と語った。

組合は、アマゾンが強要する「囚われの聴衆会議」について異議を申し立てることで、反組合的な会議への出席を使用者が従業員に強制することを認めてきた、米国の長きにわたる慣例を覆そうとしている。

同じく「BHM1」の従業員で、同組織化委員会のロジャー・ワイアット委員は、「一方的に反組合教育を聞かされる研修や会議への出席を強制されたことは、本当に屈辱的だった。アマゾンは我々のことを、心を持たないロボットのように扱って、誤った情報をダウンロードしようとしている。皮肉なのは、こうした会議は、私がこれまでで最も長く座っていられた仕事だ。仕事中に十分な休憩やトイレの時間を与えることもできないのに、どうして何時間も、しかも強制的に、反組合的な研修に付き合わせることが可能なのか?一方的な主張の場に付き合うかどうかは、我々の選択であるべきだし、それは法で守られているはず。アマゾンの行為は永久に止めなければならない」と訴えた。

2021年に全米労働関係委員会は、この年の選挙におけるアマゾン経営陣の行為が、同社に対して不当に有利に働いたと判断し、選挙のやり直しを命じている。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「アマゾンは明らかに、基本的権利と職場の民主主義について学習する必要がある」と述べ、「最初の選挙での彼らの強圧的な行動によって再選挙が余儀なくされ、それでも会社側は反組合キャンペーンを続けている。もう十分だろう」と厳しく非難した。