
3月13日にコロンビアで行われる議会選挙を監視するため、中南米、カナダ、米国から数十人の労働組合の活動家および人権活動家が、同国に入国予定だ。
この国際代表団は、コロンビアで社会的指導者の殺害が増加していることを懸念する同国の中央労働組合(CUT)、コロンビア労働総連合(CTC)、全国ストライキ委員会の招きを受け、UNIが組織したものである。
マルシオ・モンザネUNI米州地域書記長は、「コロンビアの人々は、公正で透明性のある、平和で自由かつ民主的な環境下で実施される選挙プロセスを手にして当然だ」と述べ、「我々が存在することで、公正な選挙を確保すべく世界が情勢を注視していると、知らしめることができる」と、その意義を語った。
UNIは、世界150か国、900加盟組織の2,000万人の労働者を代表し、団体交渉の拡大、社会的・経済的正義の促進、企業の責任追及、不公正な世界経済の変革を目指している。
男性54人、女性31人で構成されるこの監視団は、全国選挙管理委員会の認証を受け、同国の選挙監視団(MOE)が定めるガイドラインに従い、選挙プロセス、リスク、警告、勧告に関する観察結果を、随時速報として発表していく予定だ。選挙終了日には、民主主義の強化と選挙制度の改善に貢献すべく、結論文書を発行する。
クリスティ・ホフマンUNI書記長、ジェリー・ディアスUnifor委員長(カナダ)、マルシオ・モンザネUNI米州地域書記長、ワシントンDCに本部を持つ北米サービス従業員労組(SEIU)およびブラジルの金融労連CONTRAFの代表等を含むハイレベル代表団も、3月の議会選挙の際にコロンビア入りする予定である。