ペルー議会がILO第190号条約を批准

1月31日、ペルー議会の本会議において、ILO第190号条約の批准が承認され、仕事の世界における暴力やハラスメントを根絶するための規制枠組みが確立された。110票で批准を可決したペルーは、ウルグアイ、アルゼンチン、エクアドルとともに、南アメリカ大陸の条約批准国として名を連ねることになった。

UNI米州は、政治的影響力を獲得するための取組みを推進し、国会議員との会談、フォーラムの実施、国内外の支持者との連携など、一丸となって尽力してきた。

キャシー・ゴンザレスUNI米州女性委員会担当部長は、「加盟組織が女性ネットワークを通じて取組んだ活動の成果だ。活動を率いるチームが実施したすべての行動に関わり、賛同してくれた。見事な結果だ」と取組みを称えた。

アンドレア・ガルシアUNI米州女性委員会コーディネーターは、「ペルー加盟組織の声とともに、UNI米州はペルーで190号条約を効果的に実施させるための次なる闘いを開始している」と述べ、「現在の課題は、これらの規則があらゆる職場で適用されること、そしてすべての労働者が、真の組合代表による集団行動を通じ、暴力やハラスメントのない職場が確保されると理解することだ」と締めくくった。

カリブ諸国におけるILO第190号条約批准に向けたフォーラム

同日、UNI米州は「カリブ諸国におけるILO第190号条約批准に向けたフォーラム」を開催し、政治家や組合幹部が参加した。フォーラムの冒頭でクリスティ・ホフマンUNI書記長は、職場でのハラスメント事例を救済するだけでなく、それを防止するための条項を団体交渉に盛り込むなどの、各組合の根気強い取組みを紹介した。

フォーラム参加者の中には、暴力の根絶は条約の批准で終わるのではなく、展開を注視し、規則の遵守を求め、ILO勧告206を考慮することが必要であるとの認識のもと、批准と実施に向けた自国での取組みについて経験を共有する女性もいた。

ネイバ・リベイロUNI米州女性委員会副議長は「我々はこの条約について議論しあい、この条約が男女を問わず全ての労働者を保護し、家庭や職場の女性があらゆる形態の暴力と闘うためのツールであるということを、説明していきたい」と意欲を語り、ガルシアUNI米州女性委員会コーディネーターは、加盟組織の取組みを強調する中で、「加盟組織は暴力のない空間を確保するために活動している。組合が、我々の現実を変える道を切り拓いている」と付け加えた。