UFCW、米国の書店員を組織化

パンデミック中の米国では、印刷された書籍の売り上げが伸び続けており、書店の組織化も進んでいる。昨年、米国のUNI加盟組織である北米食品商業労組(UFCW)は、これまで組織化されていなかった部門である書店を、全国で組織化した。

書店ポリティクス・アンド・プローズの労働者は、ワシントンDC全域で、UFCWローカル400に加入し、また国会議事堂内の書店としては初の組合結成を果たし、歴史にその名を刻んだ。労働者代表は、より良い賃金、標準化された賃金体系、賃金の透明性を確保すべく、会社と団体協約を交渉している。

その他、ミネソタ州ツインシティのハーフプライス・ブックスの店舗で働く労働者は、全米労働関係委員会の選挙を経て組合承認を獲得し、2021年12月と2022年1月、UFCWロカール663および1189に加入した。労働者は、生活できる賃金、より良い労働条件、職場での発言権を求めて交渉を行えるようにするため、UFCWに加入を決めた。

セントポールのハーフプライス・ブックスの書店員ハンナ・アンダーソン氏は、「組合が結成されて本当にワクワクしている。仕事に対する適切な報酬を受け、日常業務に影響を及ぼす方針について発言権を得たり、獲得した利益を守ることができるようになると思う」と喜んだ。

さらに2021年夏には、ニューヨーク州ブルックリンにあるグリーンライト・ブックストアと、文具店ユアーズ・トゥルーリーの労働者が、小売・卸売・百貨店労組(RWDSU)とUFCWにそれぞれ加入した。新しい組合員は、店舗において販売、在庫管理、情報提供サービスなどを担当している。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「UFCWは新しい分野を開拓し、米国の書店労働者を組織化している。こうした成果もまた、パンデミック中に最前線で働く労働者が、自らの労働に対する再評価を求めていることを示すものだ。世界各国で印刷された書籍の販売が好調な中、書店は商業部門の組合員を増やし、現場で働く熟練の熱心な労働者の賃金・労働条件を改善する絶好の機会となっている」と述べた。