これは真剣なゲームだ「今こそゲーム開発業界に組合をつくる時」

2021年11月17日にオンライン開催された会議で、オーストラリアからフィンランドまで世界各国の労働組合が、電子ゲームやビデオゲーム開発業界では組織化の機が熟しているとの意見で一致した。

UNI世界ICTS部会が企画した「勝利に向けた組織化:UNIゲーム開発労働者デジタルワークショップ」の参加者は、ゲーム開発部門における組織化の機会を検討した。ゲーム開発業界は、一般的に高給取りの特権的なIT部門と見られているが、労働者はセクハラや低賃金、標準化された研修の欠如、健康的なワークライフバランスをとりづらい「クランチ文化(IT業界やゲーム業界等で締切前に長時間の残業をしたり週末も働いたりすること)」等に直面しているのが実情だ。

ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、「ゲーム開発業界は、労働者が結束して労働基準を高めれば、会社の評判や規模にかかわらず、本来は良いはずの仕事に尊厳をもたらすことができる」と強調した。「ゲーム会社はコロナ禍に大きく成長した。UNIは世界中のゲーム開発労働者の組合を結集し、この業界に尊厳と公正を勝ち取るために闘っていく。」

ユービーアイソフト(本社フランス)、パラドックス(同スウェーデン)の組合や、オーストラリアの専門職労組をはじめゲーム開発労働者を組織する組合の参加者らが、互いの組織化の取組みを共有し、ゲーム開発業界の組合を世界的に拡大していくための方策について、議論を交わした。 フランスのSTJV労組のピエール・マルクスは、「この業界の大手企業の多くは、収益と労働者への報酬が大きく乖離している」と批判した。