UNIフィリピン加盟協、報道の自由を求め、連帯の声

6月15日、フィリピンのニュース配信サイト「ラップラー」のCEO兼編集長のマリア・レッサ氏及び同社の元記者レイナルド・サントス・ジュニア氏に対し、マニラ地方裁判所からネット上の名誉棄損で有罪判決が下った。これはフィリピンの不安定な報道の自由が更に侵食されていることを示すものだ。2019年1月から2020年4月までに、報道関係者に対する61の立件があり、同時期に少なくとも3人のジャーナリストが殺害されている。

UNIフィリピン加盟協(UNI-PLC)は、同国でますます高まる報道の自由及び表現の自由に対する脅威に対し、声を挙げている。報道の自由に対する攻撃は、健全に機能するメディアの情報が人々に届けられる必要があるこのパンデミック期に、深刻な問題となっている。更にドゥテルテ政権は、合法的な反対意見を抑えるために使われかねない条項を持つ、新たな2020年「反テロ法」の成立を急いでいる。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は次のように懸念を表明した。「UNI Aproは、フィリピンにおいて、基本的自由が絶え間なく攻撃されていることを非常に憂慮している。特に、ITUC(国際労働組合総連合)の2020年度世界権利指標で、フィリピンは労働者にとって最悪の国トップ10に入っている。我々は、報道の自由及び表現の自由に対する攻撃を止めるよう政府に要求するUNI-PLCの闘いを強く支持する。」

UNI-PLCは、マリア・レッサ氏とレイナルド・サントス・ジュニア氏の有罪判決と、政権によるジャーナリストやメディアへの攻撃を非難し、これらの攻撃を止めるよう要求する声明を発表した。