Thank you, Chris. UNI Apro Boleh!

UNI-LCJを代表し、八野UAゼンセン副会長は退任するクリストファー・ウンUNI Apro地域書記長との思い出を振り返り、感謝の言葉を贈った。

UNIにおける20年間を含め42年間にわたり、クリストファー・ウンUNI Apro地域書記長が取組まれた国際労働運動は、「人間を中心とした自由にして民主的な労働運動」の強力な展開、「健全な労使関係の構築」ため、UNI Aproの一つひとつの国の状況を常に正確に把握し、自らが動き、常に適切な指導をしてくれました。

クリストファー・ウン地域書記長の常にポジティブな行動は、「常に先見性をもち、そして、現場に視点をおく国際労働運動家としての姿」を、そして、「UNI Aproファミリーとしての目標」を、常に、私たち全てのメンバーに示してくれました。本当にありがとうございました。

この間、アジア地域は、各地域で民主化の動きが活発化し、経済危機を乗り越え、急速なグローバル化の進展、行き過ぎた資本主義の中で、急速に経済成長し、競争力のあるアジア経済は、世界の原動力とみられるようになりました。

このように急速に変化を遂げる中で、クリストファー・ウン地域書記長の強力なリーダーシップで、「ディーセントワークの確保」、そして、「より包摂的」で、「公平・公正」で、「持続可能な人間中心の、労働者に視点をおいた社会の構築」のためにUNI Aproの労働運動を推進されました。

その労働運動には、

・国を超えた政労使の社会対話の機会を構築し、また、その先導役として

・一つひとつの国の事情を正確に理解し、これからの人を中軸とする持続可能な社会を構築するため、組織化、労使協議体制の構築、法の整備に向けた取組み

・グローバル化の進展、急速な技術革新の時代に相応しい先進的なUNI Apro労働運動のあり方の提示

・アジア地域発信のUNIグローバル枠組み協定の締結と協定の確実な履行

等、様々な革新的な労働運動にクリストファー・ウン地域書記長はチャレンジされ、成功に導いてくれました。

この間、「UNI-LCJ」は、発足当時93万の構成人員でスタートし、現在は100万を超える組織となると共に、郵便、ICTS、商業部会だけではなく、金融、印刷・パッケージング、メディア部会のメンバーの成長は著しいものがあります。

また、「UNI-LCJ議長」は、南雲さん、小野寺さん、高木さん、桜田さん、落合さん、相原さん、小俣さん、そして現在の8代目の松浦議長。

「UNI Apro会長」には、2011年7月に加藤さんがUNI-LCJとして初めて就任し、逢見さん、そして現在の野田会長。

「UNI-LCJ事務局長」は、伊藤さん、そして現在の小川事務局長。

そして、UNI-LCJに集う、多くの幹部会メンバー、各部会のメンバー、ユースや女性委員会のメンバー、そして、各構成組織の国際局のメンバーが、クリストファー・ウン地域書記長と共にUNI Apro運動を推進してきました。

そして忘れてはならないのは、UNI Aproの諸会議・大会で通訳をしていただいているメンバーです。クリストファー・ウン地域書記長の「大切な」そして「長い、長い」話をいつも丁寧にそれぞれの母国語に訳していただき、ありがとうございました。

このように多くのクリストファー・ウン地域書記長との出会いにふれたUNI-LCJをはじめUNI Aproのメンバーが、その出会いを大切にし、そのメンバーそれぞれがクリストファー・ウン地域書記長との良き思い出をもっていると思いますし、大切にしています。

また、振り返ってみると、この期間、全てが順風満帆だったわけではなく、時にはクリストファー・ウン地域書記長との意見の相違がありました。その相違を詰めていく議論の中で「新たな大きな良きパワー」が生み出されたことも多くあったと思います。これが健全な関係であり、健全な労働運動だと思います。

また、日本において

・2008年11月株式会社髙島屋との日本初のGFA締結

・2014年11月イオン株式会社のGFA締結

がなされました。この締結までの過程においてクリストファー・ウン地域書記長が「GFAの重要性」、「国際労働運動と企業・働くものとの関係」、「これからの企業・労働組合の社会的責任の在り方」などついて、労使共にアドバイスしていただいことが、この締結の重要なキーポイントになったことを全てのメンバーで共有したいと思います。

私たちは、これらのGFAをスリーピング協定にはしません。働くもののために、UNI Aproのファミリーのために。

私事でありますが、今から、14~5年前、私はクアランプールにある「ホテルイスタナ」の1室で、クリストファー・ウン地域書記長とシャフィーさんと対面していました。

シャフィーさんが積極的に進めていた日系企業の百貨店の組織化が暗礁に乗り上げました。シャフィーさんが今まで丁寧に進めてきた活動が突然ストップしたのです。目に涙をためられ、その悔しさがにじみ出ていました。シャフィーさんがまじめに、そして法を遵守し、様々な方面と対話してきたものが。その時、クリストファー・ウン地域書記長から、「私は、山本勝一(当時ASIA-FIET会長)さんから、自由にして民主的な労働運動の大切さ、健全な労使関係の重要性を説かれ、共感し、そして、その実現に向けアジア地域・UNI Aproの運動を進めている。その運動をしっかりと継承することが大切だ」と厳しい言葉で言われました。

このことを契機に、私自身の、UNI/UNI Aproに対する向き合い方が変わり、一つひとつの課題を大切に取組んできたと思っています。その取組みの支えや羅針盤になったのは、クリストファー・ウン地域書記長、シャフィーをはじめUNI Aproの仲間たちです。本当にありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。

最後に、Apro地域の大きな転換点、そして、飛躍的な成長をとげる中で、「ディーセントワークの構築」、「自由にして民主的な労働運動の推進」、「健全な労使関係の構築」に全力を尽くしていただいたクリストファー・ウン地域書記長。UNI Aproの基盤の構築と成長と、この素晴らしいUNIファミリーをつくってくれたクリストファー・ウン地域書記長に心より感謝を申し上げたいと思います。

私たちは、その精神と運動を引き継ぎ、「UNI ボレ」を合言葉に、UNI Aproワンチームとして継承し、次世代に繋いでいくことを誓います。

本当に長い間ありがとうございました。 Thank you, Chris.  UNI Apro Boleh!