韓国郵政労組、過労死をなくすため労働条件改善を要求しストの構え

2019年だけで9人目の過労死に、韓国郵政労組(KPWU)は経営側がこれ以上劣悪な労働条件を放置するなら、7月9日にストを決行すると宣言した。

韓国郵政は団体協約で確認された新規1,000人の採用を履行しておらず、他にも必要な安全対策をとっていない。この遅れから、6月20日、郵便外務員のカン・ギルソクさんが、長時間の超過勤務に起因する脳出血で亡くなった。2019年に入って9人目の長時間労働の犠牲者である。

カンさんの早すぎる死によって、韓国郵政経営陣が組合と協力し、労働条件改善対策を早急にとる緊急性が浮き彫りになった。

イ・ドンホKPWU委員長は、カンさんの葬儀に参列し、「これ以上の過労死は許されない。韓国郵政は責任をとるべきだ。我々は要求貫徹まで闘う」と誓った。

KPWUの要求は基本的なもので、団体協約で合意した1,000人の外務員採用と、週休2日を確保する週5日労働の確実な実施である。韓国郵政がこの基本的要求を受け入れないなら、7月6日に集会を開催し、7月9日以降ストライキを決行する構えである。

「こうした悲劇が繰り返されることは許されない」と、コーネリア・ブロースUNI世界郵便・ロジスティクス部会担当局長は憤りを隠さない。「韓国郵政は労働者の生命を脅かす問題を直ちに改善する策をとるべきだ。我々は郵政労働者の安全のために闘うKPWUを全面的に支援する。」

KPWUは6月25日、労働仲裁委員会に韓国郵政との交渉に関する調停を申し入れたが、未だ合意に至っていない。最後の調停は7月1日の予定である。

KPWUと韓国郵政は、2018年1月、週5日労働及び郵便外務員が直面する過重労働に対応するための増員を確認していた。その後、2018年6月に、過労死と労災を防ぐ対策をとるため労使共同委員会を設置していた。