UNI世界商業部会新担当局長、日本の加盟組織と情報交換

2016年10月にUNI世界商業部会担当局長に就任したばかりのマタイアス・ボルトンが、主要国の商業部門の概要及び加盟組合の取組み等についての最新情報を把握するため、1月17~18日の日程で来日し、1日目に自動車総連を、2日目にUAゼンセンを訪問した。

自動車総連では、UNI世界商業部会委員を務める郡司事務局長から歓迎の挨拶を受けた。始めに山田国際局局長、津田国際局部長から、「日本の労使関係の歴史と自動車総連の国際活動」及び「JAW国際活動の20:30ビジョン」について説明を受けた。続いてUNI商業部会に加盟する販売部門に関して理解を深めるため、近藤労働法制局局長から販売部門の処遇条件等の説明を受けた。郡司事務局長は、「自動車総連と日本が進める生産性運動をグローバルに広めて、各国の労働者の待遇改善につなげてほしい」と期待した。

午後にはディーラーを視察し、ボルトン局長の出身である米国と日本における車両販売の違いや共通点、店舗における技術革新の状況等、様々な意見交換を行った。

JAW3b

UAゼンセンでは、UNI世界商業部会副議長を務める八野副会長から歓迎の挨拶と、UAゼンセン概要の説明を受けた。続いて、UNI Apro商業部会副議長を務める藤吉副会長及び西尾流通部門事務局長から、流通部門の活動について詳細な説明を受けた。八野副会長は、「UNI商業部会がますます発展するよう、しっかりサポートしていきたい。新担当局長として、特にアジアの商業部門の状況について理解を深めてほしい」と活躍を期待した。また、昼食懇談会で松浦会長からも激励を受けた。

午後には、UNIと日本企業として初めてグローバル枠組み協定(GFA)を締結した髙島屋労組を訪問し、毎年労使で実施する検証等の説明を受けた他、職場視察も行った。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ボルトン新担当局長は、今回の訪問を通じて日本の労働運動及び流通部門、自動車販売等の現状をあらためて理解する機会を得られたことに感謝した。

「自動車総連においては、生産性運動の三原則の有効性と、労使が同じ方向を向いて共通の目的のために活動する姿勢(建設的な労使関係の構築)に感銘を受けた。UAゼンセンにおいては、流通部門を業態別に分けて様々な活動を推進していることや、非常に体系的なGFAの労使検証方法が参考になった。」

就任後、初の訪問国として日本を訪問したボルトン局長。「国や地域による違いを認識し、良い事例を他の地域にも参考にしてもらえるよう、局長として、世界の加盟組織に有益な情報の共有を活性化していきたい」と抱負を述べた。

マタイアス・ボルトン略歴 ■

1990年、全国RWDSU(小売・卸売・百貨店労組)の支部役員に選出。後に、RWDSU本部で調査・企画対策部長に就任し、9年間経験を積む。2012年から、UNI本部(スイス・ニヨン)でUNI世界商業部会シニア・コーディネーターとして、主に多国籍企業対策とグローバル労組同盟の取組みを担当。2016年10月、UNI世界商業部会担当局長に就任。44歳、米国出身。※RWDSUは現在、UFCW(全米食品商業労組)の傘下にある


コメントを残す