第7回UNI-LCJユース英語セミナー

newsImage 2010年にUNI世界大会開催の地となる長崎で、第7回UNI-LCJユース英語セミナーが開催された。セミナーには、日本全国から多くの青年参加者が集まり、英語や長崎の文化、そして国際労働運動について学んだ。


Group Againと講師のTony
Group Blackと講師のMag


Group Chatと講師のAnjali


Group Dogと講師のColin


第7回UNI-LCJユース英語セミナーが2009年5月27~30日の4日間、長崎で開催された。同セミナーは、2010年長崎で開催される第3回 UNI世界大会に向けたボランティア育成と、若手メンバー間の交流促進を目的に、年2回開催されている。今回は、9組織から28人に、外国人講師4人、日 本人アシスタント及び事務局4人を加え、総勢36名が日本全国、そして世界から長崎に集結した。前夜の懇親会では、地元UNI長崎連絡会の役員からあたた かい激励をいただき、日本語が唯一許される場で3日間苦楽を共にする仲間と触れ合った。セミナーは、桜田高明UNI-LCJ議長の挨拶で幕を開けた。桜田議長は、経済や企業がグローバル化する中、労働組合もグローバル化し世界的に連帯する ことで難問に対処する必要があると呼びかけた。同時に、被爆地である長崎から「世界平和」、「非核世界」を訴える重要性にも言及した。
セミナーは、外国人講師やゲストの講演、グループワーク、委員会活動と、主に3つの要素から構成されている。一方的に聞くだけでなく、参加者一人一人に何 らかの役割が求められ、英語を話す環境が自然に作られる。UNIについて全く知らずに参加するメンバーも多く、まずはUNI本部のコリン・メッドランド青 年局長が、UNI概要を説明。ゲストの特定非営利活動法人ACEの岩附由香代表は、世界の児童労働の現状を、クイズを織り交ぜながら訴えた。UNI- Apro青年委員を務める、清澤祐司NTT労組中央執行委員は、UNI-LCJの5ヵ年アクションプランとユース活動強化について、マグダレン・コン UNI-Apro青年部長は、シンガポールの若年労働者や外国人労働者の現状を、日本と比較しながら報告した。アンジャリ・ベデカーUNI-Apro女性 委員会議長は、インドの広大な地理や多彩な文化・宗教・社会を紹介した。

また、トニー・フルガドBMRCPI-NFL労組書記長は、フィリピン加盟協(PLC)青年委員会の社会貢献活動の中から特に、マニラ郊外パヤタス地区 に住む貧しい家族と子供たちの支援プロジェクトを報告した。パヤタスで暮らす子供たちの多くは栄養失調に苦しみながら、ゴミ拾いで生計を立てているとい う。ゴミ山での作業には悪臭のみならず化学汚染などの危険も伴い、付近の住民の寿命は決して長くない。UNI-LCJもフィリピン加盟協と共に以前から積 極的にパヤタスの子供たちの援助に協力している。今回のセミナー参加者の中には、パヤタスを実際に訪れた経験を持つ人もおり、現地で見聞きし感じたことを 共有した。

セミナーで好評だったプログラムの1つが、実際に長崎の街に出て外国人講師をガイドするグループワークだ。レストランで食事をする、路面電車に乗る、博 物館を見学する…日本人には問題なくできることも、外国人にとってはいろいろと不便な点があることに、外国人といっしょに歩くことによって気付かされた。 街中には英語の案内板が少なく、路面電車の英語アナウンスもほとんどなく、わかりづらい。両替できる場所も少なく、また目立たない。しかし、参加者のホス ピタリティによって、外国人講師は長崎の人々の生活や豊な文化に触れ、ローカルフードを堪能し、平和の尊さを再認識することができた。
英語セミナーはその名の通り、すべてのセッションが英語で行なわれる。参加者の中には、普段、英語に触れる機会が少ない人も多く、始めはどの顔も少々緊張 気味だった。けれど、セミナーが進むにつれ、英語への抵抗感は薄れ、それぞれが自分なりの言葉で自然に会話するようになっていく。同時に、英語はコミュニ ケーションの一つの手段に過ぎない、ということも多くの参加者が実感したことだった。

パヤタスを訪れたことのある参加者の1人、JP労組の長倉史さんはこう言った。「自分達が救える子供の数は、助けを必要としている大勢の子供のほんの一 握りに過ぎない。それで一体何になるのだろう、と思うこともある。それでも、何もしないよりは良い。微力でも無力ではないのだから」
組合活動にも同じことが言える。一人一人の力は小さいかもしれない。しかし、小さな力が集まれば大きな力になる。英語学習も同様だ。まだ一年半ある。ト ニーも「Practice makes perfect(継続は力なり)」と繰り返していた。「2010年長崎世界大会の成功に向け、小さなことから少しずつ、それぞれにできることから始めよ う。」参加者一人一人が、そう心に誓った4日間となった。

その他の写真は、下記で閲覧可能。
http://www.flickr.com/photos/uniglobalunion/sets/72157619111453267/


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