第45回自動車総連大会でジェニングスUNI書記長挨拶

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2016年9月8日、第45回自動車総連大会が東京で開催され、ジェニングスUNI書記長とウンUNI Apro地域書記長が出席した。ジェニングス書記長は、リオ・オリンピック閉会式に安倍首相がスーパーマリオに扮して登場したことに触れ、相原会長を日本版ロビン・フッドと言える義賊、石川五右衛門に例えた。

「日本でも世界でも、所得格差と急激な貧困化が進んでおり、もっと多くのロビン・フッドが必要だ。」

特に日本における格差と貧困率の上昇には衝撃を隠せず、「貧困レベルは単純に比較できないが、日本には生活保護受給者が200万人もいる。アベノミクスは、トリクルダウン経済がうまくいかないことを示している。組合や団体交渉力が弱い場合、経済は高い代償を払うことになる」と述べた。

ジェニングス書記長は、労働者を分断、搾取し、低賃金の仕事に固定する現在のサプライチェーンを改革するため自動車総連が取組む思い切った対策に触れ、「自動車総連の『バリューチェーンにおけるウィンウィン最適循環運動』は、より公平かつ公正な自動車産業サプライチェーンの構築を目指すものだ」と称賛した。

「2017年のG20の議題にこの問題を取り上げるよう要求している」とも述べ、国内外での自動車総連のリーダーシップに期待を寄せた。

「自動車総連は、デジタル革命が自動車産業の将来の仕事に及ぼすインパクトを認識し、労働者が悪影響を受けるのではなく、恩恵を受けられるよう取組んでいる。組合の役割は重要だ」と強調した。

「強い組合があって団体交渉を行うことができれば、サプライチェーンの中で生み出された価値や利益が正規・非正規双方の労働者に行き渡る。」

ジェニングス書記長は、「国際労働運動が一丸となって国際的なルールを要求し続けた結果、パリ気候変動協定が合意され、ディーセントワーク、児童労働廃絶、極度の貧困撲滅等を目指す国連の持続可能な開発目標が設定された。ビジネスと人権に関する協定も結ばれた。サプライチェーンを改善するためのグローバルなILOの取組みも始まっている。

攻撃的な資本主義、嫌悪、人種差別、外国人排斥といった風潮に直面しても、希望があれば新たな世界は出現し得る。だが、中小企業からG20に至るまで、強い労働組合が交渉のテーブルにつかなければ、何も達成できない。

「私から日本企業へのメッセージは、どこで事業を行うにも権利を尊重し、社会対話とグローバル枠組協定を通じてパートナーシップを構築することだ。」

最後にジェニングス書記長は、自動車総連のコミットメントと粘り強さを称賛した。「より良い世界を目指す闘いを我々は決して諦めない。継続は力なり!」

最適循環運動リーフレット

 


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