UNI-Aproカンボジア通信労組セミナーを開催

newsImage UNI-Apro、情報労連、カンボジアのUNICAMは2013年1月24日、プノンペンで通信労組の労使関係セミナーを開催した。
UNI-Apro、情報労連、カンボジアのUNICAMは2013年1月24日、プノンペンで通信労組の労使関係セミナーを開催した。

UNI-Apro ICTS部会はスウェーデンの多国籍通信企業テリアソネラを主要な組織化ターゲットとしており、カンボジアで事業展開している同社(カンボジアでの事業者 名はスマートモバイル)の組織化に取組んでいる。セミナーにはスマートモバイル労組役員を中心に約30名が参加した。

開会にあたり、情報労連・加藤委員長がUNI-Apro ICTS議長の立場で挨拶し、「パートナーシップ労使関係を構築し、企業の発展と労働者のディーセントワークに取組んで欲しい」と参加者を激励した。 NTT労組・高橋政治部長はNTT労働組合の概要や労働協約について報告し、「健全な労使関係の構築に向けては労使の信頼関係が重要である」と強調した。 UNI-Apro講師陣からもそれぞれ報告を受けた後、参加者はグループディスカッションを行い、今後の行動計画等について議論した。

情報労連およびUNI-Aproからは講師は下記のとおり(敬称略)。

<情報労連>
・情報労連委員長/UNI-Apro会長 加藤友康
・情報労連・NTT労組政治部長 高橋聡
・情報労連国際部 木村富美子

<UNI-Apro>
・UNI-Apro ICTS部長 クン・ワルダナ・アビョト
・UNI-Apro労働組合開発部長 ラジェンドラ・アチャラ
・UNI-Apro組織化部長 元林稔博

UNI-Apro加藤会長は、労働訓練省・サモース大臣補佐官とも面会を行い、「健全な労使関係は企業の利益増加につながり、引いては国家・経済の発展に つながる」とし、環境整備を要請した。補佐官は「一企業内での組合乱立や、無用な労使紛争などは回避したい」とし、政労使の枠組みの中で「親」の役割を果 たし、良い方向に導いていく、と述べた。

またスマートモバイル社幹部との会合でUNI-Apro加藤会長は、「スマートモバイルの事業発展のためには、複数の労組が乱立したり、無用な労使トラブ ルが生じるのは好ましくない。既存の労働組合と従業員の権利を尊重してほしい」と要請した。会社側は「法律を順守し、健全な労使関係を構築していく」と回 答し、スマートモバイル労組に好意的な姿勢を示した。

2012年1月に同様のセミナーが開催された後、UNIカンボジア(UNICAM)のリーダーシップの下、6月にスマートモバイル労働組合が設立された。 当初は会社側からの見えざるプレッシャーもあり、組合設立時の副委員長と書記長は会社を離れるに到るなどの困難があった。しかし、現在ではUNICAMと の連携の下、組合側も労働者の権利を学習し、労働組合としての基盤を固めつつある。最大の目標は「組織拡大」で、2014年末までに過半数のメンバーを獲 得するとしている。

同時に、「労働協約」締結も中期的目標として掲げているが、労働協約の締結までには相当な労力と日数を要することから、前段の措置として、「労使基本協 定」として原則を文書化して労使で確認する事をめざしていくことになる。労使基本協定の策定と締結にあたってはUNI-Aproが技術支援を行う。


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