
フランスの大手アウトソーシング企業TP(旧テレパフォーマンス)が公正な賃金と人道的な労働条件を求める要求に耳を貸さなかったことを受け、同社のチリの労働者は、2026年8月4日からストライキを続けている。UNIはストライキ中の労働者に連帯する。
主に米国のTP傘下のLanguageLine Solutionsの案件で医療通訳を務める労働者は、その職務に高い責任と専門性が求められるにもかかわらず、賃金は最低賃金に近い水準にとどまり、厳格な生産性指標に縛られた9時間を超えるシフト勤務を強いられている。また、トイレ休憩の制限、通話間の休憩時間が全くないこと、強制的な残業を強いられていることについても不満を訴えている。
数回にわたる協議にもかかわらず、新たな団体協約をめぐる交渉は7月末に決裂した。さらに、組合の会計担当者は、4月にその役職に選出された直後に会社から解雇された。
TPチリの労働者を代表する通訳者組合のリーダー、アンドレス・エレル氏は、「会社は耳を貸そうとせず、労働局によって承認・公表されたにもかかわらず、組合の合法性を完全に無視し、否定している。TPは我々との団体協約締結を拒否し、その代わりに、各労働者が個別に労働条件の改善を交渉するよう提案している」と訴えた。
労働者は、チリ各地の自宅から、医療相談、緊急事態、出産、重篤な診断、その他の手続きにおいて、医療従事者とスペイン語を話す患者の間でリアルタイムの通訳を行っている。また、銀行、健康保険、債権回収会社、政府機関などの他の分野でも働いている。
組合の協定案には、15%の賃上げ、心理的・身体的な医療ケアへのアクセス、そして1日10時間以上コンピューターの前に座って作業する労働者のための適切な椅子の提供が含まれている。
エレル氏は、「祝日に関係なく、月曜日から日曜日まで例外なく1年中毎日働いていることを踏まえ、法定休日の賃上げも求めている」と付言した。
クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「緊急事態や人生を変えるような診断をリアルタイムで通訳することは、極めてプレッシャーの大きい仕事であるにもかかわらず、これらの労働者は最低賃金に近い賃金しか支払われておらず、通話と通話の合間に一息つくことさえ許されていない。ストライキが2ヶ月目に突入し、労働者が多大な個人的犠牲を強いられていることに深く懸念しており、TP社に対し、労働組合と対話し、この仕事の要求に見合った賃金、休憩、労働条件に合意するよう求める」と強調した。
最近の報告書によると、米国のTP LanguageLine Solutionsの通訳者は、通話間の回復時間が不十分であるなど、ストレスの多い労働環境に直面していることが明らかになった。米国の労働者は、賃金と労働条件の改善、および所属する労働組合CWAの承認を求めて闘っている。
(2026年9月12日)