フィリピンのコミュニティ・ヘルスワーカー、施政方針演説を前に大統領に直訴

2026年7月21日、フィリピン国内で27万7000人のコミュニティ・ヘルスワーカー(現地ではバランガイ・ヘルスワーカー=BHWとして知られる)を代表する指導者が、マラカニアン大統領官邸を厳粛に訪問した。フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領に共同嘆願書を手渡すとともに、間近に迫った大統領による施政方針演説に先立ち、政権が長年先送りしてきたバランガイ・ヘルスワーカーのためのマグナ・カルタを優先的に取り上げるよう訴えた。

組合の代表団は、UNIフィリピン連絡協議会(UNI-PLC)とその加盟組織であるフィリピン・バランガイ保健従事者全国連合(NCBHWP)で構成されており、両団体の幹部および18人の地域レベルの委員長が共同嘆願書に署名した。

同代表団は、大統領に対し、立法・行政開発諮問委員会(LEDAC)の下で「バランガイ・ヘルスワーカーのマグナ・カルタ」を最優先措置として復活させること、同法案を緊急法案として認定すること、そして7月27日に予定される施政方針演説において同法案の成立に向けた公約を再確認することを要請している。

コミュニティ・ヘルスワーカーは、フィリピンのすべての村(すなわちバランガイ)において、公衆衛生プログラムの第一線の主要な提供者としての役割を果たしている。基本的な妊産婦ケアの提供や地域保健プログラムの実施から、COVID-19パンデミック時の国家緊急対応の中核を担うことまで、これらの従事者は国家医療システムの不可欠な中核を成している。

だがその不可欠な役割にもかかわらず、BHWは依然として過酷な状況下で業務を続けている。標準的な報酬、標準的な職務規定、そして基本的な社会保護が欠如しており、医療従事者の中でも最も脆弱な立場に置かれている。

フィリピン全国バランガイ・ヘルスワーカー連盟のコナン・ダーク・T・セリアル会長は、「2023年に大統領は、我々の『マグナ・カルタ』を支持すると公に約束し、数十万人のコミュニティ・ヘルスワーカーに新たな希望を与えた。今日BHWは、大統領に対し約束を果たすよう謙虚に訴えている。40年以上にわたり、複数の政権の下で、我々は公正な評価、適切な福利厚生、そして社会的保護を保証する法律の制定を繰り返し約束されてきた。多くの仲間が、そうした保護措置を目にすることなく、すでに退職したり、亡くなったりしている。マルコス・ジュニア大統領が、この40年にわたる闘いにようやく終止符を打つ指導者となることを願っている。」

大統領府へのこの訴えは、抗議としてではなく、労働の正義と基本的人間としての尊厳を求める真摯な嘆願として位置づけられている。

ローランド・デラクルスUNI-PLC議長は、「我々のコミュニティ・ヘルスワーカーは、あらゆる村で一次医療システムの文字通りの『背骨』であるにもかかわらず、依然として最も脆弱で、十分な保護を受けていない(‥‥中略‥‥) 『マグナ・カルタ』の法制化は、基本的な人間の尊厳と労働者の正義に関わる問題だ。我々は、この法案を緊急措置として認定するよう、政府に謹んで要請する。この公約を果たすことは、27万7000人のコミュニティ・ヘルスワーカーの献身に報いるでなく、フィリピンの草の根の医療従事者たちにとって、永続的で不朽の正義の遺産となるだろう」と述べた。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「国際労働運動は、フィリピンの数十万人のコミュニティ・ヘルスワーカーと揺るぎない連帯を築いている。(…中略…)コミュニティ・ヘルスワーカーは、フィリピンのあらゆる村において公衆衛生の基盤そのものを支えており、法的保護を求めて40年間も待ち続けてきた状況に終止符を打たなければならない。マルコス・ジュニア大統領には、『マグナ・カルタ』を緊急措置として認定し、これらのエッセンシャルワーカーが長年にわたり当然受けるべきであった尊厳、評価、社会的保護を実現することで、リーダーシップを発揮する歴史的な機会が訪れている。」と述べた。

マラカニアン宮殿での正式な提出に続き、労働者代表は、大統領が国民向け演説の中で彼らの訴えに耳を傾けてくれることに対し、強い期待を表明した。UNI-PLCとNCBHWPの両団体は、この数十年にわたる立法への取り組みを現実のものとするため、大統領府と連携する用意があることを改めて強調した。

(2026年7月22日)